花鳥風月

生かされて行くもの達の美しさを見つめて,
ありのままの心で生きている日々の、
ふとした驚き、感動、希望、

物置の雪降し

2022-01-30 04:51:28 | Weblog

 

「物置」が白いシルクハットをかぶっている。

今日、、、雪下ろししなければ、、、

  この物置はつぶれてしまうな~~~!

物置までたどりつまでには

 物干竿と、長い江の雪かきシャベルをストックに

靴下を重ね履きして、26の長靴をはいて、

かんだはーのように、

底面積を大きい履物にして、

ひざ上まで雪に沈みながら

   物置に到着。

雪のシルクハット帽子の鍔を、

   シャベルでタタイテ落とすと

      氷になりかけた雪の塊が落下してきた。

物置と言えども

  いっちょまえに、、、雪庇が出来て

     シルクハットになっていたわけである。

      

ハットのてっぺんにあたる新雪を

    たたき落とした雪庇の氷塊を庭の雪の上にかきおとし

      物置の屋根にあがる足場を作った。

  足で踏み固め乍らも、、

      長靴がひざ上までもぐってしまう。

    手で引き出して、

   靴が開けた穴の中に、雪庇の氷塊をいれて

  上から周りの雪を掻きこんで

     長靴の足で踏み固めてゆく。

 

   ストックでは短すぎて、

    この作業には、、、物干し竿が、実に頼りになる。

 

   雪かきシャベルと物干竿をストック代わりに

      雪庇でつくった足場の上から

     やっと、、、、物置の屋根にあがり

 物干竿で、こまめに穴をあけて、

 蜂の巣のようにする。

  そこにシャベルを入れて、氷塊になりかけた雪の塊を

    屋根から落下させてゆく、

  物置のドアの半分ぐらいの雪の氷塊がめくれてくるのを

   庭の雪深い所に 縦に雪にさしこんでゆく

   かれこれ、、、2時間

      一つ目の物置きの屋根の雪は見事に無くなった!、、(^^!

 

     50センチの間越しに、隣りにも古い物置が有る。

   物干竿を

     深い雪の積もった、物置と物置の間に

      しっかりと、突きさして、

        隣りの物置きの屋根に飛び移る!

         目下、右足が筋肉痛がひどいので

           集中力と注意力と、、、緊張で、、、

        呆けてる暇は出来そうにない(^^

  此方の物置は壱畳大であるが、

    30歳代のころ買ったもので

       屋根の上に、

    もう壱枚

   大きく凸凹になっている

厚いめのトタン屋根風の鉄板をセットしてある。

      金属疲労と、鉄さびは、

         雪に埋もれているので、、、木にならないから

           人間という、、生き物は、、、根っこが楽天家かもしれない。

 

   トタン屋根と、上に重ねた鉄板が

         メインの支柱の鉄柱と協力して、

           頑張ってくれさえすれば

      全部の雪を降ろさなくても

        潰れることはないはずだと、、、

         此方の物置は、上層部に堆積していた新雪部分を

            

  50センチほど掻き落として

 

    硬い雪の氷塊の屋根との接着部に、

      へばりついた

      雪の氷塊になった60センチほどは

        降ろさなかった。

 

      これから2月にかけて、、、

        3月になるまでは豪雪が有るだろうから、、、

             もう一度、、、

           降ろすことになるかもしれないが

              硬い氷塊になった者置きの屋根の雪は

            降ろすのは、、、一筋縄では行きそうもない。

 

   小さい方の物置だけは

 屋根のトタンが反り返っているのが見えるまで

 完全に降ろした。

   最大の氷塊は、物置の戸の2分の壱の逸品である。

  物置の前に縦にさしこんでおいたから、

     2月の雪のシーズンには、

        補強の役を果たしてくれそうな氷塊である。

 

      小さい方の物置は、、、とにかく雪害からは逃げ切った。

                

     来年の冬は78歳になっている、、、

   今年だって、、、ワクチンをした後

     もしかしたら副作用?? かもしてないが

      右足のひざ下の右外側の筋肉が張って痛い。

        サポーターをして働けば、

        何とか使い物になる右足だが

    右だけ、、、正座が痛くてできない。

 

   北大に合格してから、、、

          主人は下宿生活が30歳直前まで

      10年間もの長い間,、下宿屋間借り

     部屋に居るだけに慣れてしまっているので

    雪掻きには、、、全く縁がないまま、、、医師となった。

 

  患者さんのお肌に触れる手は、、、

スコップは持たすわけにはゆかないので

結婚以来、、、

 雪掻きは私の仕事になっている。

 

    53年間も、、、冬は雪掻き、、、

 

この時間が自分の薬剤師としての仕事が出来れば

     どんなに人生で、、、友人知人ができたことだろうか?

