マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

あぁ、中華そばが喰いたい

2015-04-30 18:02:01 | 

江坂で評判をとっていた「麺処えぐち」が4月27日に開店。

翌日に訪問。いつもはこんな新もの食いはしないのだが、仕事場から

近かったため行ってみた。開店18時を待って4,5人。

中に知った顔の同業者もいた。





師匠である「カドヤ食堂」橘さんからも、ラーメンJET、天神旗、

新御堂挟んで向かいになる「情熱うどん讃州」久保さんからも

花が届いていた。
華々しいオープニング結構である。






券売機で食券購入タイプ。やはり、師匠譲りの中華そばを行きたい。

外で待った時間も合わせて、45分待った。

空腹は最高の調味料なり。







中華そば750円。 スープはまったりとして、何度もレンゲを口に

運ぶうまさ。チャーシュー、海苔、メンマ、刻みネギ、どれも過不足

なく、スキがない。



 



麺はスープがよくからむ自家製の中細ストレート麺。

煮玉子100円をオプションで加える。

賛否分かれる海苔だが、ボクはあった方が良いと思う。

原点に対するリスペクトの象徴として。







仕事は丁寧である。 

待たせてもいい、雑にならず突き進んでいただきたい。


ツレが頼んだつけ麺。しっかりとした麺を味わうならばこちらを。







えぐちでは割スープなどするのかどうか、メニューに明記されて

いないが、
スープを飲み干すには余りに濃い味なので、書いておく

方が親切というもの。


カドヤ一党にはスープの温度が低いと指摘する声もあるが、

成程、若干の低さを感じたが、何度も息を吹いたりせずザザッと啜る

には
合理的ともいえる。気持ち的にはもうちょい高い方がいいかな。


ラーメンは快調に食べ進むも、麺が残り少なくなるにつれ、

スープの塩辛さが目立ってきて、最後はちょっと濃すぎる感あり。 

魚系が立ってくる。ちょっと荻窪春木屋を思わせた。


まだまだ馴れない…と店主。


麺の激戦区豊崎。 

ますます火花を散らして切磋琢磨して行ってもらいたい。






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しっぽくとのっぺい

2015-03-22 02:24:13 | 

フェイスブックとやらが世の中を席巻してから、ブログ離れが起きてる気がする。

しかしね…よく考えよう。 あちらは表の公道。 フリチンでは歩けない。

こっちは私道みたいなもの。 不法占拠かもしれないけど、わがもの顔で歩ける路地。

おのずと性格が違う。








それに、ポジティブなことしか書かないというのが気色悪い。

俺なんか、そんな自慢したいことなんかないね。

それよかボヤキたいことの方が多かりき。









心底【イイネ!】なんて思ってないのに、【イイネ!】を押すのなんか愚の骨頂。

付き合いで押したりして…いやさ、なんか疲れるんだよね。

知らず知らずのうちに大向こうのウケを狙ってる自分がいたりして、

いやんなるね。 自己嫌悪。



てなことで、ワシはやっぱりこっちの路地の吹き溜まりが好きなのである。

屁~吸うブックもいいけれど、も少しこっちを大事にして行きたいと、

常々考えていたのでありまする。



祇園「権兵衛」のしっぽくうどん、それをあんでとじておろし生姜を乗せた、のっぺい。

どうよ?え? 変わらないことっていうことは、いまの時代、案外難しいことなのだ。






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シシがクサいという奴はよほどクサイ

2015-02-17 02:31:13 | 

イノシシやシカやクマを食って、「全然臭みがありませんねぇ」
というアホげなレポーターが嫌いだ。なんだクサイだぁ? 

もういい加減先入観でムダにしゃべるのやめにしよう。
臭いとしたら、それはどこかの劣悪な状況で獲って十把一絡げで
長年冷凍にでもなってたんぢゃあるめぇか。
アタシャ、くさいジビエ、一度として巡り合ったことがない。

てなことで、いつになく戦闘モードはここまで。
こちら、実に良かったので。 
京都室町「Bocca del Vino(ワインの口)」

 

          



