枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

小春日和

2010年11月06日 | Weblog

 麗らかな天気に、孫達がやって来た。風呂場の夏向きバージョンから、冬用の絵に描き替えてくれた。何やら、ウサギが笑っている。優しい感じの絵になって、とてもほっとする。心が温かくなるし、イガイガ引っ掛かりを失って、全部落ちてしまったようだった。孫の絵には魔力があるね。一生懸命なのもいい。昼には、散らし寿しを囲んで、何回もお代わりをして、食べてくれた。

 散らし寿しも、椎茸と揚げ、それに蒲鉾と金糸卵に海苔。椎茸は、前日から戻して煮付けていた。後は、大急ぎでこしらえた。30分ほどでできた。食事が済むと、棚田祭りに行くとかで、これまた帰っていった。部屋を見渡せば、片付けてない上着や、ミッフィーの人形が仰向けである。やれやれ・・・元の場所に置きながら、何時もお祖母ちゃんがちゃんとしてくれる。って、安心しているのか?

 昨夜、揚羽蝶の幼虫が居るよ。と、教えていたのだが、ちゃんと虫篭を持って来た。指で突くと、柑橘系独特の匂いを出して、怒っている。寒いので動きは鈍いが、生きてはいるようだ。柚子の葉と一緒に虫篭に移す。夜間の寒さがなかったら、ここに居てもいいんだが、ふ化する前に凍死だよ。孫には柚子の枝ごともらっておいで。と、何度も言い聞かせた。この麝香揚羽は、夏の盛りに飛んでいた、あの美しい蝶に違いない。黒い羽に、緑の文様があった。

 我が家には、蝶の通り道があって、決まった時間に通過する。或いは、庭をひら~りひらひらと優雅に舞っている。麝香揚羽は、目が覚めるような文様が特長だ。オレンジのや、赤や青いのも見た。そういった時に限って、携帯を持っていない。また、さっさと飛んで行ってしまう。証拠がないのだ。今回の幼虫は、全身が緑色であり、顔に黒い線が入っていた。なんともユニークな顔である。でも明らかに、毛虫とは違う。触ると柚子の匂いをさせた。

 先月の終りから昨日までが、一番しんどかった。心身ともにぶっ倒れそうだった。Bさんや主任さん、リーダーの思いがなかったら、挫折していたのは確かです。気持ちの切り替えを、オンとオフにするのが上手くいかなくて、とても悩んでいた。眠れなかった。眠たいのに、眼が冴えてしまう。つまらないことに違いないが、一人で考え込んでしまった。そういった時に読んだ、宮部みゆき氏の著作には、とても感銘した。同時に並んでいる言葉にも魅了される。

 出版された順番ではないが、少しも色あせていない。今日の休みには、『魔術はささやく』を読みきった。文庫になっているのも、どうしても手元に置きたいのだけ買う。本箱には入れられないほどになる。しかし捨てるのには忍びない。書籍を廃品回収に出せる神経は、持ち合わせていないのだ。その内に、本に埋まってしまうだろう。運悪ければ、潰されているかもしれない。

 秋に生った桑の実。赤いのが紫になって、口に入れたら美味しかった。

 

コメント
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