枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

枇杷葉あれこれ

2009年08月22日 | Weblog
 現代農業の7月号に、蜂に刺された時の、応急手当の方法が載っていた。『枇杷の葉の焼酎漬け』として、枇杷葉を細かく刻んで、焼酎に漬ける。とあった。枇杷葉を細かく刻むと、湿布には使えません。また、夏場の枇杷葉は灰汁が大変強いので、できれば12月以降がいいでしょう。夏の葉には、却って被れたりすることもありますので、充分な注意をしてください。どうしても夏の葉でしかしない。と言われるのならば、枇杷葉は冬場の3分の1にしましょう。

 枇杷葉の焼酎漬けは、蜂だけではありません。百足にも効果が大きく、患部に湿布で貼って寝れば、翌朝にはすっかり治っています。医者になぞ行く必要はありません。蚊やダニなどの単なる虫にも、とてもよく効きます。体内に入ろうとする毒素を受け付けず、駆除する働きがあるようです。水虫、田虫にも驚く効果です。

 枇杷葉は、こういった一連の効果に加えて、毒に対する抵抗が最も大きく、従って癌細胞を食べてくれるのです。枇杷茶で飲んで、体内に取り込みます。また、青く硬い枇杷葉を、幹部に貼る温圧療法には、病巣だけでなく、体全体を覆っていきながら、回復させようと全力を注ぎます。つまり集中治療を行なうのです。その効果は天晴れです。但し、他の治療法と汎用するには、大変危険なリスクがありますから、闇雲にはされないのがいいでしょう。

 枇杷葉の効果には、本人の治そうとする気持ちが、とても強く働きます。何もしないでじっとしていては、効き目も何もあったものではないでしょう。どんな生き物にも、自然治癒力があり、それらを促してこそ、効果もあるのですからね。相乗効果がうまく働くことによって、治りもするのです。どんな名医よりも、信じる者であればこそでしょう。

 夏の飲み物と言えば、麦湯と枇杷湯ですが、隔たった考え方になっているようですね。麦湯を飲むのには、脚気の予防というのが伺われます。枇杷茶には、疲労回復、食欲増進、夏バテ予防などの要素が含まれ、暑い夏を乗り切る、庶民の知恵と工夫がありました。何れも、身の回りにある素材を使っての、安価な方法です。近年のような農薬漬けでもなかったようです。麦茶も枇杷茶も無農薬のは、味が格段に違うことを付け加えておきます。

 今年の4月。新芽が芽吹いてきました。太陽の光を浴びて、軟らかな葉が硬く、大きく育っていっていました。
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