枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

徒然に思う

2009年08月20日 | Weblog
 旧暦の夏が終わる頃からの暑さに、行く夏を惜しんでいるような気がします。とは言え、夏が暑くなくては、米が摂れません。日照でも困るのですが、自然界の現象に左右されるのが、農作物でしょう。夏中を、祖母や母は、水汲みに追われ、田畑の作業に精出し、汗びっしょりであった。扇風機もなく、唯団扇のみであった。風呂の残り湯で行水できればましで、2・3日は同じ風呂を立てていた。

 井戸水は、飲み水であり、毎晩風呂には入れられない。遠くの清水の湧き出る場所に、桶を担いで行き、水を汲んでは往復する。母の仕事を手伝おうとしたが、担うことも片手で提げての道中も、容易いものではなかった。汚れた風呂には嫌気が差すが、入らないとよけいに気分が滅入った。思い出すのが枇杷葉で、祖母は湯船に入れていた。汗疹も治せる。と数枚浮かんでいた。

 祖母のしてくれていたことを、思い出してしているのは、恐らく兄妹では私だけであろう。お金を出せば、快適な生活ができ、ちょっとしたことに病院で薬をもらう。人間は、いや生き物には、自然治癒力があるのだもの。それをうまく使っての治療の方がどんなに安全なことかしら?考え方や、生き方や、その他の柵でままならぬこともあろうが、身体を薬漬けにするのは嫌だなぁ。

 今年の夏は、猛暑でも酷暑でもなく、冷夏だったからかもしれないが、梅を漬けたジュース、冷たい物を食べない、枇杷茶を飲む。ことで乗り切った。夏バテとは無縁でいられた。ありがたいことです。仕事場でも、極力冷たい物は避け、他の人が、何と言おうと温かい飲み物に徹した。腹巻も外さなかった。若い時の身体にはなれないのと、調子を崩したら復旧作業に手間取る。

 節分の日の、枇杷苗。前年の8月に発芽して、約半年の苗である。
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