花鳥風月

生かされて行くもの達の美しさを見つめて,
ありのままの心で生きている日々の、
ふとした驚き、感動、希望、

勤務医師の老後

2008-12-18 15:06:19 | Weblog
      私が知ってる「老医師」のお話です。        


        頭は若いし判断も診断も、
        専門的なところは
        円熟して、
        よりよい診療をなさることと思います。

      しかし、
      日新月歩の医学の世界では

      体力も怪人並にあって、
      学会も勉強も、お付き合いも
      精力的ににこなし、

      コ、メディカルの皆さんとの
      専門的な共有部分を
      よりよく理解し、
      迅速に助け合って
      患者さんの「命」を
       患者さんとともに見つめてゆかねばならない「医師」は

     @@ 本人以外は代替えがききません。@@

     それだけに、
トータル的な視野」で
     十分にしてゆかないと老後の医師のみが持つ        
     人間的な理解力を引き出せないのではないでしょうか?

    

    

     老後、家庭に帰ってきた医師は
     きっと、家事を一から学ばねばならないでしょう。

     そのような事を考えながら、行動費、冠婚葬祭、学会
     医学書物、

     参加が減って行くでしょう。

     「医師であり続ける!」という「大変な偉業!」
     あえて「偉業」と申しました。

     理解者のサポートがなければ、続ける事は大変だと思いました。

    代替えがきかない「医師!」
    本人でなければ出来ない「診療!」

    いくら、医師を増やしても、
    なんとか間に合うまでは13年や14年はかかります。

    老医師を、生活面でサポートして、
    雑事に、税金に追いまくられない
     「心の豊かさをサポートすれば!」

    医師を増やして、その医師たちが一人前になる13年や14年は
    充分一線で出来るかも知れません。

    そのためには、老いる憂鬱や、心が萎えてしまう

     「医療現場で、医師であり続ける意欲」を
     家庭、
     夫人ともに、
     サポートができる
     心のエネルギーを失っては、
     老いる医師は
     増やした医学生が役に立てる日まで

     健康で、やる気の出るようなノルマの中で
     いつまでも、がんばってもらい、

     リレーのバトンをしっかりと
     次代の医師に渡すまで

    周りも、総合的な配慮でサポートするのが良いと思います。
    「少子化」も「健康の保障」がカギでしょう。

    「優しい、、、おじいちゃんの医師が、」孫を知ってる眼差しで
     診療すれば、お母さんもピリピリしなくなるかも知れません。

   発想の逆転も役に立つかも知れません。

    一般が思っているように
    勤務医の家は「セレブ」でも「金持ち」でもありません。
    税金を考慮してくだされば、
    家内はどこに行くにも、優先して同行し
    雑事のサポートを出来るとは思いますが、、、

    勤務医は開業と違って、学会費用も、交通費も宿泊費も
    移動に関する税制の優遇がありません。

    老医師を支える税制のサポートを充実させれば、
    勤務医は退職後も十分働けると思いませんか?

    医師は本人以外代わりがきかない職業です。
    
    
    総合的な、社会の「少子化」のカギが
    老医師の活用にかかているのではないかという気がします。

    年をとっても
    「頭のしっかりしている医師は多いと思います。」 
  
    この方たちを、ゆったりとした気持ちで
    長生きしてもらう事が、

    新卒の医師の養成にかかる
    莫大な費用を
    かなりの間、
    節約できる余力を秘めた先生方であると
    思います。

    先生方の
    健康を握る家庭の夫人も、
    勤務医の税制を優遇すれば

     体が老いる分を
    「同行して主人専科」にサポートできると
    思いますが、、、

     日本の税制は「開業医」にはいろいろとありますが
     勤務医の場合ほとんど何も控除がありません。

     70歳以上の、元気な頭脳の先生方の
     ゆったりとしたサポートが
 

     赤ちゃんを産もうとする年代の女性にも
     勇気と安心と、祖父のような
     「リラックスを」持てるのではないでしょうか?