日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

絵本で伝える戦争体験

2010-07-13 13:55:10 | Weblog
 最近、介護職についている人達のブログ巡りをすることがよくあります。
或いは在宅介護をしていらっしゃる方々のブログを選んでは、ざっと読ませて頂きます。
この数カ月の間に全部で50くらいのブログを訪問させて頂いたでしょうか。
殆どGooかアメーバブログです。
普段、何げなく使っているちょっとした言葉にとても敏感に反応されるのだ、傷付くのだ、ということに ハッとさせられることも多いです。
さらっと流すことも心身ともに健康でいるには必要だということも再確認させられます。
 そんな中、目に留まったブログで1カ月前に絵本を出版されたというプロフィールに興味を持ちました。
介護士をしながら絵本の出版。
利用者さん達に読み聞かせをしていらっしゃるときき、早速注文してみました。
コンビニで商品を受け取り代金を支払う方法です。
書店では中々手に入らない本も、こうして簡単に注文でき、手元に届くーとても便利な世の中になりました。
(書店に常時置いてあるのは売れっ子作家さん、著名人の方の本が主ですから)
 こうして今、手元にある本。

タイトルは、「さちと赤鬼」
著者・イラスト:田中もも

さちと赤鬼/田中 もも

ご購入は、こちらから ↑↑↑

 早速ページを開きます。
母親が息子、娘の為に伝えておきたい大事なこと、忘れ去られてはいけない歴史。
そえらを精いっぱいの真心を込めて描いた紙芝居、といった感覚で読み進むことができます。
思わず昔、公園で駄菓子を食べながら紙芝居に聴きいった時代の「はしくれ」を記憶の中に呼び戻しました。
ド田舎から社宅がいっぱい、人もいっぱいの都会に引っ越してきた当初、緊張した面持ちでしたっけ。
それでも次第に紙芝居に聴きいってしまう。
そんな子供たちがいっぱいの時代。
私も紙芝居を実際に見たことがありました!
多分、最後の最後にギリギリセーフで 「古き良き時代」を経験できた幸運な世代だったのかもしれません。

ページを開くと、幼なき頃の遠い記憶を呼び戻されます。
そして実際には自分で読みながらも、ナビゲーター役の母親か祖母によって絵本の世界へ すっと入っていくような、そんな気にさせられます。

 「お兄ちゃん、鬼だよ。赤鬼がいたんだよ」
という妹さちの声は、そのまま幼いころの貴方自身の声かもしれません。
戦後のまだ、日本が貧しかった頃の 鬼と さち お兄ちゃん、そして家族との間に生まれた感情と涙。。。

 そんな どこか懐かしくも悲しく
そして 切なくも ジーンとくる
母や祖母の戦争体験を いっぱいの愛情を持って伝えてくれる、
そんな絵本です。

 私にも子供の頃の発見やドキドキ感。
「ねっ! 来てきて! あそこにね、赤鬼がいたんだよ! お母さん、早く早く!」
「何が居るって言うの? そんなもの居る訳が…」
そんなこともあったなと、思い出しました。
「あそこに綺麗な鳥が居るから、早く!早く!」
こうして見つけたセキセイインコ。
何処からか逃げてきたのでしょうが、飼い主が見つからず、「ピコ」と名付けて我が家で飼うことになったピコ一号のことも思い出しちゃった~。
いいものいっぱい、見つけたよ! ねーちゃん、ちょっときて」
と言われ、バケツを覗いてみたら、ダンゴ虫が うじょうじょしていた。
ひえっ~ ということもありましたが

さちが出逢った赤鬼とは、いったいどんな鬼だったのでしょう?
ちょっと悲しいラストではありますが、「絵本」という限られたページ数の中で大切なことは充分伝えられていると思いました。

内容については、読んでからのお楽しみ

自分も早速、手作りの絵本を我が子に残そう
そして自分の肉声で読み聞かせをしよう
きっと創造する、ということにも興味を抱かせてくれますよ

私も時間が許せば利用者さんに読んであげたいと思います。
高齢者用の大人の絵本です。
実際のところ、小さなお子さんが一人で読んで理解できる言葉遣いではありませんが、(漢字も多く、「るび」がありません)
自分の思い出も交えてコミュニケーションを取りながら、おばあちゃんから孫へと読んであげて下さい。
そして次は、貴方自身の絵本を作ってみては…?

