枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

香道

2010年10月25日 | Weblog
 源氏物語では、衣に香を焚き染めるとある。昔は、風呂に入るなどしなかった。体を拭く程度で、盥での湯浴み。皇族でさえ、そうなのだから、庶民は基よりであった。汚いも何も、皆がそうなのだから、どうということではなかった。当時の貴族は、香木を刀で削って、火にくべていた。伽羅、白檀の高貴な物もあり、その微妙な香りつけで、暗闇でも誰だかわかったらしい。光源氏も、それ故忍び込んでもばれてしまう。

 介護の仕事には、きつい臭いはいらない。同じつけるのなら、香りの匂う時間を計算してつけます。これでもか!という付け方は、相手の脳波に、刺激させて働きかけるのですから、洗練され尽くした、重ねつけでないと厭味です。そういった嗜みが欠落していると、酷く拙い空気が漂うことになる。然しながら、本人は浴びるほどにつけた臭いを、いい匂いと錯覚しているのだ。始末に終えない。

 一昔前に、チャールズ・ブロンソンがCMに出て、ブラバス!とやっていたが、猫も杓子もつけたとしても、香りがそぐわない人も大勢いた。洗練された立ち居振る舞いがあってこそ、似合うのですよ。加えて、さり気無さがなくては、とても疲れます。人間の魅力の基本は、自然体でいることでしょうね。山に登るのにも、必要ではありません。T・P・Oを使い分けてでなくては、迷惑でしかないのです。

 リエさんは、あまり化粧をしない。でも、綺麗なので(肌)、できればつけないのがいい。私は以前、アレルギー反応が出て、化粧品がつけられなかったことがある。N社の化粧品に変えてやっと治った。今は、生協の安いので間に合う。でもそれは、化粧水を枇杷葉にしたためで、どれでもが合う訳でもない。地肌が綺麗でないと、何もつかないし、ファンデーションが伸びない。

 杏仁豆腐を食べると痩せる。と、言われているようだが、梅や杏の種の中にある核、仁というアミグダリンが、青酸ガスを出すことに依って、体内の毒素を分解し、そのエネルギーの働きで痩せられるのだ。結論から言えば、枇杷葉茶にはアミグダリンが大量にあり、花芽や種には数十倍もの数値を含んでいるからだ。そういった知識を知らず、枇杷葉茶を馬鹿にしていると、助かる命も消えてしまう。

 人間には、自然治癒能力がある。従って無理なく治す。自然界の生き物の命を借り受け、繋がっていくことで、体の内面から治そうとする。見た目は変化がないようでも、いざとなれば踏ん張りをみせる。杏仁豆腐を毎日食べるのであれば、枇杷葉茶を日に三度飲む方が、水分を摂る意味からも、優れていよう。一石二鳥なのです。風邪を引きそうな方は、特にしっかり水分補給をして、押しまくってください。

 山女です。種をしっかり落としておきました。上手く芽が出るかなぁ・・・

 
コメント
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