皐月賞の予想
先週の桜花賞は我ながらしっかり展開も予想できて会心のヒットだと思う。そんな喜びに浸るまでもなく今週は皐月賞だ。皐月賞に出走できるのに回避した馬がけっこういるが、それでもなかなかの好メンバーが揃った。ちまたでは3強ムードが漂っているが、1~3着を独占するとは思っていない。よくメンバーを見渡せば、有力馬も不安な点があるし、伏兵馬も一発を狙ってそうな馬もいる。そして前日の大雨の影響がどれだけ残るか。昨日のレースでも芝では前残りが多かったし、差しが効きにくい馬場だった。昨日のレース、そして道悪が残りそうなことを考えると差し、追い込み馬は苦戦すると思う。
さて、例によって展開を読むことから始めるが、逃げるのは外の方の枠の14番のキメラヴェリテが何が何でも逃げる。ここまで堂々と逃げ宣言をしているのだから他の馬は競らないだろうから馬場状態にもよるが1000Ⅿ通過が1分を少し超えるぐらいのペース。恐らく2、3番手の馬たちはそれほど深追いをすることなく有力馬ではサリオスがこの位置につける。他の有力馬ではコントレイルもスタートは良い馬なのだが、果たして出たなりで好位につけられるかどうか。この馬が心配なのは勝負所で包まれてギアを踏み遅れてしまうこと。早めにサリオスを捕まえられるかどうか。それとサトノフラッグが前走で道悪を強い内容で勝ったのは収穫だが、この馬は後方からのレース運び。コースロスを承知で大外を捲ってくると思うが、流石にこのメンバーでそんな大味なレースでは勝てない。それでも能力で馬券圏内に突っ込んでくるかもしれないが。
中山2000Ⅿコースの舞台設定を考えると、4コーナーでは好位に居たいし、ペースが遅ければ尚更。そしてタフな馬場とゴール前の急坂を克服できるような強靭さ。能力的に3強の中から本命馬を選ぶが、スピードがあって雄大な馬体からパワーを持ってそうなハーツクライ産駒が俺の本命だ。
◎ 7 サリオス
▲ 1 コントレイル
▲13 ダーリントンホール
▲14 キメラヴェリテ
△ 5 サトノフラッグ
△11 クリスタルブラック
△12 マイラプソディ
△17 ヴェルトライゼンデ
× 2 レクセランス
俺の本命は7番のサリオス。前走の朝日杯FSのレース内容、結果と素晴らしい内容。あのハイペースを先団で追走し、最後は昨日アーリントンCを勝ったタイセイヴィジョンの強烈な末脚を楽々と封じ込めた内容は大きな器を感じさせる。先行して更にラストで後続を突きっ放すレースセンスは阪神外回りコースよりも、今回の中山コースで活きる。あのレース振りなら今回も逃げ馬から離れた2、3番手の位置をキープできそうだし、他の有力馬が枠や脚質から勝負所でのスイッチの入り方、展開が微妙。この馬なら自力で逃げ馬を捕まえられるし、後方から他の馬が来たら再度伸びる。かつての皐月賞のレースではダイワメジャー、エポカドーロのイメージと重なる。そして鞍上には昨年はJRAでも旋風を起こしたレーン騎手。コロナが世界中で猛威を振るう中でオーストリアからわざわざ日本にやってきた意気込みは相当なものがある。日本に来てから2週間隔離されている間に、この馬のことは充分に研究しているだろうし、この馬のデビュー戦に乗っているのも心強い。道悪も540キロに迫ろうかする雄大な馬格から相当なパワーを秘めてそうなので他馬が苦労するようだとこの馬には良い材料だ。今まで1600Ⅿばかり使われているだけに2000Ⅿの距離を心配する声があるが、東京2000Ⅿだったら不安だが、中山2000Ⅿだったら全然大丈夫。展開、コース、馬場など能力以外の要素で非常に心強い助けが多い。あの有馬記念と同じ中山コースの舞台でハーツクライ産駒がディープインパクト産駒を再度抑え込む。
単穴には3頭挙げる。
