夕刻の宇宙には、天頂に天の川が、夏の大三角が光っている。北に向かえば、カシオペアが3の形になっている。ペガサスも、ペルセウスの頭の辺りまで観える。今晩は、冴え渡る空気のためか、星の影も美しいのだ。木星も、煌々と輝いており、ベガの光も霞んで観える。もう直ぐ新月。おうし座流星群も観えるし、運がよければしし座流星群の痕跡も見つかるかもしれない。運を天に任せよう。
勤務先のスタッフが入れ替えになった。空気が一変した。人間の心を取り戻したような感じがする。よかったなぁ。仕事がやり易い、って言うか、動き易いんですね。敢えて、無理矢理に捩じ曲げようとしないから、皆が同じ場所に居て、其々に違ったことをしていても、目線が一緒でいられる。こういうのっていいね。反対に、一緒に居るようで、考えていることがバラバラなのは、とてもやり難い。
介護の仕事に携わる者の心がけとして、めんどくさい、誰かがするだろう、自分には関係がない、楽をしよう、というような思いがあってはならない。それらの全てをひっくるめて、お金をもらっての仕事です。当たり前のことです。自分がしようと決め、択んでおきながら、体を動かすことを横着がるとは、言語道断ですよ。高齢者への冒涜です。できることを見守り、できないところを援ける。そんな拘り方をしたい。
正しいとか、間違っているとかでなく、相手への心配りです。誰もが辿って行かねばならない路です。そこを越えて往かなければ、人間の想いに到達できません。区別しているようであって、差別ではなく、皆平等に近づいていくのです。症状の差こそあれ、時間の差があっても、やがては辿り着きます。今、私のできることも、その人たちがしていたことです。時間で流されて、通り過ぎて往くのです。
どんなにやってみても、考えても、結果的には同じです。それだったら、素直に時の流れに任せる方が、自然体でいいように思えます。また、逆らったところで、何等変わりはしないのですよ。小さな変化は生じるかもしれませんが、時代の流れは変わることはありません。歴史の中に組み込まれた、人間という存在の小ささは、抗っても術がないのです。何となく、そうな感じに想いが至ってしまうのですよ。
枇杷葉の苞は、まだ硬い蕾だ。薄茶色の苞は、いまだびくともしない。でもこれが、薄茶色の苞を押し上げて、白い花弁が覗く。その愛らしさ、可憐さからは、予想できない匂いが漂う。馥郁とした香りには、心を癒す働きがあって、大切な想いを包み込んでいく。七重八重、十重二十重に取り囲む。まるで秘密の、魔法をかけられたように。効き目も特別の威力があるような、そんな想いが重なっていく。
芍薬。淡い桃色と、緋色と白色があります。茎が曲がって折れそうになります。
勤務先のスタッフが入れ替えになった。空気が一変した。人間の心を取り戻したような感じがする。よかったなぁ。仕事がやり易い、って言うか、動き易いんですね。敢えて、無理矢理に捩じ曲げようとしないから、皆が同じ場所に居て、其々に違ったことをしていても、目線が一緒でいられる。こういうのっていいね。反対に、一緒に居るようで、考えていることがバラバラなのは、とてもやり難い。
介護の仕事に携わる者の心がけとして、めんどくさい、誰かがするだろう、自分には関係がない、楽をしよう、というような思いがあってはならない。それらの全てをひっくるめて、お金をもらっての仕事です。当たり前のことです。自分がしようと決め、択んでおきながら、体を動かすことを横着がるとは、言語道断ですよ。高齢者への冒涜です。できることを見守り、できないところを援ける。そんな拘り方をしたい。
正しいとか、間違っているとかでなく、相手への心配りです。誰もが辿って行かねばならない路です。そこを越えて往かなければ、人間の想いに到達できません。区別しているようであって、差別ではなく、皆平等に近づいていくのです。症状の差こそあれ、時間の差があっても、やがては辿り着きます。今、私のできることも、その人たちがしていたことです。時間で流されて、通り過ぎて往くのです。
どんなにやってみても、考えても、結果的には同じです。それだったら、素直に時の流れに任せる方が、自然体でいいように思えます。また、逆らったところで、何等変わりはしないのですよ。小さな変化は生じるかもしれませんが、時代の流れは変わることはありません。歴史の中に組み込まれた、人間という存在の小ささは、抗っても術がないのです。何となく、そうな感じに想いが至ってしまうのですよ。
枇杷葉の苞は、まだ硬い蕾だ。薄茶色の苞は、いまだびくともしない。でもこれが、薄茶色の苞を押し上げて、白い花弁が覗く。その愛らしさ、可憐さからは、予想できない匂いが漂う。馥郁とした香りには、心を癒す働きがあって、大切な想いを包み込んでいく。七重八重、十重二十重に取り囲む。まるで秘密の、魔法をかけられたように。効き目も特別の威力があるような、そんな想いが重なっていく。
芍薬。淡い桃色と、緋色と白色があります。茎が曲がって折れそうになります。