すず


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期日前投票

2010-07-10 22:24:11 | Weblog
 福岡は今、大雨です!
明日も雨、明後日も雨の予報。
今年は本当に雨が多く、日照時間が極端に少なくて作物に影響が出ているとか。
雨が降り過ぎるのも困ったものです。
そんな中、19時半に期日前投票をしてきました。
雨がザーザーでしたが車で行ったので多少濡れただけで済みました。
それにしても凄い雨。
この雨の中、結構たくさんの方が区役所にいらっしゃっていて、驚きました。
皆さん、明日は仕事等で来れないのでしょうね。
私も明日、日曜日に関係なく勤務で朝10時から夜20時まで。
引き継ぎをしていると大抵20時半か21時に勤務終了になるので、定時に終わらない可能性の方が高いです。人間相手のお仕事ですので。
投票は20時までなので、どっちにしても間に合いません。
勤務場所と当日の投票場所は正反対の方向なので、朝、行くのも時間的に辛い。
そこで、今回初めて「期日前投票」を経験しました。
初めての選挙は海外へ行く前だったので、「不在者投票」だったのです。
今は障害者や高齢者のために自宅でも投票できる制度もあるのですね。
とても良いことです。
普段は選挙権があることについて、そんなに『幸せ』を感じることなく過ごしていますが、先祖が勝ちとった権利。
この先、いくつになっても、身体が不自由になっても出来るだけ棄権しないようにしなきゃ
そう思いました。

 今回の選挙、いつもは比較的、悩まずに投票する私ですが、比例代表は、最後まで悩みました。
政党を決めたのは、今朝のことです。
ここでは勿論、言えませんけど、明日の投票結果が楽しみです。

 追加記事をニュース速報と共に書きたい気分ですが、帰りが遅いので、どうなるか?
皆さん、明日の選挙、道中、気を付けて行ってきてくださいね。(特に大雨の地域)

 今日はホークス勝ちました
途中からラジオをハラハラしながら聴いていました。
和田投手に12勝目はつかなかったけれど、粘りの投球、お見事でした!
キャプテン小久保も戻ってきたし、明日もこの調子で

 今日、私は仕事がお休みでしたが、昨日からホームヘルパー2級を取る為に「施設実習」に来ている方を受け入れ中で、いつもより賑やかです
自分が取ったのは4年以上も前(さくらで働くより前)のこと。
何だか当時の「講義」や「実技演習」そして、最後の「実習」を思い出しています。
たまたま昨日は私が入浴介助の担当日だったので、御一緒しました。
私の入浴介助の実習は、ディだったので、自立出来ている人ばかりでした。
グループホームの実習の方が勉強になると思いますが、ひるんでしまう場面も多かったようです。
「わっ・・・私には・・・とても・・・・ はっ・・・初めてだから・・・
私も最初は不安の方が大きかったですもの。
特に介助は危険がいっぱい。
つい最近も、入浴介助には職員が3人居たのに、気がついたときは、利用者さんが浮いてた、ということがあったばかり。
ここでは一人の介護士が一人ずつ入浴介助をするので、目を離すことは100%ありませんが。
それでも滑りやすい場所。
何があるか分からない、という不安は常にあります。
 「お若いのに手際よくされますね。こちらでの勤務は長いんですか? それに、こんなにキャシャなのにぃ」
と言われたときは、「若くはないんですよ そんなに長くもないですね。7か月ですから」
きゃしゃとか、細いとかって言われるのは正直、あぁ又かって思うけど、(いつもは自分で言っておきながら)ほんとのことだもんね。
 「身体介護は無理でしょ」 「すずちゃんには無理だと思うよ」な~んて、結構親しい人に言われましたけど、なんとか続いています。
こ~んな見た目は荷出しも出来んやろ?って言われた私でも。
だから、体格は恵まれてる人ばかりが研修にも新人さんでも来るので、ひるまずに資格を取ったら福祉で活躍してほしいな~なんて思います。(えっらそ~にね、御免なさい。私こそまだまだなんで努力します)