まずは1番のコントレイル。能力ではこの馬が一番なのは今までのレース振りから証明されている。しかし、この枠順がどうなのか。昨日のレースを見た感じでは内の馬場は相当悪そうなのが非常に不安。スタートが上手い方なのでサリオスの近くの位置を取れたら良いのだが、逆に馬群に包まれるようなことがあったら大変だ。それと道中で外に出せても最後の直線で右にモタレル面があるが、今回も最後の直線で外に出せても、わざわざ馬場の悪い内にモタレテしまう可能性があることも心配だ。そもそも前走のホープフルSは確かに正攻法のレース振りで強い内容だったが、意外に相手のレベルが低かった可能性もある。最内を活かしたレースが出来ればここでも楽勝するかもしれないが、不安な面も多々ある。休養明けのGⅠレースで外からプレッシャーを受けてしまう展開は精神的にもきついと思うのだが。しかしながら、サリオスの動きに合わせられる展開にならばこの馬が勝つ可能性は高いだけにこれ以上は評価を下げられない。
次に13番のダーリントンホール。負けたレースでそれなりの能力を示したが、前走の共同通信杯で道悪を耐えきった走りは非常に優秀。馬場が悪くなりそうな今回は勝つ可能性まである。この馬の良さを活かすには前走のような競り合い。好位に取り付いてサリオスと叩きあいの展開に持ち込めば勝負になる。そして共同通信杯を勝った馬が皐月賞に直行してくるパターンは好成績どころか勝ってしまう馬もいる。データーに加えて、勝負強さを取り戻しつつあるMデムーロ騎手の手綱さばきが加われば勝てる可能性がある。
次に14番のキメラヴェリテを挙げる。前走の若葉Sは初芝のレースだったが逃げ込んで2着。アッサリ勝ち馬に交わされて印象は良くないが、時計的に優秀。逃げて好タイムを作り出した流れは印象よりかは非常に優秀。初めての芝コースだったことを考えると今回は更に上積みを見込める。前走でも形ではスローペースだが前半の入りはなかなかのスピード。サリオスが好位でのんびり構えているようだと逃げ切る可能性はある。しかも、馬場が悪くなるのはこの馬には向くだろう。展開から非常に怖い一頭であり、アッサリ逃げ切られても驚けない。
△評価は実力は勝っても不思議ではないが、差しタイプであるために評価を落とした馬を多く入れています。
買い目 三連単フォーメーション
1着 7
2着 1、5、11、12、13、14、17
3着 1、2、5、11、12、13、14、17
買い目 三連単フォーメーション
1着 1、13、14
2着 7
3着 1、2、5、11、12、13、14、17 合計 70点
先週の桜花賞は我ながらしっかり展開も予想できて会心のヒットだと思う。そんな喜びに浸るまでもなく今週は皐月賞だ。皐月賞に出走できるのに回避した馬がけっこういるが、それでもなかなかの好メンバーが揃った。ちまたでは3強ムードが漂っているが、1~3着を独占するとは思っていない。よくメンバーを見渡せば、有力馬も不安な点があるし、伏兵馬も一発を狙ってそうな馬もいる。そして前日の大雨の影響がどれだけ残るか。昨日のレースでも芝では前残りが多かったし、差しが効きにくい馬場だった。昨日のレース、そして道悪が残りそうなことを考えると差し、追い込み馬は苦戦すると思う。
さて、例によって展開を読むことから始めるが、逃げるのは外の方の枠の14番のキメラヴェリテが何が何でも逃げる。ここまで堂々と逃げ宣言をしているのだから他の馬は競らないだろうから馬場状態にもよるが1000Ⅿ通過が1分を少し超えるぐらいのペース。恐らく2、3番手の馬たちはそれほど深追いをすることなく有力馬ではサリオスがこの位置につける。他の有力馬ではコントレイルもスタートは良い馬なのだが、果たして出たなりで好位につけられるかどうか。この馬が心配なのは勝負所で包まれてギアを踏み遅れてしまうこと。早めにサリオスを捕まえられるかどうか。それとサトノフラッグが前走で道悪を強い内容で勝ったのは収穫だが、この馬は後方からのレース運び。コースロスを承知で大外を捲ってくると思うが、流石にこのメンバーでそんな大味なレースでは勝てない。それでも能力で馬券圏内に突っ込んでくるかもしれないが。
中山2000Ⅿコースの舞台設定を考えると、4コーナーでは好位に居たいし、ペースが遅ければ尚更。そしてタフな馬場とゴール前の急坂を克服できるような強靭さ。能力的に3強の中から本命馬を選ぶが、スピードがあって雄大な馬体からパワーを持ってそうなハーツクライ産駒が俺の本命だ。
◎ 7 サリオス
▲ 1 コントレイル
▲13 ダーリントンホール
▲14 キメラヴェリテ
△ 5 サトノフラッグ
△11 クリスタルブラック
△12 マイラプソディ
