25日の0時08分、、、除雪車が通過。
雪が車庫の前にてんこ盛りになっています。
ひと眠りしてから、早朝、車が出せるように、除雪作業に入ります。
北大を卒業して、北海道で受け入れられた主人は、
結婚以来、、、雪は掻くことが無い人生行路をひた走ります。
患者さんに接するときに,、、スコップをもって、手がガサガサだと、、、プロとは言えませんので
雪かきは、家内の仕事となりました。
北海道の雪は、ゲリラ戦のように降り続ける2月です。休む暇が有りません。
雪があるから、、、生活が面倒だから、、、
大都会の洗練された強い人は、中心街の高級マンションを選ぶでしょうね。
76歳も目の前になると、、、雪かきも、できなくなる日の事を考えなければなりません。
雪の雪を積み上げながら、ふと思うのです。
戦争中とはいえ
「親より早く死んだ二人の兄と、、、姉一人、、、
賽の河原で石を積んでは、、、鬼に崩されて、、、又積んで、、、崩されて、、、
可愛そうな、、、あの子たち、、、」
疎開地では子供たちの小さな位牌に語りかけては手を合わせていた母が、
子供たちが受験戦争に入るころになってから、、、
御位牌を一つにまとめて、高野山に持って行きました。
「生き残った子供たちの受験戦争を視ていると、、、
生きてる子供たちの方が、、、可哀想で、、、:。」
その時、私は、会ったことも無い兄と姉を
兄弟として
姉として
受け入れられたのだと思います。
心の中で、交流するようになりました。
雪の石垣を積みながら、、、春になったら消えてしまう労力は
賽の河原の兄弟と姉が
空から話しかけてくるのだと、、、、!
一緒に積んでは消える雪を、積んでは融けて、、、又積んで、、、
姿が見えないけれど、、、手伝ったり、手伝わされたり、、、
親より早く、、、死んではいけない、、、子供たち。
雪の白い垣根は、量子力学の世界の、、、兄弟姉妹の合作なのですよ。