京都不動産コンサルタントのブログ
先日、NETである調べ物中に「仲介手数料を如何に逃れるか」
という調査報告書まがいの個人レポートをみつけ、
食い入るように見てしまいました。
主に新築物件についてのことでしたが、
数百万もの手数料には割り切ろうにも割り切れないものがある、
ということだろうと思います。
それは2009年のレポートであり、
現時点とは若干情勢が変わっていたりします。
というのも、
仲介業者には新築物件の手数料はゼロ円だ、半額だ、
とかいうアドバルーンを売り物にしている
仲介業者も出てきています。
これは賃貸専門業者が現に実行している
賃貸手数料ゼロ円とか52.5%キャンペーンと同じで、
事業主さんからの手数料を当て込んでいるため出来ることですね。
片方から手数料収入が入れば良いということです。
そうですね、
売買契約の場合現行法では法定の上限まで
売主買主それぞれから頂けることになっています。
いわゆる両手手数料ということになります。
賃貸手数料と少し違う点は、
賃貸の場合は法定手数料が両方から賃料の1か月分であり、
大家さんから1か月分の仲介手数料がいただけれのであれば、
業法上は入居者さんからはもらえないのでです。
しかし、ここで余りにも手数料額が一人歩きして
本質が見えてこないのも問題です。
要は如何な仲介サービスを消費者に提供できるか、
そしてそれに見合う報酬かどうかという問題だと思います。
もちろん安ければ良いということでもないでしょうし、
報酬基準がどこにあるのかが見えない、
そこで国交省の報酬基準に準拠しているのが現状なのでしょう。
手数料自体の問題、
双務代理の是非、
これからの課題でしょう。
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