箱根関所手形
手形の表は概ねどこそこの通行手形と書かれており、裏面にはその土地の名所旧跡等の絵が描かれているのが一般的。
箱根関所手形の色々 表面
裏面
箱根の関所は元和4年(1618年)徳川幕府によって開設。明治2年(1869年)に廃止された。
「入り鉄砲と出女」など厳重な通行取締りを行なった。
関所を通過するものは誰でも関所手形を持たなければ通ることが出来ず、武士は国許の留守居役、町人百姓は、名主や庄屋の発行する手形が必要で、関所ではこの手形の印と予め届け出の印鑑とを照合し、相違ないことを確認して通行を許可した。
手形の大きさは、大名は奉書四つ切、武士町人は、ハジキラズ全紙と決められていた。但し公用又は飛脚用には木製の鑑札も使用された。