国分寺公園の彼岸花 2
花のアップを撮る。
彼岸花にアップの写真は撮りつくされた感があるが、その時々の条件によって花の様子も違ってくると思う。
奇をてらうことなく単純に綺麗だと思った花をごく普通に写した。
花を強調するにはやはりバックの選択が大事だと思う。
薄日の差す花をバックを黒で締めて写す。
アップにすると思はぬ邪魔物が写り込んでいる事が有る。
小さなファインダーでは見落とす事が多いので気を付けたい。
この花も良く見ると蜘蛛の巣の糸らしき物が写り込んでいる。
バックに白い花をぼかして入れて見たが、やはり邪魔な感じがする。
玉ボケが美しいのでそれだけにした方が良かった。
ファンタジックな雰囲気を出して見ようと、白い玉ボケのみのバックにして見たが、これも白が飛びすぎた事と、花その物が白ボケと重なり合って不明瞭な感じになってしまった。
この写真が一番気に入っている。
バックを暗く落とし、写真四隅を一層黒く落とし、花を強調した。
バックに余計なものが無くすっきりとした写真に仕上がった。
花のアップと云っても撮影条件によって良かったり悪かったりする。
たかがバックと云えども主役の存在感を左右する大事な役割を持っているので、確りと見極める必要がある。