この日、立川直樹さんの連載インタビューが行われた。
ゲストは和紙クリエイターの堀木エリ子さん。
一杯目はスプマンテ。歓迎の泡ってことで


ふぐのフリット、寒ブリの炙り焼き、タコとイカのサラダ仕立て
これにフリウリの白。けっこうな相性。


パスタは2種お願いした。
立川さん、セレクト







セコガニのスパゲッティ・トマトソース

立川さん、こういうのが普通にあるのが関西の良さという。

ズワイガニ(オス)もいいけど、小型のセコガニもはかなげで美味い。

もう一つは、自家製フェトチーネ・イノシシバラ肉のラグー








狩猟の専門家にいわすと、現在多くのイノシシが純粋種ではなく、
逃亡した豚と交配したイノブタになっているという。


そうすると肉質にも関わってくるのだという。
イノブタになると身体の一部に白い毛が混じるのだというが、
そんなの止まらないうちは分からない。
大方、阪神間の住宅地に現れるような不良シシは純粋種ではあるまい。


ともあれ、ジビエの中でも高く取引されるのがイノシシで、
哀れシカなどはサシが入らないので、なかなか美味しく料理されず、
あちこちで害獣対策として食べ方が研究される始末。







イノシシ胸肉、炭火焼き
豚肉よりややワイルドだが、まったくクセなどなし。美味い







イノシシネックの赤ワイン煮込み

合わせるワインはウンブリア州のDOCGサグランティーノ・モンテファルコ
ポリフェノール含有量世界一だとか








うめぇ~!


対談は談論風発。堀木さんもクレバーが方なので話が弾んだ

立川×堀木対談は、あまから手帖3,4月号で








エスプレッソで食後もスッキリ







4月頃に室町から、四条木屋町下ルへ移転予定


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鶴野町コトブキ食堂を想う

2015-02-09 22:45:44 | 

あらためて私なんぞが言うまでもなく、美味いものは美しい。 

山高に盛られた青ネギにも作り手の愛情を感じる。







カレーうどんには魔力というものがある。

横で食べられたりすると、もう他のものでは代役はつとまらない。

久々、豊崎町「情熱うどん 讃州」のカレーうどん。

ここにはカレー釜玉というヒットメニューもあるが、この日はストレートにこれ。


この近所。現在の毎日放送の正面辺りに、その食堂はあった。

名をコトブキ食堂。 

その佇まいは、どこから見てもバラックのような古びた大衆食堂で、

当時、世話になった事務所が近かったとはいえ、ちょっと勇気がいうような店だった。

大衆食堂の大定番、鯖煮付けと白ごはんが美味くてね、

たしか近所に居た上岡龍太郎さんとか、板東英二さんも好きで来てたような気がする。


ここのカレーうどんがバカうまだった。

だし系ではなく、粘性の強いルー系とでもいうか。

製法を聞いたら、なんてことのない普通の…ということだったが、ありゃあ名作だったな。









今日の定食にはサラダが付いてくるので、まずそいつをたいらげる。

一応身体のことを思んばかって、ベジーファースト励行中。

で、うどんを食べたあとは丼にごはんをブチ込んで、余さずいただく。



ちょっと炭水化物とり過ぎの懸念はあるが、コトブキ食堂でも必ずそうして食べた。

なんなら、そこへ卓上のウスターをチョイッと落とした。


ちょっとしたルールがあった。

茶碗のごはんの方にカレー汁をかけるのはNGで、あくまでも丼の方にご飯を入れる。

でないと、二つも器を汚すことになるからだ。

二つのカレーで汚れた器を置いて出るのはどうにも美的ではない気がして。

下品の虫にも一分の品格ってとこだろう。


今日のももちろん美味かったが、 ありゃあ美味かったな…。

今の茶屋町界隈には、もうあんなバラック建てみたいな食堂、生息する隙間がない。


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今年も喰わいでか、やらいでか

2015-01-04 00:41:28 | 

2015年もあけました。

見事に年賀状をサボってしまいまして、でも頂いた皆様方には必ず返します。今しばし!

そんなワケで、去年は手負いになった一年でしたが、今年はね、もうふつふつとヤル気がね。

こうぢゃ!!








どうかひとつ、今年も変わらずのご贔屓をお願い申しあげます。

Facebookに時間とられたりしてますが、必ずこっちに戻って来ます。

ま、なが~~~~い目でひとつ。

向こうは公道。こっちは私道つうか、自分の庭の気分なんですよね。

パンツ一丁だって、何はばかろうことがありましょうか。

ではでは、この冬、喰って元気が出たこんなのをアップしてみませう。



丹波産イノシシ 肩ロースの炭火焼







同、イノシシのネック煮込み (四条室町 ボッカ・デル・ヴィーノ)







イノシシ年関係ないけど、逆に干支なら喰いにくいってもの。

猪突猛進!はちょっと、しんどい。

シシ喰ったし、獅子奮迅。

あゆみはボチボチでも、真っ直ぐにまいりますぞ!!

以後、よろしゅう。





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