消えた畑を後に
消えた畑を後に何時もの散歩道に出る。
白い花が咲き乱れる住宅があった。
近寄って見ると、十字の花弁を持った小さな白い花の集まりだった。
白いモダンな建物によく似合う風景だった。
街路に植えられた百日紅の花。
まだまだ元気、長雨にも負けず確りと咲いている。
空には雲の切れ間が所々に見られるが、まだまだ雲は厚い。
高圧線の下に、ススキのの穂が開き始めていた。
秋の気配を感じる。
姿見の池入り口の用水路。
夏の間は岸辺に雑草が生い茂り、用水路そのものが殆ど見えなかったが、雑草が綺麗に刈り取られ、綺麗で豊富な水が流れる用水路が見られるようになっていた。
水路には魚影も見える。
用水路に添って歩くと、先日紹介したクヌギの木にビニール布が巻かれた風景がまだあった。
先日はこの木が一本だけだったが、今は周囲の木全てにビニール布が巻かれていた。
一寸異様な風景だ。
姿見の池の近くにシダの葉に囲まれるように彼岸花が一輪咲いていた。
彼岸にはまだ早いのに早くも彼岸花が咲くのは、天候のせいだろうか。
こんな赤い実もあった。
植物の名は例によって老骨には分からない。
これもまた秋の知らせなのだろうか。
帰路についてこんな理容室の前を通った。
何と理容室の象徴、ねじりん棒が普通は縦に立っている事が多いのだが、ここでは斜めについていた。店主に何か意図があたのだろう。
家に着く頃には日が落ち、街灯がぽつりぽつりと点き始めていた。
今日の歩行距離は4,500歩。