マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

出発点はウェスタンスイングぞ

2012-04-30 10:14:49 | Weblog




ロックンロールの源流にいる、ビルヘイリー。
映画「暴力教室」のテーマとなった、Rock Around The Clock のヒットで、
一躍ロックンロールは世に躍り出る。


彼は元々、ウェスタンスイング出身である。


1925年ミシガン出身、父はバンジョーやマンドリンを弾いていた。
13歳で初めてギターを手にしたウイリアム少年。
18歳で初レコーディング。


The Downhomersのグループ名で、ローカル局で活躍。
その後、
1948、The Four Aces Of Swing
1950、Bill Haley And His Saddlemen


52年にCometsを結成。ここでR&Rになる。
何が分岐点になったのかはつまびらかではないが、
リトルリチャードやチャックベリー、ファッツドミノなど、若い黒人ミュージシャンの
R&Bに強い影響を受けたのは確かだ。


ロック・アラウンド・ザ・クロックのヒットは54年。
55年にはビルボード8週連続1位と爆発的に。
2500万枚、ロック史上、最初で最高の売上げたシングルだったが、想像がつかない。
いろんな歌手が競作したsukiyakiは63年の1位で、1300万枚以上らしい。
それと比べてもギネス級だろう。


その翌年、いよいよプレスリーがハートブレイクホテルで登場し、
大向こうの熱視線をかっさらっていく。
ウエスタンスイングは急激に凋落を迎え、
歌手たちは一様に、ハッとを脱ぎ、ロカビリーに傾倒していく。


ビルのカールを巻いた前髪、何処となくいけ好かない感じが反抗的な若者に受けたのか。
のぺっとした顔は爬虫類というか、ミュータントっぽくて、おもしろいけどね。


黒人のリズム&ブルースを、白人が歌うとカントリーにチャートされるという時代。
その間を自由に行き来できた新しいタイプのミュージシャンの到来だった。


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