 
 私のお誕生日に たくさんのお祝いコメントを頂き、嬉しい限りです。
心から、ありがとうございます
皆様が七夕に寄せた願い事が叶いますように


 すず

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Happy birthday to me♪

2010-07-08 00:21:37 | Weblog
 おはようございます。
七夕も終わりましたね。
福岡は梅雨も一休み。
久々の快晴でした!
織姫、彦星も無事に再会できたことでしょう~。
 今日、7月8日は私の誕生日でーす。
昨日、ECCの先生から自宅に届いた花束は部屋に飾っています。
ありがとうございました。

 訪問者が昨日で5万人を突破しました!
月に4~5回程度しか更新しないブログなのに、(よって更新マークも出ないのに)
忘れずにご訪問して下さる方々、いつもありがとうございます。

すず


以下のお話はフィクションです^^ (ショートショートの続き)


    七の会 (七恵編)

 「駿くん、もう来てる?」
 「うん」
真理恵の大きな声に、一瞬びくっとする。
ここのテーブルどころか、隣のテーブル、いや、後ろのテーブルにも聴こえちゃうじゃない。
駿、と聞いて、彼の肩がかすかに動くのをパノラマのように広がる鏡の向こうに見ていた。
 「どこに座ってるの?」
 「真理恵の斜め後ろ」
思わず声のトーンが低くなる。
 「斜め後ろって、どこよ?」
そんな私の気持ちはお構いなしに真理恵の質問は続く。
もう、いいわ。
本人に聴こえても。
真理恵の大きな声が、かえって私を開き直らせた。
でも、もしかしたら、真理恵の作戦だったのかもしれない。
 「駿なら、さっきから、真理恵の斜め後ろに座ってあっちのグループと話してるって、ほら!」
そういうと、私は後ろを振り返り、駿の背中を指さした。
鏡の中のもやっとした姿ではなく、5年ぶりに直接見る彼の後ろ姿だった。
写真でもない。
鏡というフィルターを通してでもない。
勿論、今でも夢に見ることさえある、思い出の中の彼でもない。
等身大の彼の姿は少し痩せたかな? という以外は5年前と変わらなかった。
やっぱり懐かしい。
今度会ったら、いや、もしも、偶然何処かでバッタリ会うことがあったなら、こう言おう、と心に決めていたことがある。
でも、26人が集まった今年の七の会、つまりは高校卒業と同時に始まった同窓会の席で言えるようなことじゃなかった。

