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二枚目俳優や正義のイメージの付いて回る俳優が、最近ではすっかり悪役を演じるのは珍しくなくなった。そのような二枚目俳優が汚れを演じるようになった最初の俳優がブラッド・ピットだと思う。
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ロバート・レッドフォード監督作品のリバー・ランズ・スルー・イットで爽やかな二枚目を演じ有名になった彼だが、その後の彼の俳優人生を見るとはまさに演技への挑戦とばかりに様々な役柄にこだわってきているように思う。
そんな彼のまだ二枚目俳優というイメージのレッテルを貼られそうになった時に、今の彼の映画作品において最高の悪役を演じたのが今回紹介するカリフォルニア
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この映画の彼の役柄は同情のしようが無い超悪で、殺人鬼
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今のところブラッド・ピットの最も凄い汚れ役といえるだろう。
この映画はロード・ブービーの形式だけれどだいたいが強そうなのと、弱そうなコンビの2人組みのロード・ムービーが多かったのだけれど、この時代あたりは暴力的な男女カップルの破滅的な旅路を描いた映画が多かった。
例えばナチュラル・ボーン・キラーズ、トゥルー・ロマンスあたり
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この2作品に通じることはあまりにも目的が無さ過ぎて、ひたすら暴力を描きすぎてお勧めしにくい。
実は今回紹介するカリフォルニアも暴力的な作品ではあるが、果たして殺人鬼はいかにして誕生するのかという点において考えさせられる映画である。
ちなみに監督は次々と高級車をぶっ壊す60セカンズや、冒頭の爆破シーンや意外なストーリー展開が面白いソード・フィッシュのドミニク・セナ監督
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最近公開されたケイト・べっきンセール主演のホワイト・アウトが久々の監督復帰作品だが、今後も期待出来る監督
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今後この映画以上の悪を果たしてブラッド・ピットは演じることがあるのだろうか
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ルポタージュ作家のブライアン(デイヴィッド・ドゥカブニー)は殺人鬼の心理に興味を持っている。ブライアンの彼女であるキャリー(ミシェル・フォーブス)はポルノグラフティーの売れない写真作家だ。
そんな2人は憧れのカリフォルニアへ有名殺人現場を訪れながら、カリフォルニアへ行こうとする。
彼らはカリフォルニアまでの旅費を浮かすために一緒に殺人現場ツアーを兼ねて旅行をしてくれて人々を募集していた。
そんな募集を見たのは、現在刑務者からの保護監査中のアーリー(ブラッド・ピット)。彼は彼女であるアデール(ジュリエット・ルイス)を連れて、カリフォルニアに向うことを思い立つ。
アデール(ルイス)は過去の事件から精神状態が少し異常。彼女は暴力的なアーリー(ピット)に対しては絶対服従。アデール(ルイス)はまるで自分を守ってくれるのはアデル(ピット)ただ1人だけだと思いこんでいる。
そんな2組のカップルが出遭う。キャリー(フォーブス)はどう見てもお金を持っていない身なりをしているアーリー(ピット)とアデル(ルイス)に対して不信感を持っている。
しかし、ブライアン(ドゥカブニー)はアーリー(ピット)に対して同情的である。
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ブライアン(ドゥカブニー)とアーリー(ピット)はお互いに心が打解けていくが、やがてアーリー(ピット)は殺人鬼としての本性を見せていく
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アーリー(ピット)の事を暴力的だが、殺人鬼である本性を知らなかったアデル(ルイス)は・・・カリフォルニア(California)では無く、カリフォルニア(Kalifornia)への地獄への旅は映画を観て下さい
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殺人鬼の心理を知ろうとして旅行に出かけると、実は直ぐ近くに本物の殺人鬼が居たというこの映画はいかにも映画的な発想。
果たして殺人をしたことの無い人間が、殺人鬼の心理を理解することができるのか
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しかし、この理解出来ない殺人鬼が遠いようで近い所に居るというテーマは実は連日のニュースを見ればわかるように現実的である。
この映画のように過去のトラウマから一人ぼっちになってしまったアデル(ジュリエット・ルイス)を守っている人間が殺人鬼だったとは
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アデル(ルイス)の録音したメッセージが流れる時、複雑な心境にならざるを得ない
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つまりブライアンはミイラ取りがミイラになり、それ以上の殺人鬼になったのでは?
ラストで「彼らとの違いは、良心の呵責があるかないか」と言っているが、ブライアンは「良心の呵責がある殺人鬼」になり、アーリーを超えた殺人者として生きているのではないか?
ラストのキャリーの声は震え、髪型も服装も以前と違いブライアンに対してオドオドした態度・・・
そしてアデールが撮った写真のブライアンの頭には二本の角があり、まるでブライアンがそうなるかのような予言をしたような気がします。
今更でスイマセン。
本当は怖いのであんまり見たくないんですが(笑)