デ・ラランデ邸と古民家
三井八郎右衛門邸近くに、デ・ラランデ邸がある。
デ・ラランデ邸は新宿区信濃町にあった西洋式住宅だ。
一階部分は明治時代の気象学者・物理学者である北尾次郎が自邸として設計されたと伝えられる木造平屋建て瓦葺き寄棟屋根下見板張りの洋館だった。
1910年頃ドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデにより木造3階建ての住宅として大規模に増築された。
等々案内板に記されていた。
現在はこの場所は武蔵野茶房として利用されている。
デ・ラランデ邸を通り過ぎると、藁ぶき屋根の古民家に出る。
古民家の周辺では梅が満開だった。
民家の庭先では何やら作業が行われていた。
近寄って良く見たいと思ったが、丁度正午になり作業は休止されて何をしていたのか良く分からなかった。
民家前には畑が作られていた。
昔懐かしい早春の風景を飽きずに暫く眺めていた。
遠くには雑木林が見える。
武蔵野の風景が蘇った感じで感動的だった。
あまりの懐かしさに梅のある風景を撮り続けてしまった。
昔はこんな風景を国分寺近辺でも彼方此方で見る事が出来た。
時代の変化と共に土地開発が進み、住宅街化してしまい、このような風景は遠い昔のことになってしまった事はなんとも残念な思いだ。