 七恵、覚えてる? 毎年、七夕になると心に描いた短冊にしたためてきた言葉。

心拍数が上がり、どうにも こうにも落ち着かないときにする私の癖だ。
こうして自分出自分に語りかける。
挨拶回りをする人陰が、鏡の中でテーブル間を何度も行ったり来たりする。
それぞれに昔の面影はあっても、この暗い照明の下では、はっきりしない。
鏡に映った姿では、特に、だ。
それでも私は、鏡の中の駿を一瞬で捉えた。
 「もう、話した?」
 「…ううん」
 「挨拶くらい、ちゃんとしたの?」
 「会釈はしたよ。でも、分かったかな? 私だって。もう5年も会ってないし」
 「バカね。お互い好きだった相手でしょ? 5年やそこらで顔まで忘れてしまうわけないじゃない。例え七恵が駿くんと別れた後、ショックで急激に老けこんだとしても…よ! キャハハハ」
真理恵は自分で喋って自分でウケている。
お幸せだなぁ、真理恵って。相変わらず。
でも、真理恵のお陰で緊張の糸が切れたかも。
 「それにしても、この店の照明、こんなに暗かったっけ?」
誰かがぼやく。
これじゃ、お互いの顔がはっきり見えないよね~と。
私達が七の会を結成し、この店へ毎年通い始めた頃は、太陽をイメージしたような、もっと明るい照明だった。
これって、最近流行のアジアン・テイストってやつだよね?
そんなやり取りが隣のテーブルから聴こえたと思ったら、真理恵ったら、「そうよ。私達もう、そんなに若くはないから、照明も暗めじゃないと、シワまでしっかり見えちゃって困るだろうってオーナーの心配りだよねぇ」
一同、どっと沸く。
それまで各々のグループごとに会話していた七の会が、一気に和気あいあいとなった。
 「さぁ~食べよっか! 折角きたんだもん。食べて元を取るぞ~」
真理恵はいつになく張り切っている。
私もいつしか、鏡の向こうに見え隠れする駿から視線を外し、目の前に並んだ料理を頬張った。
…と、そのときだった。
駿が急に立ち上がったのだ。
前菜のサラダをもぐもぐしながら思わず上目使いになる。
駿は背が伸びてた。
社会人になっても、更に成長したのね、くそーっなんて思ってる場合じゃない。
だって鏡の中の駿の顔が見える。
見えてるってことは…そうなのだ。
駿は今、この瞬間に、こちら側のテーブルを観ているんだよね。
鏡の中の駿と、もしかして目が合った? そう思ったとたんに心臓は爆心音をたて出した。
滑らない筈の割り箸は手から転げ落ち、呼吸すら止まってしまいそう。
その後は、お料理と真理恵達とのお喋りに不自然なくらい集中し、一切、鏡は見なかった。
 「駿くんったら幹事のくせに、こっちのテーブルに回ってこないよ。何なんだろうね、全く!」
時折、悪酔いした真理恵が叫んだけれど、5年ぶりに参加する七の会は、温かい雰囲気のまま、お開きとなろうとしていた。

 「みなさーん! 最後に幹事の駿からご挨拶があります」
鈴木くんがパンパンと手を打つと、皆、担任の話を聞くかのように背筋を伸ばした。
この雰囲気。
なんだか高校生に戻ったみたい。
それでも座っている私の真横に立った駿の膝元から上へ向けて、私は顔を上げられずにいた。
よりによって、どうして、こんな所に直立するのよぉ。
どう見ても、ここって、中央じゃないよ。
挨拶なら、会場の前か、中央でやってほしい。
こんな、入り口近くの隅っこじゃなくて。
何より、駿に上から見おろされている感じが居心地悪くて仕方が無かった。
出かけにシャワーしてきたのに。
タバコの移り香、してない? 
 「え~っと、本日は、お忙しい所、お集まり頂きまして…っつうよーな、堅苦しい挨拶はナシ! えっと、このあと、恒例の2次会へと場所を移したいと思いますので、みなさん、宜しく~! おわり!」
短すぎる、けれど分かりやすい駿の挨拶に皆、どっと笑う。
 「どうする? 2次会、行く?」
真理恵の問いかけに即答できず、先程から私の隣に立ったまま、挨拶を終えても動こうとはしない駿を盗み見た。
 「明日、早朝から仕事だから…やめておく」
 「じゃ、私も行かないってか」
そろそろ、静々、と立ち上がる。
正座に慣れてない両足が少しだけ駿がいる方へ よろめく。
決してわざとじゃないの。
それに駿だって簡単に、ほんの一歩、右へ避けることができる。
だけど、駿は石のように私の真横に立ちはだかり、スペースを開けようとはしなかった。
思わず出口とは反対側へ方向転換し、駿から離れようと慌てる私も又、それ以上、前へも後ろへも進めず、どうすることも出来なかったのだ。
七の会のお開きは、人の流れに逆らうようには出来ていなかった。
駿もまた、出口をふさいだまま、一向に前へ進もうとはしない。
その間にも七の会のメンバーが、押しくら饅頭のように出口へ向けて寄ってくる。
駿へ向けて人の波が押し寄せてくるかのよう。
何も意識したくない。
それなのに鼓動だけが、やけに早くなる。
どうしよう、どうしよう。
ねぇ、どうしたらいい?
私の鼓動は極限の状態に5分以上、耐えられるほど強くも無かった。
まるで金網にでも しがみ付いたかのように、何処へも逃げられず、おたおたしていた。

