花鳥風月

生かされて行くもの達の美しさを見つめて,
ありのままの心で生きている日々の、
ふとした驚き、感動、希望、

北海道の冬は本物!

2019-02-15 19:25:32 | Weblog
寒い、、、というより

シバレルネ~~~と

北海道の独特の表現に出逢ったのは

留萌の寿町の宿舎だった。

寒い、、、というのとは違って

凍結する時の、マイナス温度の感覚が

さむい~~~とか、、、寒い、、、という客観的な会話用語ではなくて

眉も、鼻毛も、まつ毛も、、、凍結するという、、、

自分自身と、寒さとの対面で、

寒さに直撃されて、逃げ出したいけど、、、歩いてゆくしかない。

「しばれるね~~~!」

声をかけてくれるが、、、「ほんと、、、」と

やっと答えて、寒さの中で、仕事に向かう。

私の仕事は、、、ここの所、、、雪かき。

高枝ばさみに、雪かきショベルを紐でくくり

その上を、布製のガムテープで巻いて

4メートル以上延長できる雪かきショベルにした。

これを、ショベルの背中を上にして、

一階の屋根の、軒の雪庇を、ショベルの背中に載せて

斜めの位置に引き下ろすと

自分には落ちてくる雪はあたらない位置に落下させることが出来る、

去年までは、屋根にあがっていたのですが、

後期高齢者になる今年からは

屋根がつぶれない程度に

軒先にかかる重さを除雪することにした。

地震で、モルタル部分が畳2畳ほど

壁から落下してきたので、

キケンなので、モルタルをはがして運び去った後

とりあえず、スタンダードなサイデングを頼んだら

壁の中の木材の痛んだところも好感してくれた。

地震被害だから、中までボロボロになっているところは

次の地震で崩れないように

大工3人で予定外の工事の下地をつくったから

屋根の雪は降ろさなくても、大丈夫だよ、、、

見積もり以外の手間暇かかったけど、、、

ほ~っておけない状態だった。、、、といった。

細かく、写真を撮影してくれて、

治す前と、治した後の状態が

過程が分かる記録写真で

アルバムにしてくださった。

ネットで探した業者さんでしたが、、、

地震後のキケン要素はすっかり解決して、

今年は、、、水道と電気と、ボイラーと

やり直せば、何とか住める、、、使える住宅になると思うと

こまめに、手入れだけは欠かさないで

旧い家だが、甦って、、、とてもかわいい。

雪かきの雪は路肩に圧縮して積み上げているが、

2メートルの

雪の塀になっている。

除雪がほとんど来ないので

道路に救急車が入ってこれるように

3時間4時間は一日に除雪することは、

慣れっこになっている。

北国の雪は、、、戦うしかない強敵である。

雪まつりが終わると、、、春に向かって

春一番の吹雪が来る。

三月の初めの雪は

べた雪で、、、重たい。

ほんの2~~~3年と思ったが

北国の生活は、50年になろうとしている、

50年間、我が家だけは、、、女性が雪かきをし続けた。

二人の息子も、雪かきをした姿は見なかった。

男の闘いには
除雪の時間がとれないのだろう、、、と。

いつしか、片付け、ゴミ捨て、雪かきが

北海道に住むための、、、呼吸のような習慣になった。

早く、、、春が来てほしい、、、

春待つ心は、雪国の住民の共通の、、、希望でもある