サンシップで映画「コスタリカの軌跡」と伊藤千尋さんの講演「積極的平和国家を作ろうーコスタリカに学ぶ」がありました。コスタリカは、1948年に常備軍を解体し、30%あった軍事予算をゼロにし、教育費無料、医療費無料を実現し、環境のために国家予算を使いました。その結果、幸せ度世界一位に輝きました。
『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~』は、1948年から1949年にかけて行われた軍隊廃止の流れを追いながら、コスタリカが教育、医療、環境にどのように投資して行ったのかを詳しく説明すしています。アメリカでは公的債務、医療、そして軍事費が日増しに増大していっていることとは対照的です。この映画は軍隊廃止を宣言したホセ・フィゲーレス・フェレールや、ノーベル平和賞を受賞したオスカル・アリアス・サンチェスなどの元大統領や、ジャーナリストや学者などが登場します。世界がモデルにすべき中米コスタリカの壮大で意欲的な国家建設プロジェクトに、ぜひ日本も学び至急改善すればよいと思いました。
誰も排除しないと100万人の難民を受け入れているコスタリカ。国連平和大学を作り、永世積極的非武装の中立宣言をし、国連核兵器禁止条約の提案国で議長国です。いざという時は世界が応援してくれる。「武器は勝利をもたらすが、法律のみが自由をもたらす」と小学生から大統領選の模擬投票をし、憲法を生かす社会作りが実践されている。挨拶は、「プーラ・ビーダ」純粋な人生。とてもうらやましい国でした。
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