△17 ヴェルトライゼンデ
× 2 レクセランス
俺の本命は7番のサリオス。前走の朝日杯FSのレース内容、結果と素晴らしい内容。あのハイペースを先団で追走し、最後は昨日アーリントンCを勝ったタイセイヴィジョンの強烈な末脚を楽々と封じ込めた内容は大きな器を感じさせる。先行して更にラストで後続を突きっ放すレースセンスは阪神外回りコースよりも、今回の中山コースで活きる。あのレース振りなら今回も逃げ馬から離れた2、3番手の位置をキープできそうだし、他の有力馬が枠や脚質から勝負所でのスイッチの入り方、展開が微妙。この馬なら自力で逃げ馬を捕まえられるし、後方から他の馬が来たら再度伸びる。かつての皐月賞のレースではダイワメジャー、エポカドーロのイメージと重なる。そして鞍上には昨年はJRAでも旋風を起こしたレーン騎手。コロナが世界中で猛威を振るう中でオーストリアからわざわざ日本にやってきた意気込みは相当なものがある。日本に来てから2週間隔離されている間に、この馬のことは充分に研究しているだろうし、この馬のデビュー戦に乗っているのも心強い。道悪も540キロに迫ろうかする雄大な馬格から相当なパワーを秘めてそうなので他馬が苦労するようだとこの馬には良い材料だ。今まで1600Ⅿばかり使われているだけに2000Ⅿの距離を心配する声があるが、東京2000Ⅿだったら不安だが、中山2000Ⅿだったら全然大丈夫。展開、コース、馬場など能力以外の要素で非常に心強い助けが多い。あの有馬記念と同じ中山コースの舞台でハーツクライ産駒がディープインパクト産駒を再度抑え込む。
単穴には3頭挙げる。
まずは1番のコントレイル。能力ではこの馬が一番なのは今までのレース振りから証明されている。しかし、この枠順がどうなのか。昨日のレースを見た感じでは内の馬場は相当悪そうなのが非常に不安。スタートが上手い方なのでサリオスの近くの位置を取れたら良いのだが、逆に馬群に包まれるようなことがあったら大変だ。それと道中で外に出せても最後の直線で右にモタレル面があるが、今回も最後の直線で外に出せても、わざわざ馬場の悪い内にモタレテしまう可能性があることも心配だ。そもそも前走のホープフルSは確かに正攻法のレース振りで強い内容だったが、意外に相手のレベルが低かった可能性もある。最内を活かしたレースが出来ればここでも楽勝するかもしれないが、不安な面も多々ある。休養明けのGⅠレースで外からプレッシャーを受けてしまう展開は精神的にもきついと思うのだが。しかしながら、サリオスの動きに合わせられる展開にならばこの馬が勝つ可能性は高いだけにこれ以上は評価を下げられない。
次に13番のダーリントンホール。負けたレースでそれなりの能力を示したが、前走の共同通信杯で道悪を耐えきった走りは非常に優秀。馬場が悪くなりそうな今回は勝つ可能性まである。この馬の良さを活かすには前走のような競り合い。好位に取り付いてサリオスと叩きあいの展開に持ち込めば勝負になる。そして共同通信杯を勝った馬が皐月賞に直行してくるパターンは好成績どころか勝ってしまう馬もいる。データーに加えて、勝負強さを取り戻しつつあるMデムーロ騎手の手綱さばきが加われば勝てる可能性がある。
次に14番のキメラヴェリテを挙げる。前走の若葉Sは初芝のレースだったが逃げ込んで2着。アッサリ勝ち馬に交わされて印象は良くないが、時計的に優秀。逃げて好タイムを作り出した流れは印象よりかは非常に優秀。初めての芝コースだったことを考えると今回は更に上積みを見込める。前走でも形ではスローペースだが前半の入りはなかなかのスピード。サリオスが好位でのんびり構えているようだと逃げ切る可能性はある。しかも、馬場が悪くなるのはこの馬には向くだろう。展開から非常に怖い一頭であり、アッサリ逃げ切られても驚けない。
△評価は実力は勝っても不思議ではないが、差しタイプであるために評価を落とした馬を多く入れています。
買い目 三連単フォーメーション
1着 7
2着 1、5、11、12、13、14、17
3着 1、2、5、11、12、13、14、17
買い目 三連単フォーメーション
1着 1、13、14
2着 7
3着 1、2、5、11、12、13、14、17 合計 70点