枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

宇宙を観ようよ

2010年04月29日 | Weblog
 仕事の勤務時間が一定ではないので、その日に依っての、様々な宇宙が観える。今は、火星や金星が綺麗に輝いている。科学的な説明をすれば、難しく思えて観る気が失せるというもの。ぼうっと宇宙を眺めていてもいいではないか。自然に興味が持てるのがいい。直ぐには理解できなくても、自分のお気に入りが見つかるかもしれない。そうすれば宇宙を眺めても、退屈しないだろう。

 ギリシャ神話を読むのもいい。星の誕生から消滅までを、パソコンで観てみるのもいいだろう。地球上に生命の誕生があって、月や太陽がどのように関わっているのかを、シュミレーションしてみるのもいい。自然という現象が、地球に及ぼす意味や、生命の誕生の秘密にも気がつけばいいな。自分の命の大切さに気がつくのもまた佳し。

 枇杷葉は、そういった時間の中に、様々に拘ってきた。人間の命のサイクルに、何かしら通じてきたように思う。枇杷の発祥地は中国だが、現在の枇杷葉に変化して、私たちの食卓に並ぶには、いろんな品種改良が行なわれてきたのだ。先人の知恵と勇気には驚かされる。庶民の感覚が生み出した、民間療法である。中国なので漢方薬として、扱われているが、先祖代々受け継がれてきたのだ。

 祖母が知っていた。ということは、学校で勉強したのではなく、語り継がれて知っていたのだ。祖母は母に教えたであろう。私は、母からは僅かばかりのことだったが、祖母のしていたことを、子ども心に覚えていたことと、研究したり、試してみたことに依る。霜焼けに効くのは、毎年困っていたせいだし、顔が赤らんでいたのも、辛かったからだ。生まれながらに美人というのではないし、かといって頭脳明晰でもなかった。

 おやっ?あれれ・・・。どうしてなんだろう?ちょっと待てよ。という疑問符が、堪えず頭にくっついている。そうなると、そのことが解決しないとすっきりしない。どんな小さなことでも没頭する。結果、解明できれば安心するではないか。そういった一連の作業が好きなだけであるが、最近は愉しくなった。まあ、他にすることもないから、単に暇人なのである。家族に邪魔者扱いをされなくていい。

 私は、自分が年を重ねた時に、思うようにしていたい。何処かの施設にお世話になるにしても、皆でお遊戯などしたくもない。志ん生やクラシックを聴き、自然の中に暮らせるようにしたい。間違っても、一様に同じ事をするのはごめんだ。はっきり言えば、自分の世界に土足で入ってきてほしくない。あたりまえのことだが、人格を無視したり、人として向き合ってくれない施設になど行く気はない。

 可愛いだの、上手に出来ただの、人としての扱いではない。若い者にこういった言葉をかけてもらおうとは思わない。幼稚園や託児所ではないのだ。おもちゃで遊ばすなど、莫迦にしているとしか思えない。会話の中味のお粗末さに、鳥肌が立つ。介護云々より、人間としての心構えができていないのだ。言葉のもつ意味、更に言えば、頭の中で考えてから、口に出さなければ、相手に対して、ほんとうに失礼なことだと思うのです。

 言葉でいくら言っても、真実わかって向き合うことは、困難を極める。自分のことさえわからないのが現状。況してや他人のことがわかろう筈もない。『アルジャーノンに花束を』それのDVD『チャーリー』は、何度観ても考えてしまう。自分がチャーリーでないことを思い、自分だったらどうするかとも。神さまは人間であることの、信の意味を問われる。

 人には、其々に持っている器があり、其処に注いでくれるモノには、血となり、肉と生るものが与えられる。それをどのように使うかは、その人の自由だ。また使わないのも同じである。また、与えてもらっていることに気づかず、大切で必要なモノを全て、溢してしまっている人もいる。太公望の妻のように、覆水盆に返らずにしてしまう。

 本を読むことは、自分を豊かにする。同時に、作者の言わんとすることや、他人のことに考えを至らすこともできる。思ったことを直ぐに口から出すのではなく、きちんと考えて物言うことは、相手の気持ちを解ることだってあるよ。私は、話してくる内容や、言葉のニュアンスで、察することができるので、煩わしいことには黙ってしまう。人として対応してくれれば、力も発揮できるというものです。

 枇杷葉に寝そべって、気持ちよさそうな蛙。自分の体調が落ち着くまで、離れようとはしない。いつの間にか居なくなっている。

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