結局、私の隣に 駿が立ったまま、時間だけが流れていく。
5分? 3分? ううん、もしかしたら、ほんの30秒程だったのかもしれない。
それでも私には10分のようにも、時間が止まってしまったかのようにも思えた。
ただ、駿が隣に立っている。
それだけのことが、このまま永遠に続いて欲しいようで、そうでもなくて。
私の腕、すれすれに立っている駿ではなく、鏡の向こうの駿に語りかける。
 
もしも、また逢えたなら、その時は言おうと思っていた。
「今でも好きです」、と。
あの星の輝きと同じく、ただ、それだけが変わらぬ事実だと。
織姫と彦星。
たったひとこと。
待っていてほしい、必ず逢えるから。
その一言だけで、女の子は永遠に待っていられるのに。
例え年に一度だけしか逢うことが許されなくとも。

今しかない。
伝えるなら、今しかないのよ。
何も言わずに、このまま別れていいの?
ほんとに、いいのね…?

外へ出た。
七夕の夜は、ロマンチックでもあり、何処か哀しくもある。
年に一度しか、会えない織姫。
だから…だろか。
でもね、お互いの気持ちが通じあっている織姫は幸せよね。

頬に触れる夜の空気が少しだけ なま暖かく、心地よかった。
鈴木くんと駿が男同士でじゃれ合っている姿を 私はただ、ぼんやりと眺めていた。

言えなかったね。
結局、5年ぶりの同窓会で確信したことは、ちょっとだけ老けてカッコ悪くなった「彼」に幻滅することじゃなくてー。
当たり前だけど、外見なんて、どうでもよくて。
何が変わっても 駿って人が変わらず好きだということだけ、だった。
七恵の30回目の誕生日はー。
二度目の失恋記念日だね。

 「それじゃ~2次会へ行くぞ~! 俺についてきてくれよ。行かない奴とは、ここでひとまず、さよなら。また、来年、七夕みたいに会おうなぁ!」

帰宅組の私達、みんなに向けて叫ぶ駿の姿は夜をバックにすると、輪郭しか見えなかった。
それに、ほら…
知らずしらずの内に涙目になっていたから。
でも、もう一度だけ、会えて良かった。
後ろを向いて、歩きだした駿の背中が夜霧の中で揺れ動く。
揺れは次第に大きくなり、そのまま一回転すると、何故だか ぴたっと静止した。
そしてー。
一歩、また一歩、と信じられないことに再び近付いてきたのだ。

 「七恵、誕生日、おめでとう」
えー?
覚えていてくれた…の???
最後だけ、後戻ってまで優しくしなくていいのに。
七の会の席では、全く話しかけてもこなかったくせに。
駿は、そんな私の気持ちなんて無視して最後だから…と精いっぱい笑顔を作ってくれているかのようで。
それが駿が最も嫌う、「公共の場で永遠の約束をしたカップル」のようだったので、無理しているなって、余計に泣けてきた。

 「あの・・・さ、七恵。卒業後、俺達の友情が、いや、愛情も、この先、ずっと続くように。
そう願って高校の同窓会、、、なーんて、云わば、皆の物に、『七の会』って俺が命名したんだってこと、ちゃんと気付いてくれてた?
七の会の七は、七恵の七だよ。
七恵の誕生日でもある。
いつか・・・、そう、いつか一人前になったら、こいつらの前でちゃんと言えると思ってた。
5年前は、まだだったんだ。自分に自信が持てなくて。七恵に今、はっきりと将来を約束出来ないなら、別れると言われたときは、もう、俺達だめかと思ったけど、今日、七恵に会って分かったんだ。きっと、俺達が今、望んでいる方向性、一緒だよ・・・な?」

