花鳥風月

生かされて行くもの達の美しさを見つめて,
ありのままの心で生きている日々の、
ふとした驚き、感動、希望、

三寒四温の北国の春へ向かって、ラジオと過ごす

2018-03-13 10:56:32 | Weblog

道路状況のきわめて厳しい、

羊ケ丘のふもとの一軒家で








いつしか、、、40年以上が過ぎていった。

冬の半分は雪を掻いていた。


お気に入りの「パナソニックのNSB.AM RECEIBER R-39

DIGITAL SYNTHESIZER TUNER  の搭載された」短波も入る

雪かきの時には、胸ポケットで時間を忘れさせてくれた、親友以上の

友であった。

この、手のひらに乗る親友のおかげで、

漢方薬の短波放送や、

かけっぱなしのNHKの、英会話を来たりしながら

時には、今日の料理のヒントを得たり、、、

今どきの「スマホ」のような、携帯ラジオが離せなかった。

2年ほど前から、聴こえなくなって、

SONYのメイドインチャイナのNi-MHniに、取り換えた。

しかし、初恋のラジオのように、私の一部のようにはゆかず、

コンパクトなのに、、置き忘れてしまう。

壊れていたも、雪かきを一緒にしてくれた、、、パナちゃん。

修理で来たら、また、50年来のラジオの友達として

親友がいるという、リッチな冬を過ごせるんですが、

子供のころのように、器用な修理屋さんのいる店がなくなった。

大きな店では、最新のもっとスーパーな機能搭載を進められる。

私たちの年代は、日ごろ使う機能だけがあれば、十分であるという

ゆっくりズムな時間と過ごしたいものであるから。。。

ラジオが壊れてからは、雪かきも雑になってしまった。

ラジオをききながら、雪を掻いているときは、

城の石垣のように、美しくできていた、

今は、何度も観たけど、、、チャングムの誓い、、、の時間になると

TVを見るために、雪かきは挫折する。

老人の時代には、目に訴えるスマホや、タブレットより、

耳で聞きながら、自由に仕事のできる、携帯に便利な、

電池の長持ちするラジオか、充電式電池のラジオが

意外な「ヒット商品に」なるのではなかろうか?

ただし、親友になれるほど、繊細な音質や、操作が簡単で

日本人の感性のマキシムに工夫された、精密な設計でなければ、

親友にはなれないと思った。

軽すぎても、重すぎても、大きすぎても、小さすぎても、、、

親友のラジオにはならないということが、判明した。

SONYの、チャニナ製品を持ってみて、

役には立つが、、、長く聴いていられない、、、何かがあって、

私は、親友を、懐かしく、、、手のひらに乗せて、

長く付き合ってくれた感謝と、見慣れたぬくもりに

今は、さりげなく、支えられている。