昭和の時代から、日本の体操の選手は
特別な存在だったような気がします。
鉄棒、鞍馬、吊り輪、床運動、、、
そこに、美しいアーチを描く人間が居て
全ての道具に血液が流れだし
選手の相棒として擬人化してゆく、、、空間の美。
ず~と若いころから、、、体操競技を観ることによって
日の丸の旗のように
「白地に赤く日の丸染めて、、、あ~美しい日本の旗は、、、、」
日本体操界のパイオニアのあたりから、、、
体操ニッポンの、美しさは有った。
それが、航平さんの時代になって「日の出の美しさのように、際立ってきた。」
子育ての時代も、、手を止めて「体操のTVに夢中だった。」
「着地の美しさが、完成度のパーフェクトさを強烈に決めた!。」
人間業とは思えない「美しさが、空中に曲線を描きながら、平面が立体に構築されてゆく。
幾何学のように、「点が動いて線となり、線がうごいて面となり、、、」
無色な空気が描く、、、空中のアブストラクトの「動く芸術のように
航平さんの体操は、
肉体の重量を感じさせない、、、
空中のゼンエイ芸術だった。
確かに、、、引退会見で話されていたように
羽生さんの、、摩擦を感じさせない
七色の氷上の動きが
魂を吸いこんでゆくように
航平さんの体操と、相通ずるところが有ると感じている。
人格とか、魂とか、難しいことは判らないが
体操に生きて居る航平さんの命には
一代では完成できないのではないかと思いたくなるような
ありえない美しさの着地が、
空中に描く「日本体操」の心を奪う、、、
「重力の無い瞬間」の連続だったように思った。」
着地によって、異次元からの帰還の瞬間が、、、完成度の高さとなって
お茶の間の、、、TVに釘づけになっていた,、、ケ、、ネ!
航平さんの神業を引き継ぐ「日本体操の選手」に、
今年は順天堂の大学から
金メダルを獲得した選手が居ましたが、、、
航平さんを継ぐ選手は現れないだろうと、、、思っていたのに、、、
美しい体操、、、見事な着地、、、柔軟な空間移動の選手が育っていましたね。
航平さんの、若くて、最も美しい時代に
一枚だけ、、TV画面をディスクにして
時々、パソコンで観ています。
引退という句読点の航平さんの、
世界制覇を達成した前編が句読点。
後編の「体操人生」が始まりますね、、、
同じ時代に生きて居て、、、本当に楽しませてもらったお茶の間でした。
引退という句読点の休息で、一息入れたら、、、
「後編、体操人生」を、、美しい着地で、、、完成させてくださいね。
77歳の私は、、、航平さんの話されていたように
羽生さんや、
大谷選手、
そして、順天堂の体操グループの
見事な作品を観る事の出来た時代に生きれて
幸福を感じています。
命って、、、永遠に続くような、、、そんな気がしています。
大雪でうまってしまっている、、、我が家より、、、
雪掻きを休んで、、、航平さんの「TV会見」拝見しました。
日本の体操は、、、御習字のように、、、空間芸術ですね!!