 

       女性にとって

       結婚しないことも、、、人生からはぐれた感があるが

       結婚すると,、、孤独な家事と一生、、、

       友人知人も居なくなる。

 

       孫子と、、、主人と、、嫁さんと

         その兄弟たちからの年賀状の交換

            息子達が私立大学に進学したこともあり

              ローンが終ったのは70歳ごろであった

                 身分は医師という、、、

         世間ではお金持ちの開業医の先生と間違われて

          親兄弟を背負うぐらい、、

           何でもないと、、思われがちだった。

        

        社会的な信用が有るので、、、ローンのおかげで

          借金経済がとれましたが、、、

         借りてるものは返さねばなりません。

          50歳近くまで大学で、

充実した治療生活に情熱を燃やしていても

 

         人生の後半は、、、

    サポーターの出来る親は、、、まず居ないでしょうね、、、。

 

    逆に、、息子が、、親を面倒見なければならなくなりますから

 

    晩年の、、、

     どんでん返しの様な現実に耐えるためにも

             50歳までの、

       充実した臨床医としての日々が有ったのかもしれません。

 

       、感謝と、、医療の理解不足の患者さんからの

           逆恨みの弾丸を浴びながら、、、

            年金は止まったまま、、、

             税金は、額面に相応してかかってくる。

           医師は、あらゆる対応の必要な   

              患者さんという

             病気を持った人が対照なだけに、、

              coronaがパンデミックになる以前から

              感染症の伝染経路を考えるので

             マイカーとか

              タクシーのお世話になる。

 

            一か月に交通費は10万円を突破する事も珍しくない。

            コロナの時代が来てから、、、

            近所の奥さん方も

           「お宅の御主人は贅沢でタクシー通勤ではなかったのですね、、、」

           「感染しても、感染させても、、問題の仕事場なので、、、 」

          やっと、、理解してくれましたよ。

 

         政府のお役人様も、、、医師の見えないstressが

 

          ジャンルの違う即業の人には

            理解してもらえない事が多いと思いますね。

 

         コロナの感染症が、、、病気は、、ウイルスは,、、病原菌は

          政治力でも、権力でも、どうづる事も出来ないと

            解っていても、、医師の見えない部分の出費を認めない税制で

              時間貧乏と

            医局という「ツルの一声の移動命令と」

              患者さんの病気に主導権をとられている医師の時間が

            お金で、代行業者を頼むしかない為

             一般から高額に見える給料も

               万全の基本の対策の為の予防に使い捨ての事が多いのですよね。

               コロナで自宅待機の家族のように

                 医師の家族は、人生全部が

                感染の基本を守って生きて居るので

                  付き合いも悪く見えてしまいますよね。

         万一自分が感染すると、、、社会的にも、波紋が連鎖するでしょうね。

               患者さんは医学に素人でいらっしゃるから

               感情で、医師の行動を判断しているが

                医療は学問だから、、、規則も細かく

                  理解してもらえないまま

                    残念なことが多すぎますよね。

 

             

        埼玉で、、、44歳の医師が

                 患者さん家族によって

                    亡くなられましたが、、、

              医療は学問が基盤になってるので

                 亡くなられた母上に

                  人工呼吸をすると言う医師は

                     まずいないと思いますが

                      患者さんの家族の気持が理解できないまま、、、

                使命感のまま、、この世を去られた医師に

             心から、哀悼の意を表します。

           医学に素人の患者さんから見ると

             医師の判断は学問が基盤になって、、、規則に準じてされているので

               感情的な行動には、、、使命感で医師をされている専門家なので

                 患者家族から見ると、、冷たく思えても

                理にかなった行動であり

                 それによって命を奪われるという

                   社会的な損害や。

                    医師家族の無念な、、やり場のない無理解に対する

                  悲しみを、、、防ぐには、、、

                 医師は、政治家さんの様な,、応急に使える

                 政治資金で、ガードマンを雇えるぐらいでないと、、、

                 スマホの時代には、、、あることないこと、、、

                    防御が必要な時代に入ったかもしれませんね、、、

          雪のシルクハットは

           物置小屋をつぶすかもしれない、、、

             医療人に降りかかる

              無理解の説圧の帽子は

                 コロナは、、かってに動くという、、、

                   ヒトの力では、、、

            どうにもならない、、変異が横行するという 

           専門家の「ナノ、、ミクロ、、な、、緻密な判断が

               簡単なTVのコメンテータ~の

                   短絡した質問に、、、応答されている     

                     先生方のご苦労をTVで観乍ら、、、

                   極端ではあるが、、、埼玉の事件の様な

                 無理解と感情第一の

               演歌の様な世界の 意図の心のままに

             医師が、、応じられるわけはないのにと、、、

               短絡して、医師に発砲するという

                 かけがえのない、、44歳の、、、

                   社会の宝物のように役立ってくれる使命感を

                 死に追いやるなんて、、絶句、、、です。

 

            物置を観ていて、、、雪をどかそうと思ったのは

               この事件の悔しさを、、、

            どうすることも出来ない気持ちが  

            黙々と疲労困憊して

             何も考える力が無くなるまで、、、

                働くことで、、、爆睡できました。

 

         在宅診療も、、全ての村民を、、

          1人で診療していた父の姿が浮かびました。

            無口だった父の、、、事が...少しわかる様な気がしました。

         

         

               

       

  かといって、、、子育ては一戸建ての住宅の方が

   子供らしい思い出が残ると考えた。

20年、、「あっ!!」という間だった。

 

 、、息子達は「未来にはなった矢のごとく」

    親の実家を振り替える暇も無く

      未来に向かっている。

      雪を掻きながら、、、体力を保存して

 

  孫たちの卒業まで生きれたら、、、

           人生は、、、もういいかな???

 

     和歌山の高野山には父母が居る。

     雪国を去る時、、、一足飛びに

     父母の居る、、、

          高野山に行けたらいいな~~~

  雪を掻きながら、、、そんなことを考えながら

息の切れる仕事の疲労を通して、、

      イッパイ働いた父母の、、実家は、、、今は無くなってしまった。

   懐かしい父母の笑顔を思い出していた。