我が家の長男坊が若い時に、、、
「百恵ちゃんは、生き方教えられるような
一本通っているよね、、」、と、良くほめていました。
そのころ、、、「そこの車!!!、、プレイバック!」、、と
やんちゃな歌を歌っていたので、、、戦後の女性は元気良すぎョ、、、と
聞き流していた。
昨日は、孫があの頃の息子の年ごろになり、、、ふとTVで流れる百恵ちゃんに
当時を思い出して、、、見続けていた。
きんきらきんふれやースカートに
でっかい、、、髪飾り、、、どう見ても、はねっかえりの青春している女の子!
一曲、、、一曲と、、、歌が続いてゆくうちに、、、
他の演歌歌手と違って、、その年代の、未熟な女の子になり切っている!
歌とともに、、、その女の子は青春の様々な感情を持て余しながら成長してゆく。
いつの間にか、我が子のように、、、女の子を育てるときのプロセスを感じながら
手仕事を辞めて、、、画面を真剣に視るようになった。
「私の分身の女性たち、、、」と言うようなセリフが入ったとき
百恵ちゃんと言う歌手は、歌っているというより、、、
「少女の成長する難しい年齢を、少女になり切って詩っている、、、!」
私は、歌謡曲とばかり思っていたので、、息子たちに、生返事をしていた。
「初めて、、、『伝説のコンサート』を終わりまで、、、手仕事を止めて視た。」
ロックンロールのあたりから、、、彼女が演じている少女から
恋に目覚めて、プレイバック、、、切ない気持ちの大人になってゆく。
そして本当の恋に目覚めて、女になってゆく「大輪の花の開花のように、、、」
そして、愛を知る、、、男と女の愛に変わり、、、最後にマイクを置いた手、、、
彼女が、どうして,、アンナに、、、人気が有ったのか!!!、、、
76歳になって、初めて分かったような気がした。
男の子しか産まなかった私は、、、女の子を育ててみたかった、、、!と思う。
百恵ちゃんは、miuratomokazu さんと出逢って、
女の人生の,,,,,大輪の花を魅せてくれた。
長い間、、、自分の人生そのもので、「詩」を足跡で伝えてきた生き方に
息子が、、、
「百恵ちゃんは、、、すごいよ!」っと
尊敬に近い言い方をしていた時!
私が、、、理科系に偏った母親でなかったら、、
、あの時、、、百恵ちゃんの詩を歌う姿を、、、息子と一緒に
視ていたと思うのです。
76歳になって、、、私の子育ては、、、
飛んでゆく矢のような男の子に
愛も、恋も、女の子の魅力も、、、話すことなく、、、
偉そうに、、育児をしたと、うぬぼれていた自分に気が付き、、、
男の子も、女の子も、育ててこそ
一人前の母親に成れるのかもしれないと思いながら、、、
女の子を育ててみたかったと、、、
百恵ちゃんのコンサートを視てから
つくづく、、、思いながら、
今頃、百恵ちゃんのになファンになりました。
以前に
息子さんが、、、お母さんの詩をTVで歌うのを聴きましたが
三浦友和さんと、百恵さんの良い所ばかり似た、、、静かで強い
魅力のある、、、
お母さんやお父さんのように、、、
心の詩を感じる弐代目ですね。
稀有なる表現力を、紅葉するモミジのように
大人になりながら、、、「女」、、、の人生を選んだ。
それは決して「おんな」でも「オンナ」でも「貴妃」でもない、、、女、、、
母になってゆく
静かで,烈しい情熱を
真綿でくるんで外からは見えない炎のような「赤」
百恵さんが、
今回のコンサートで、
私の幻の娘と思う事になりそうです。
17歳の難しい年齢に、百恵さんのロックを聴きながら、、、
娘を育てながら、、、こんな女の子に出逢ってみたいと、、思いました。
息子が若い時に教えてくれた百恵さん、、
「少女が嫁ぐまでの、、、仮想体験をさせてくれたコンサートに、、、乾杯!」
女の人生の詩、、、ありがとう!
咲くも桜…散るも桜。。。花びらが流れてゆく、、、
水面の見えない、、、花びらの川、、、
良かったよ!、、、コンサート!