 私は黙って駿の言葉を聞いていた。
一言、ひとことを噛み締めるように。

 「みんなぁ。 今まで親友の鈴木と真理恵以外には隠してきたけどさ。実は俺達、付き合ってまーす! 
あ…勿論、近い将来は結婚するよ。
来年の七の会は、俺達二人の結婚披露宴ってことで。七恵、いい?
なんか、勝手に決めちゃたけど」

駿が はにかんだように笑う。
いつの間にか隣に立っていた駿の手が かすかに私の腕に触れる。
そんな駿の手を 私は、そっと…握り締めた。


終わり








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☆に願いを♪

2010-07-06 13:06:49 | Weblog
 職場では、利用者さん達と七夕飾りを作りました♪
出来るところを無理せず、一人ひとりのペースで進めていきます
出来あがった飾りは、ある男性利用者さんの指示で、
もっと上! もっと右! そうそう、そこ!
と、順次、飾り付けられ完成
これで、ひこぼしと織姫も再会できることでしょう

 子供の頃は母親が笹の葉を山の中から頂いてきて、父を覗く家族総出で飾りを作ったものです。
物心ついたころから作っているので、何年たっても作り方は覚えているんだなぁ、と思います。

 小学校の体育館にもクラス分の笹が用意され、みんなで作ったなぁ。
どのクラスの飾りが1番か、競い合うという要素もあり、それも一つの楽しみでした。
開校100年を超える伝統ある小学校ですが、今も続いているでしょうか?
生徒数は当時の3分の1以下に減少してしまったようですが…

 2002年に甥っ子が生まれてから、停止してた我が家の七夕飾りが復活しました。
でも、今年は我が家では作っていません。
夜勤だから寝なきゃ~と思えば思うほど、一度、目を覚ましてしまうと、もう無理ですね。
かえって目が冴えて疲れてしまうので、思い切って記事アップしてみました。

 実は寝ている間に、ショートショートを思いつき、頭の中では完成しているものの、文字としは完成していません
このまま夜勤明けまで、覚えていますように。
これが、今年の七夕の願いごとです。


それでは皆さん、素敵な七夕を~
ことめさん、画像、届きました!
ロマンチックな南十字星のイラストありがとう


すず



お、ま、け、のショート☆ショート♪


    七の会


 また、あの日がやってくる。
年に一度の この日。
今年こそ、七恵(ななえ)は来てくれるだろうか?

