京都不動産コンサル研究所所長の徒然草

ジャストアンサーやマンションってどうよで相談員を担当。又アマゾン書籍や宅建登録講習講師を通して後進の育成も心掛けています

売るべし!

2023年06月19日 | 不動産コンサルティング

ご質問がありました。

これは売買、賃貸どちらが良いのかという

究極のテーマにも通じます。


状況としては、ご主人の実家の近くに引っ越す事になり、
購入して5年になる家を何とかしたい、
売った方がいいのか貸した方がいいのか教えていただきたいとのことでした。

今回もそうですが大多数の方で共通するのは、
現在の金融機関又は国の政策的指向性で、
①物件価格の100%以上の融資を受けられているということ、
②超長期借入期間であること、です。

このような条件でも長期間ライフスタイルに変化がない
ご家庭であれば全く問題はありません。しかし、
今回のように短期間で起こる変化に対し不動産は
総合的な意味で「重い」です。

不動産も人生もロングスパンで考える必要性があります。


具体的に言えば、
35年ローンでは返済スピードは遅く、
5年ではほとんど借入金額は減っていません。
不動産市況にもよりますが、
相場の下落や建物償却スピードが勝るかもしれません。


そういう状況下で、
賃貸に出すということは将来に対しての負債の先送りに
なりかねないと考えます。

不動産の有効利用・民泊転用も再来のブームにもなりつつあります。
それにしても長期視点で考えるべきもの、
個別的物件属性で考えるべきもの、です。
物件があるから民泊にするものでなく、
それはそれで民泊用の物件を求めるものです。

今、考えるべきは、
不要不急の不動産は即売却することです。
売却損が少ない今、

しかも不動産は売れたときが一番の高値という格言?もあります、
思い切って売り実現益(損)を確定させることをお薦めします。
お近くの良心的な不動産業者さんに相談してみては如何でしょう。

 
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