京都不動産コンサル研究所所長の徒然草

ジャストアンサーやマンションってどうよで相談員を担当。又アマゾン書籍や宅建登録講習講師を通して後進の育成も心掛けています

不動産的発想のセカンドオピニオン

2013年09月17日 | 不動産コンサルティング
京都不動産コンサルタントのセカンドオピニオンブログ

先日の新聞記事のこと。
科学部健康係という部署のコラム風取材記事というものでしょうか。

「いくらかかるの?」というコーナー。
セカンドオピニオンの専門外来が
大病院中心に相次いで開設されているという。

費用は、現在掛かっている医療機関で書いてもらう紹介状や
診断内容データの作成費用で保険適用され1500円(3割負担の場合)。

そして肝心のセカンドオピニオンを依頼される医療機関の相談料が
1万~4万円/30分~1時間とのことです。

幅があるものの少し高額だなぁと思えば、
これには保険適用なしだとのこと。
なぜかわ解らないが、
察するに、まだ一般的ではない、ということであろう。

そこで少し調べてみると、共通する注意書きがあった。
それは、
現在掛かっている主治医の紹介状がいる、
その不平不満や医療過誤等を聞くものでない、
医療費が高い安い等内容に関わるものでない、
という3点。

あくまでセカンドオピニオン、第2の意見・考え方というからには
第1の考え方は尊重し棄てるべきものではない、
他の選択肢があるのかどうか、
という相談であることは理解できる。

しかし、実際面患者ないし私が考えるのは、
今この先生は誤診も含め総合的に信頼できるのか?
もっと違う診療方法であったなら治りも早かったのでは?
検査方法に見落としはなかったか?
という現状の不満からのセカンドオピニオンだと。

だとすれば現在の各医療機関のセカンドオピニオンでは、
物足りない、広く行き渡らない、いつまでも保険適用できない、
ということにならないだろうか?

ということを考えていくと、
この個人の診療検査結果データは誰のもの?
これは個人のものでなく医療機関のものなのか?
という疑問に行き当たります。

今話題の写真等の著作権はアート・芸術の範疇、
レントゲンからMRIまでデータ各種あるが
自分では確認できないし持ち出し出来ません。

これが出来れば少しはセカンドオピニオンも変わって来るでしょう。
そして、レントゲンやCT等を医療機関が変わると重複検査する
という費用(総務省統計によれば年間2兆円もある)
削減効果も出るのではないでしょうか。

医療は人の生命に関わることである点、
そして、個人情報保護の観点で慎重であるべきですね。

しかし、不動産の場合。
セカンドオピニオンはまだまだ普及していませんが、
私にご相談があった場合、
考え方、手法、取り上げるデータ等違う点があれば
はっきりその旨指摘することはまず申し上げさせて頂きます。
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