写真をクリックすると大きくなります
散歩道で珍しいものを見つけました。桑の実です。ご存じない方もいらっしゃるかと思いますが、この桑の葉はお蚕さんの餌になるもので、私が子供のころには養蚕が盛んで、桑の木はいたるところで見られたものです。
その桑の木が大きくなると、葡萄の房のような形の小さな実がなります。熟すと紫色になり、やわらかく甘い実になります。
太平洋戦争のさなか、お菓子の類は一切無く、小学生の私はお菓子など口にしたことがありませんでした。そんな時この桑の実は実においしい食べ物でした。
学校帰りに桑の木に登り、その実をむさぼり食べたものです。食べた後口の中や回りが紫色に染まってしまい、桑の実をたべた事がすぐにバレてしまうのです。
母に、また桑の実を食べたのね、あまり食べるとお腹を壊しますよ、とよく言われたものです。
写真が荒びて見えるのは、実のある場所が暗くISO感度を1600にしたためです。
キャノンG9 4.7~44.4ミリ F2.8~4.8 ISO1600 絞優先 F4 1/30秒
WB オート