枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

風習の伝え方

2009年08月16日 | Weblog
 日本の各地に伝わってきた、伝統行事の数々には、迷信的なものから作られた風習もあったことだろう。だがその多くは、自然を畏れ、敬い、その中で暮らしていく、人々の知恵が詰まっていた。現代に受け継がれているとすれば、必ず言い訳の理由があるはずだ。

 例えば、水神様をお祭りする、神社、或いは祠があれば、そこには水害で尊い命を亡くしていった、人々の無念の思いがあるだろうし、祟りを恐れ敬う思いも、同時にあったことだと感じとれる。科学的な根拠もなければ、証明出来る証拠もないが・・・。水害や、災害は、何らかの要因を含み、起るべくして起きたことではないのか?祀る人間もいないまま、荒れ果て朽ちていった結果が、災害となったような気がするのです。

 今年のような、閏五月を含む長い夏には、異常気象になり易い。と旧暦の中には書かれていることでもあるのです。こういったことは、自然に対して関心がなければ、見過ごされてしまいます。そうして災害が起きてから、慌てて対策を練ったところで、後の祭りなのです。勿論、尊い犠牲が出ているでしょう。泥棒が入ってから縄を綯う。それでは手遅れなのです。

 千葉のRさんが、梨を送ってくださいました。梨は、てっきり鳥取県が産地だと思っていました。千葉県が発祥地なのだそうです。驚き、桃木、梨の木ですね。然も、箱の中には小さめな粒の梨。無農薬か、低農薬の梨でしょうか?農薬を使わない果実の研究も、されていらっしゃる方がおいでなのですね。Rさん、ありがとうです。珈琲も美味しくいただいていますよ。

 鉈豆がちらほらと生っています。冷夏と長雨で、収穫は少ないです。枇杷葉も葉の裏に、たくさんの蛾の幼虫がくっついていました。これらは蟻が、せっせと巣穴に運んでいました。青い葉を見ていると、そういった小さな世界の出来事を知ることでもあるのですね。毎日が新しい発見です。

 大山蓮の咲く直前の蕾です。これは最後の蕾でした。来年まで待ちましょう。
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