 「どうだ? 駿(しゅん)、予約取れたか?」
俺は枕元に転がったケータイにやっとの思いで手を伸ばす。
かろうじて呼び出し音が切れる前に耳元にあてがうと、聴こえてきたのは、高校時代のクラスメイトの声だった。
予約は、いつもの場所にとったよな。
そう、飛び入り参加、何人でもオーケースタイルの、あの場所だ。
深夜に及ぶ連日の勤務に俺の身体は疲れ切っている。
だが、懐かしい声にけだるい身体を起こしながら答えた。
 「あぁ、いつもの場所だ。今年の参加者、何人だっけ?」
 「そんなことは幹事の駿が認識してるだろ?」
まぁ、、、そうだな。
俺は言葉につまり、一瞬の間があいた。
俺の沈黙をどう理解したのか、鈴木は仰々しく言ったのだ。
 「駿、もしかして、あれか? 七恵が参加するか、それとなく探りを入れたいんだろ? 真理恵達にコンタクト取ってみるか?」
 「いっ…いいよ。よしてくれよ。七恵のことは、もう忘れたんだ」
 「…」
電話の向こうで鈴木は指を鳴らした。
何か考えを巡らすときの鈴木の癖だ。
見た目はすっかり「中年目前」だが、そういうところは今も変わらない。
 「七の会ってさ、お前ら二人が始めたことなんだそ。 幹事の特権を利用して、ここは直接本人に連絡とってみろよ!」
鈴木にしては珍しく、的を得たアドバイスだな、と思う。
いつも話を聞いてもらうだけだったからさ。
ふうーん、そっか。そうなんだ。そうだよな。そんな風に、ただ、耳を傾けてくれる奴の存在が俺には有難かった。
こんな我儘が通るのも、幼馴染の間でだけだ。
 「いっか? 駿。今年は七の会結成12周年だぞ! 俺たちが高校卒業してから12年。 しかも満30歳っ! 全員参加でお願いします、とか、なんとか、言って、幹事のお前がクラス全員と連絡取るんだよ。何なら手分けしてもいいぜ。電話連絡なら手伝うからさ」
更に名案? まで言いだす鈴木には、一体、何があったんだ? と目が点になったが、「もちろん、七恵には駿が直で話すんだぞ!」と奴の口から飛び出した台詞には唾を飲み込むしかなかった。
七恵と連絡を取る? という鈴木の案に鼓動だけが妙に早くなる。
待ってくれよ。
それだけは、ちょっと・・・。
俺の方から振ったんだぞ!
今さら、どんな顔して連絡取れっていうんだ。
言い訳だけが脳裏をかすめ、言葉にならず、結局、あぁ、うん、しかしだな、だけで電話は切れた。
七恵。
俺が米国へ赴任したあと、七恵も何処かの国に留学し、こっちへ戻ってきたという。
今頃、何をしているんだ?
まだ、結婚はしないのか?
鈴木の声が聞こえなくなると、部屋の中が嘘のように静まり返る。
唯一、聴こえてくる音といったら、初夏の風に揺れるレースのカーテンの向こう側から響いてくるまな板と包丁の心地よい音だけだった。
もう、昼か。
腹減ったな。
俺は のそのそとベットから起き上がると、もう何日も買い出しへ行ってはいない冷蔵庫を開けた。
目に留まったのは、冷やし中華だ。
何だこれ?
いつ、買ったっけ?
冷やし中華。
高校を卒業した年の七夕。
「あたし、料理なんて、したことないの」
と、はにかんでいた七恵が七夕の日に作ってくれた初めての手料理が 『冷やし中華』だったのだ。
ハムときゅうりとトマトを切って、薄焼き卵を作って乗せるだけの冷やし麺に、俺は痛く感動して、
「旨い、うまいよ、これ! やっぱ七夕には冷やし中華だよな。きゅうりと卵とハムの並びが天の川に見えるぜ!」
なんてことを言ったものだ。
七夕に生まれたから七恵と名付けたご両親に将来、誓うからさ。
俺がもっと世界で通用するほどビックになったら、きっと、そういうことになるだろう。
それまで特別な約束はナシだ。
地元の短大に進学した七恵とは、遠距離恋愛だった。
都会の大学ライフをエンジョイしていた俺は、キャンパスで斜め前に座るあのコに、(ちょっといい感じの子だな)と思い、
キャンプファイヤーの灯に照らされる横顔にドキドキし、
バイト先で知り会ったコと、ちょっといい感じになったりもした。
七恵のことを「ひとときも」忘れずにいるという訳ではなかった。
これは男のサガというものだ。
そして、決して行動に移している訳では無かった俺には全く罪の意識は無かったのも事実だ。
一方、もっと頻繁に会いたいだとか、何も我儘言わずに年に一度の七の会での再会を心待ちにしつつ、人生にチャレンジし続ける七恵もきっとこの状態に満足しているのだと、俺は思い込み彼女に甘えていたともいえる。

ある日、突然 「はっきりしたい」と迫る七恵に俺は「さよなら」を切り出した。
女の子は、卒業、就職、転勤などの節目に男から ある種の「約束」や「永遠の誓い」を得たいのだろうか?
俺にとっては、人生の通過点にすぎない節目に 「約束」をとりつけようとする七恵に当時の俺はついていけなかった。

七の会も
七夕も
年に一度。
大学卒業後、数年して海外赴任が決まった俺は、その後も七の会だけは一時帰国して参加してきた。
25歳で海外赴任を機に別れた七恵は、その後、姿を現さなくなった。
俺たちの個人的な都合で潰すのも欠席するのもナシだぜって約束好きな七恵と誓ったのにさ。

