消えた日立第三協心寮
私の家から30メートルほどの所にある、日立第三協心寮が取り壊されて更地になった。この寮は日立中央研究所の独身者用の寮で4階建てのビルが3棟建っていた。
私がこの地に移り住んだ53年前に、雑木林と畑しかなかったこの地に白亜の殿堂とも言える堂々たる建物として存在感を示していた。当時国分寺市役所も現在地とは離れた所に木造の庁舎があり、鉄筋のビルはこの協心寮しかなかった。
53年間親しんできた建物と風景が消え去ってしまった。跡地は何になるのだろう。この5年間で、私の家の周りの雑木林などが消え去り、新興住宅地に変貌してしまった。時代の流れとは言え、緑豊かだったこの地がコンクリートジャングルに変ってしまった。
緑と水の町をキャッチフレーズにするこの町はこの先どのように変貌してゆくのか、気になるところである。