花鳥風月

生かされて行くもの達の美しさを見つめて,
ありのままの心で生きている日々の、
ふとした驚き、感動、希望、

謹んで、歌会始の、TVを拝聴

2017-01-14 02:53:27 | Weblog

歌会始めがTVで放映されるようになってから

毎年、拝聴しています。

この、不思議な静寂は、御歌に光が反射して

茶の間に春の息吹となって届けられてきます。

御歌の流れる空間に

光が反射して、私のような茶の間の母さんたちも

一瞬蒸気になって

御歌の輝きに反射する水滴が虹になって

不思議な、、、不思議な、、、御歌の通り道になって

心地よい静寂に、

呼吸をするのも忘れてしまいます。

宮中の歌の流れが、はるか万葉の時代からの光を

お茶の間に届けてくれるのですから

日本の不思議な空間を

日本の不思議な

静止でもなく、緊張でもなく、厳格な空気でもなく、、

過去から未来への光の一瞬の停止が

御歌になって、春がおりてくるようです。

私ごときが、宮中の空気に吸い込まれては

畏れ多い事ですが、

過去から未来への光の御通りのように

雪に閉ざされた厳寒の北国で、

春の始まりの一瞬に

立ち枯れし足元から新芽のはじく音が聴こえるような

歌会の光でした。