可笑しな天気だ。春先にしては、異常に雨が降る。このまま満月を迎え、地震があった場合、津波の高さは想像を超える。逃げる所はないだろう。自然の力には抗えない。凄まじい破壊力に、立ち向かう術はない。
物語は、必ず主人公を生かすが、自然の前には、筋書きはない。天のみぞ知る。不可抗力だ。聖書にある『ノアの箱船』も、これからでは間に合わない。何れ訪れる地球最期の日は、考えていても始まらない。
今を生きることは、容易くない。私にできることは、とても小さなことだが、枇杷葉が誰かの役に立つなら。と思う。枇杷苗を植えていこう。絶望の淵にいて、ふと気づいた時に、眼に留まればいい。枇杷葉の葉なしを思い出してくれたら尚いい。
当たり前の風景として、枇杷葉の葉があればいい。それらを生かせることを、思い出してくれればいい。限りある命を、少しでも援けられれば。神が人類を試しているなら、甘んじて受けなければならない。とも思えるよ。
今年、寒冷紗をかける前の枇杷葉。既に2回、雪が降っている。