この北原家は脇本陣でもあったので、明治13年6月、明治天皇が山梨、三重、京都御巡幸の際、6月に22日間行在所となった。つまり宿泊されたということです。
この部屋は玄関に接した靴脱ぎといった所でしょうか。左手が玄関のようです。
ここが屋敷への入り口で、明治天皇が使用されてからは一度も使用されていないそうです。
接客の間でしょうか、左手に小さいながら手入れの届いた庭があります。
ここは天皇の居間だったようです。卓上には天皇が使用されたという「箸」と宿泊料「金50両」の書付が保存されていました。50両というと現在の3000万円くらいに当たるそうです。
この部屋は天皇の御寝所の間です。6畳くらいの狭い部屋でした。
これらの部屋や調度品は、それ以来使用が禁止され、現在も使用されていませんが、1日4回くらい一般公開しているそうです。