頭寒足熱。これは、冬だけではありません。夏にも同じように当て嵌まる。他家の事情に入り込む気はないが、寒いほど冷房を点けるのは体に好くない。夏分は、汗をしっかりかき、老廃物を出す。熱を体外に出すことで、新陳代謝を奨め、健康を保つのだ。
先日のNHKでもしていたが、足腰を冷やすのが一番好くない。病気の元を、自分から作っているようなもの。こちらは、電気代をできれば払いたくない。料金を低く抑えたいとの思いで、冷暖房は設置していない。ありがたいことに、枇杷葉を活用させてもらう。
女性に多くあるようにも報じていたが、目の霞み、耳鳴り、頭痛、足の痺れ、腰痛、肩凝り、膝の痛み等に加え、吐き気や目眩、疲れが取れない等に、困惑し、枇杷葉茶を飲み始めた。あれから10年が経つのか。お蔭なことに、自然治癒能力が作動している。
継続は力成り。とも云うが、諦めず、焦らず、自分の体が、自然に免疫や抗体を作り出せるよう、根気佳く付き合った。試行錯誤を繰り返しての今日がある。事実、紆余屈折の日々で、枇杷葉を悪しざまに散々言われた。人援けはしたが、金儲けはさっぱり。
その中で、枇杷葉の苗を上げ、効能もちゃんと伝えていた人が、あろうことか駐車場をするのに邪魔と、伐って捨てた。以来付き合わない。まあ、事情もあろう。伐ったことではなく、断りを言ったのかどうか。邪魔にするのは哀しい。それだけの縁であったらしい。
自然・宇宙・神は一体。太陽に、月に、風に、雨に、星々に感謝する。祖先を敬い祈りを捧げる。死して尚魂は宿る。己の行いは自分に還るもの。自然の中に措かれていることを恐れ、畏怖の念を心に持つことも必要。自分を失わないことは、孤立することもある。
朝から愚つついた天気に、洗濯物が乾かない。流石に3日目ともなれば、止む無し。乾燥機を設置して行く。夕方やっと青空が見えた。帰宅して、窓を開ける。枇杷葉の新芽がグンと伸びた。サンタ枇杷葉も、りささん枇杷葉も1周り育っている。秋が愉しみだ。
個人的には、勉強は嫌いだ。でも、知らないことを学ぶことは愉しい。わからないことが解明されるのも面白い。理数系に弱いのも、理解できなかったから。じっくり考えていると、何時も置いていかれた。いろんな分野の人と噺ができるのは、心が豊かになる。
今夏の枇杷。たくさんの青い実が見える。肥料も何にもしない。摘果というか、花芽茶にしたくて採った。熟れた実は、放っておくと皺皺になる。