父母の三十三回忌
一昨日、父母の三十三回忌の法要を行った。
父母が他界して早や三十三回忌とは感無量であった。
通常は浄土真宗の寺で行うのだが、ご住職の話で、三十三回忌はには高齢者が多く、寺まで来てもらうのは大変だからご自宅で法要を行いましょう。
と云う事で、自宅で行うことにした。
私の五人兄弟夫婦共に健在で、正月以来全員が集まった。
そして私の子供夫婦と孫夫婦、兄弟たちの子供たちと大勢になり、部屋いっぱいになってしまった。
法要の後、ご住職の有意義な話を聞く。
三十三回忌に子供夫婦が全員健在で、しかもこのように大勢の人が集まることは近年稀で、珍しい事ですと言われた。
法要が終わり、子供の頃の話に花咲いた。
全員戦争体験者で、一番下だけが昭和19年生まれだ。
戦後の苦しい時代に五人の子供を育てた親の苦労は如何ばかりだったか、自分たちは子供の頃より如何に良く働いたか、食料の調達に苦労したことなど、同席した孫たちに聞かせたりして、過ぎ去った昔を語り合った。
一族全員が集まった三十三回忌、泉下の父母もさぞ喜んでくれたことだろう。
とても喜んでいらっしゃる事と思います。