花鳥風月

生かされて行くもの達の美しさを見つめて,
ありのままの心で生きている日々の、
ふとした驚き、感動、希望、

常呂の海

2007-08-08 22:56:16 | Weblog
8月6日

朝の海辺に出てみました。
霧の中で「カモメ」と思える鳴き声が
波のように押し寄せる。

ミヤ~~ミヤ~~ミヤ~
、、、、混声合唱である。

モヤとも霧とも言え「真っ白な蒸気」
60年生きてきたが、何も見えない海ははじめてである。

バスターミナルの海に面した石の上で、
常呂時間の空間を浮遊しながら、
無の心境で海を見ていた。

見えない、、、何も見えない海
カモメの合唱と潮の香りと波の音が
朝の霧の中でもつれ合って、螺旋の記憶を運んでくる。

見えない、、、
何も見えない、、、
真っ白な霧、、、


やがて、霧が晴れてくると、
海が光利、波が躍り、
一人、又、一人、、、いつのまにか砂浜にパラソルが立ち、

別の世界に変わった。
歌舞伎座や演舞場のように、
廻り舞台ではない。

ぼんやりと現れ
いつのまに世界が変わったのか、、、。

常呂は「地球」を感じる町である。
地球を感じるオホーツクの海に、

砂浜で平たい石を拾って「飛び石なげ」で海を渡った。
気持ちが少女時代に引き戻された。

ハマナシの紅紫の花が
ひときわ砂浜に似合った。

記憶の花が咲いていた。
気が付けば空も碧に輝く海の鏡になっていた。

真っ白な船が二艘、白い線を描いて、
空と海を分けてゆく。

、、、、、、、、何時間ここに立っていたのだろうか?

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