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先日、久しぶりにまとまった雨が降った。
苔のような植物の花を写したが、その折葉に付いた水滴も写してみた。
葉の先端に付いた水滴。
いまにも落ちそうな感じで慎重にカメラを構える。
マクロレンズ使用。
マクロ撮影は出来れば三脚を使用するのがベストだが、私は大部分手持ち撮影をしている。
理由は三脚使用では自由なアングルやポジションが選べない事だ。
そのため感度や絞り、シャッタースピードを手ぶれしないぎりぎりの所にセットする。
どうしても被写界深度を稼ぎたいときはやむなく三脚を使用する。
水滴にはその周囲の風景が写り込んでいるものが美しいが、なかなかその条件に合った水滴を見つけることが難しい。
写真の水滴も光の反射が見られるだけの面白みのない写真だ。
この水滴もあまり面白いものではない。
水滴写真作家と云われているある女性の写真家がいる。
彼女は自宅の部屋に水滴撮影のセットを組み、水滴を人為的に作り出し撮影している。
ものすごく繊細な仕事のようで、簡単に傑作写真が出来るわけではないようだ。
それなりの研究と努力の積み重ねで初めて出来る傑作作品なのだ。
人それぞれ得意な分野がある。
その分野一筋に精進する事が成功の秘訣だと思う。
自分には得意な分野は無いが、何とか見られる写真を撮る事を心掛けて行こうと思っている。