2018年1月31日の皆既月食
3年ぶりの皆既月食。
3年前の月食も始まりから終わりまで撮影した。
今回は残念ながら、後半午後11時30分頃から薄雲に覆われ、月が殆ど見えなくなったのが残念。
月食の撮影に当たって、月面に対する露出の問題がある。
月が完全に地球の影に入った時は、月面の明るさは非常に暗くなる。
その場合に適応する露出をあらかじめ想定して、先ずISO感度をISO1600に設定した。
写真は、月の表面を確りと描写するため、ISO 1600・ 絞り F11・ シャッタースピード1/1000秒にセットして撮影。月の欠け初めは月の左下から始める。
完全に地球の影に入った状態。
月面は赤くなる。
ISO1600・絞りF5.6・シャッタースピード1/1.3秒 肉眼では月が暗くあまり良く見えない。
カメラのモニターで見ると色合いも確りと確認できる。
月の欠け初めの露出と、完全に影に入った場合と露出の差はものすごい差がある。
地球の影が通り過ぎると左下から明るくなってくる。
露出は最初の欠け初めの時と同じになる。
以上露出に関しては簡単のようだが、実は欠け始めから元の姿に戻るまで、大体50回くらいシャッターを切っているが、その時々によって露出は微妙に変えて撮影している。
天体ショーは大体3時間30分位だったが、真冬の寒さは老骨の身には堪えた。