今年度、最初に手に取った本は、私が最も好きな男性作家、石田衣良さんによるもの!
ご覧の通り、イラストも素敵です。
『ぼくとひかりと園庭で』
石田衣良さんは、男女問わず色々な職業、年齢の人達を描いていますが、今回はパパとなった衣良さんが、当時はまだ幼かった息子さんをモデルに童話を書かれているのです。
童話とはいえ、子供のみならず大人に向けられた強烈なメッセージでもあります。
以前、『チッチと子』という父と小学生の息子を描いた長編小説がありました。(毎日新聞に掲載)
あの息子さんが幼稚園児になって登場かぁ…と思いながら読んでいたんですが、最後の最後に 文庫本後書きを読んで、
うん、分かる、分かるんだけど…そうも上手くはいかなくて…
と思ってしまいましたわ汗
少なくとも ひかり達と同じく、
わたしも かつて たった一人ではあるけれど、
命を救えた
それだけでも…
きっと この世に生まれた意義はあったのだと。
自分のこれまでの人生、
そのように解釈しています。
今後は ひらすら心情的には尼の道を目指すのだ!
…ってことで、石田衣良さん、ご勘弁を~
10年前に読んでいたら、確かに背中を押されていたかも。
(いや、それも無かっただろうって思ってはいるんだけどね)