日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

時間旅行♪

2011-04-18 16:35:03 | Weblog

 懐かしい母校、水俣高校を見て回っている間、両親と祖母は車の中で待機していた。 「外へ出てみたら? 桜も綺麗だし…」 でも、湯の児で充分観たし、ここでいい、疲れた、という。 待ち人達が居る為、車の中へ戻った。 祖母に聴かせたいと思っていた曲があった。「ガラ拾い」水俣出身、むたゆうじさんの地元色が強い曲。出発時、車の中でファーストアルバムをセットする。 「おばあちゃん、この曲、ちゃんと聴いていてね~懐かしいと思うよ、きっと! 昨夜、あれだけ話を聞いたからねぇ、むた農場のこととか・・・」 私の予想通り、祖母は「ガラ拾い」を聴きながら、笑っていた。 「あぁ、こんなこともあったねぇ、昔・・・」

 そして、いつしか、車は水俣駅の近くへ・・・

「ちょっと、ここで降ろしてくれる? 水俣駅に来たかったんだ。ここから独りで歩いて帰るから」

「え? 何だって?」 と不思議がる祖母。 「歩いて帰りたいんだって!」と母ケイコ。 ありがとう、お母さん!

 駅の裏に回って見る。昔は(私が幼児期)この辺から中へ入れたような・・・?

今は当然 勝手に入っていけない。ここからじゃ、何も見えないわ~。やっぱり駅の構内へ・・・と、切符の販売機を見ると、「入場券」のボタンがない・・・ないのかな・・・昔はあった、入場券・・・?

もし、無いのなら、ひと駅の切符を買わなきゃいけないのかぁ。 ひと駅・・・袋駅だな・・・って確かめる。 でも、念の為に窓口の駅員さんに思い切って聞いて見た。 

「入場券? ありますよ。 180円です」

お財布から小銭を出して手渡そうとすると、駅員さんが言った。

「誰かを迎えにホームまででるの?」

うーーん。そうじゃないんだけどな・・・。 迷ったけれど、ほんとのこと・・・言うしかない。

「久々に水俣に帰ってきて、特に水俣駅まで来るのは数年ぶりで。 今は最寄りの駅は新水俣駅だから。それで すごく懐かしくて、駅の構内を歩いてみたいっていうか・・・写真を撮ったりしたいんです」

相当、赤面していたと思うけど・・・はっきりいって思いっきり恥ずかしい! へんな子だなぁって思われても仕方がないか・・・と。

でも・・・。 「いいよ」

・・・・え・・・・?

「いいから 中へはいりなさい」

「でも・・・あの・・・・お金は?」

「いい、いい」

「あ! ありがとうございます!」

この時の私の気持ち? どうして泣かすんだろう、ここの土地の人達は。 優しい空気が流れてる。 海にも 空にも 駅のホームにも。

 かつては あんなに多くの人達が乗り降りしていた水俣駅。 九州新幹線の開通で、新水俣駅がメインの駅となり・・・・そう・・・・今では ひっそりとしていた。 それでも変わらないホーム。 夏休み、そして春休み、祖父母宅で過ごし、再び福岡へ戻る日には、ここで、この場所で、「また会おうね!」って見送りに来てくれた祖母と特急有明が到着するまで、話をしたっけ。 そう、ここ ↓↓ で!

  庭田商店が見える!

そして、ここよ、ここ!

何もかも さび付いてしまって・・・

時間の流れを感じさせるよね・・・

向かって右ね。

間違いない! だって、ホームの先には、

ほら・・・信号が見えるもの。

み~つけた!

あの場所だわ~☆

 

   向こう側のプラットホーム

あそこだ!って確信すると同時に駆けだす

きっと 誰にも理解できないだろうな 逸る気持ち

途中で母の母校の生徒さんが描いた絵に遭遇!

 水俣第二小学校

風に揺られて ぶ~らぶら・・・なんて第一小学校の生徒さんに笑われていた校舎だけれど

床はぴっかぴかに磨かれていてね・・・

自慢の小学校だったよって 母が話してくれた

そして 到着!

母が電車通学していた 水俣駅には

たくさんの青春の思い出が詰まっている                            

                                             

 

                                                              20年前の ・・・むたゆうじさん♪ 

こんにちは、初めまして♪    

中学&高校の後輩の… 「すず」です

あの日 母校で歌ってくれて ありがとう~

「小さな一歩」の他に 

「汽車は~はし~る~」って歌っていたでしょ?

今では 曲のタイトルも覚えていないけれど

 

武田鉄矢さんが龍馬の「ゆかりの地」を訪れた時

きっと 今の私と おんなじ気持ちだったんだろうな~って

あのアルバムジャケットと同じ場所から

数十年後の水俣の景色を眺めながら思いを馳せました~♪

そして今現在は 「この日、3月下旬」とは 又 違った心境なのですが

並べられた詩やメロディを 自分の人生にプラスになるように聴いていこうって

思えるようになりました うん そうしよう♪

 

 

 

 

  駅員さんが 煙草を吸いながら私を見てるわっ

 

 

時間旅行

 

踏切 横切り 

線路をつたって

ほら、あの子が駆けてくる

「おじさん、待って!」

 

いつの間にか 風を追い越し

朝露浴びて

少女は電車に飛び乗った

「ギリギリセーフ!」

呼吸も整えられぬまま

ガタン、コトン…動きだした電車に 

少女は慌てて吊革つかんだ

 

「朝ご飯、しっかり食べたか?」

車掌さんの声に 

はにかみながらもコクンと頷く

二人の額に 朝露色の汗が滲む

互いを瞳で確認し合う いつもの朝

― 今日も一日 笑顔でいこう! ―

 

 

初夏の時間旅行                 

「おかあさん・・・帰ってきたよ・・・」

少女だった母の面影探し 

旅する私を 故郷は こんなにも優しく包み込む

もくもくと黒煙の煙を吐きながら

母を乗せた電車は時間の中を走る

プラットホームの端っこで

遠く あの日を見つめたまま

動けずにいる私の心の中…

知らない筈の過去が走り抜けていく

 

発車を告げる汽笛の音

今は聴こえない筈なのに

何故だか心に響き渡る

 

線路をつたって ほら 

傾きかけた お日さまの向こうから

古いアルバムの中の

見慣れた あの子が駆けてくる

プラットホームの端っこで

あの日の母と目が合った

お帰りなさい、よく来たね!

ただいま、お母さん、帰って来たよ!

 

 

遠く…遠くへと続く 道

歩き疲れたら 再び 戻ってこようなかな

「ここ」 へ・・・・

あ・り・が・と・う! わたしの 生まれ故郷 ~ 

         

 

まゆぴょん☆ 日記   2011年4月18日 そして本日、4月30日に 追記記事

 

 

Comments (9)
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