ボンネットバス・伊達家門・皇居正門石橋飾電燈
三井八郎右衛門邸横に昔懐かしいボンネットバスが置いてあった。
行き先「上野広小路」とある。
ボンネットが無くなったバスが運行されるようになったのは何時頃だったか覚えていない。
子供の頃はこんなバスによく乗った。
社内には女性の車掌さんが乗っており、がま口を大きくしたような鞄を首から下げたり、腰のベルトに取り付けたりして乗車券を売っていた。
乗客の乗降が終わるとドアを閉め「発車オーライ」と運転手に声を掛けるとバスは動きだす。
のんびりとした良い時代だった。
昭和20年代のバスの車掌さん。
私が高校生の頃撮影した写真。
高橋是清邸の先に、伊達家の門が残されている。
宇和島藩伊達家が明治以降華族に列せられ、東京に居住するため新たに建てた屋敷の門。
大正時代に建てられたもので総欅造りだ。
大名屋敷の門を再現したような形をしている。
この建物は1965年頃に小金井公園に移築された。
堂々たる建物で、正面右には門番が暮らしていただろうと思われる建物が付随している。
門を内側から見た所。
左が門番の部屋だと思う。
中は二畳の部屋と三畳の部屋しか見えないが、立派な部屋だ。
門を後にするとすぐ右側にこのような電燈が見える。
「皇居正門石橋飾電灯」と案内板に書いてある。
多分二重橋で見られる電燈なのだろう。
重厚な造りだ。
電燈を支える下の部分には旭日、ライオン、その下に鳩?か鷲のような彫刻が施してある。
何を象徴しているのかは分からないが素晴らしいものだ。
何時か皇居前に行く事が有ったら、じっくりと見てみたい。