縁起もの
姫だるまと云う大きさは高さ30センチくらいのだるまだ。30年くらい前になるだろうか、カメラ店をオープンした時に行商のような人が来て愛媛県松山で作られている縁起物の姫だるまを買って欲しいとやってきた。
家内安全、商売繁盛、無病息災の縁起だるまと云うことで、購入したもの。
この姫だるまの歴史は、4世紀ころの神功皇后が道後温泉にしばらくご滞在になったおり、応神天皇を御懐妊になった。その応神天皇の深紅のまわた包みの可憐な様子を記念として追想し、作られたのが美しくて優雅なこの姫だるまである。
子供は健やかに育ち、病人は速やかに健康を取り戻す、と信仰にまつわる心意を示す玩具で、人々の心に静かにに染みいるものと言われている。
我が家では店じまいの後も大切に飾っている。