こもれびの里
こもれびの里に入ると、一寸した斜面に「セツブンソウ」が咲いていた。
柵の中に群生しているのだが、斜面にやや下向きに花が咲き、しかも柵の近くに咲く花が無く、望遠で遠くにある花を写すことになる。
斜面のためカメラを地面すれすれに置いても草丈を表現する事が出来なかった。
かろうじて花のアップを写す事が精いっぱいだった。
植物はどのようにして季節を感じるのだろうか、花名通り2月節分には開花する。不思議?
里の農家。
茅葺屋根のどっしりとした構えが豪農の面影を残している。
この日は囲炉裏に火が入っていた。
昔懐かしい囲炉裏。
農家の生まれではないが、戦時中に疎開した先の農家がまさにこんな感じだった。
いろりを囲んで農家の人たちと語り合ったことが思い出される。
竈のお釜の上に藁で作ったねずみが置かれていた。
何かのおまじないだろうか。
座敷には七段飾りのお雛様が飾ってあった。
現在は住宅事情もあってか七段飾りのお雛様を一般家庭で見る事は少ない。
我が家も内裏雛のみだ。
外に出ると屋敷を囲むように白梅が植えられ花が咲き始めていた。
里の農家遠望。
魚眼撮影、広々とした青空が陽光を目いっぱい降り注ぐ感じで清々しい。
「あぼへぼ」なるものが立っていた。
粟の穂が垂れ下がるほどの豊作になるように祈願するものらしい。
こんな風景を見ながらのんびりと歩きながらこもれびの里を後にした。
き始めていた。