雪が降る。陽が射す。その繰り返しではあるが、風は冷たい。寒太郎も、生きいきと空を駆けている。小泉八雲の怪談、雪女をふと思い出す。雪女は、折角の好意で出された、熱いラーメンが啜れない。人間との恋愛も、熱が入らず冷める関係。
今朝は、雪が降ってはいたが、月曜日とあって、車の往来が多いので、雪は道端にはじかれる。交通渋滞もなく、案外すんなりと勤務先に行った。今晩にも、今週中は雪らしい。昨年のこの頃も雪であった。何しろ寒中である。雪がないと困るね。
然し、冬山の危険性は、どんなに充分な計画をしていても、相手が自然では太刀打ちできない。そういった自覚も大切なような気がする。命は、自分の物だが、大勢の者等が多大な労力を強いられる。残された家族は、悲惨であるか。捜索費。
江戸時代には、薮入りであったもの。年に2日だけの休みを、それは楽しみにしていた。今では考えられない勤務状況だが、子ども頃からの、子守や丁稚奉行で、生きるために食いつないでいた。フクロウの鳴声、ボロ着て奉行せぇ、と聴こえた。
祖母の、貧しいことへの配慮で、働けど一生かかっても、使われる身であったことと、着る物も食べる物も、住む場所もあることへの感謝だった。明治生まれの祖母だった。貧しさに耐えなければ、生きられなかった時代である。今の何という贅沢さ。
来週の上京を、取止めておいてよかった。と思う。無理をして行けないこともなかったが、遠出をした場合には帰れない想定も。リエさんには、迷惑の掛け通しであるが、付き合いの限度もあって止めた。足の調子が気になる。転倒が心配であるが。
それなのに、湯島天神への合格祈願をお願いして、更なる負担を増やす。孫のやる気次第だが、滑り止め等の問題ではない。要は、風邪を引かず、体調を管理しての、受験に望んでほしいものだ。だから、言わないこっちゃない。千振が効くんだ。
月の女神・アルテミス。ギリシャ神話では、アポロンが太陽神である。和名は、ツクヨミ・ツキヨミで、太陽はアマテラス。