花鳥風月

生かされて行くもの達の美しさを見つめて,
ありのままの心で生きている日々の、
ふとした驚き、感動、希望、

育てるのか?、、、育つのか?

2009-01-14 00:57:02 | Weblog
      ふと人生を振り返ることがありませんか?

      多くの人に支えられて
      生きてきた

      終戦間もない
      南紀の防空壕で誕生した、、、私。

      泣かない赤ちゃんだったから
      生き残れた、、、、、と、母が言っていた。

      泣くのにも元気がいる。
      泣くのには母乳をいっぱいのむ。

      戦場から引き揚げた母は母乳が出ない。
      お粥の上澄みを飲んでも元気は出ない。

      泣く子は生き残れなかったという。

      疎開してからは
      自然の土壌の中で
      育っていった。

      自然の中で子供は育つ
      子供を育てるのは

      子供を抱擁する大地。
      子供を受け入れる自然。
      
      子供はキラキラと好奇心の目を輝かせ
      自分自身で育ててゆく「もう一人の自分」

      やがて、自分の時代は過ぎてゆき
      ポツンと取り残された日に

      人は優しくなれるのかも知れない。