枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

出る杭を打つのも

2009年08月04日 | Weblog
 目立ちたがり家。出しゃばり、とも言うが、図々しさに七変化の術がなくてはならない。加えて、責任逃れの口達者でなくてもならない。杭が出るわ、出るわ。上を知らない勢いである。つい邪魔に思った者が、見晴らしが利くほどだけ打ってみようものなら、殺されるような大袈裟で喚く。元の位置にするまで、ぎゃあぎゃあ五月蝿い。次いで、それ見たことかと相手を責める。自分は絶対に正しいと譲らない強情さの塊で、非難すること夥しい。

 日本人には、奥ゆかしさや、しとやかさがあって、お転婆や女傑と呼ばれる人も居たのだ。人間の芯の強さや優しさには、幼少時にこういう素因があって、多少なりとも世間の荒波にもまれていた。優しさも、自分に都合よいものでなくて、困っている人を見捨てない、深い情けがあった。近年は、何事も自分のためだけに行なう。或いは、金銭的な条件がついている。然も、高額なことが多い。

 茂木や、田中の双方に、赤と白があり、どうした要因かは知れぬが、遺伝子の関係からか出てくることがある。普通、赤枇杷は、新芽が芽吹いた後、すくすく育っていき、一定の期間が過ぎると、葉が硬くなっていくようだが、白枇杷は、少しのことに葉焼けを起こし、一向に大きくならず、発育が途中で止まったようになる。あれこれと思案するが原因不明。謎、不明なことが多く、知れば知るほど、奥行きがある。未知なる植物と言えよう。

 我が家の北東位置にある白枇杷。発育が著しく悪い。ちょっとしたことで、葉焼けを起こす。日照時間が一定であり、水分も充分でないと、打撃を受けてしまう。気候は温暖なこと。照りつけず、曇りばかりもいけない。生命力の強さは殊更で、枯れたかに見えていても、新芽を出すことがある。そういう場面に、何回も遭遇している。漢方の薬効は、赤枇杷よりも高い。と言われている。

 

 
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