鈴木の電話を受けてから一週間後。
七月七日、晴れ。
俺は結局、七恵に連絡を取らないまま、七の会へ向かった。
「私が誘うから! まかせといて」
真理恵の声が耳に残る。
ふと、玄関先に置いてある水晶玉に目がいく。
30歳になった俺の額には、かすかなシワが浮かぶ。
それだけ、人生、戦ってきたんだ。
上目使いで見るのはよそう、そんなことも同時に思う自分に苦笑いしながら出かけた。

続く~

すず

追伸:もうお昼の3時を過ぎちゃったわーん(泣)
眠れぬまま夜勤、行ってきます。





 
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FIFA公式サイトが岡田Japanを絶賛!その一方でコメント欄から見え隠れする各国サポーターの心情(^^;)

2010-07-01 19:42:25 | Weblog
…と、かなり長いタイトルになってしまいました。今日から7月です。7月らしい新記事を計画しておりましたが、これを語らずには先へ進めない気がします。
まずは、岡田JAPAN、月並みですが、感動をありがとう~!
試合開始前、私は他のブログ記事を書き終わり、さあ、あとはお風呂に入って観戦するだけ! と準備万端! の筈でした。
しかし、何のトラブルか、書いた筈の記事が一瞬で消えてなくなってしまうという悲惨な目にあいました。
でも、そんなことは言ってはいられません! 
試合開始まで1時間を切ってしまったからです。さあ、お風呂だーーー! 
ダッシュでお風呂へ向かいました。
入浴中、ラジオから君が代が聴こえてきます。
こんなことをするのは、母親しかいませんっ!
「試合始まるよ~」の合図です。
いつもは1時間の入浴を40分で済ませてバタバタと上がりました。
さあ、応援です! 
文字通り、テレビにかじりついて試合を見守りました。
パラグアイもジャパンも120分、よく戦った!!
PK戦で惜しくも敗れはしましたが、世界中が見守る中、日本の存在感を示してくれて感謝感激です。
ここまでチームをまとめあげた岡田監督。 
一丸となって戦ったサムライブルーの選手達。
ありがとう、ありがとう、ありがとう、、、、です!
私は日頃、ホークスのタムのプレーを観て、「仕事頑張ろう! 人には優しく接しよう! 愚痴ばかりこぼすのは良くない! タムは可笑しな審判の判定にも耐えているではないか!(でも、時には態度で現わしてもいいと思うよ、タムは紳士的だけど)」と、励まされているのですが、今回の岡田ジャパンにも多くの人が、「自分も目の前にあることをまずは頑張らねば!」と教えられたのではないかと思います。
私ごときが、もう何も言うことはありません。
岡田監督、選手の皆さん、お疲れ様。 心からありがとう!!!
今回の日本の快進撃。各国メディアも絶賛!と、地元紙や日本のメディアが伝える中、実際には現地の言葉(といっても、英語しか分からないのですが)どう伝えたか、、、それを直接知りたくて、昨夜は明け方2時までネットでニュースを読みあさっていました。
特に注目したのが、FIFAの公式サイトです。 http://www.fifa.com/worldcup/news/newsid=1259198/ (許可を得る時間が無いのでリンクはしていませんが、興味がある方はアクセスしてみて下さいね)
記事の見出しは…というと、

Japan's samurais cast aside their blues

直訳すると、「日本のサムライが彼らのブルーを捨てた」 cast aside は 捨てる 脇へ脱ぎ捨てるっぽいのかな?
日本人にとってはブルーという色。 快晴の青空だったり、海の色だったり、良いイメージしかないのですが、英語圏にとっては、ブルーは、まさしく I feel blue. すなわち、今日はブルーだよ。憂鬱だ、という意味。 
そういえば、最近では日本人も「ブルーだ」という言い方をしますねぇ。英語の影響でしょうか。
 …というわけで、この見出しの意味は、前評判が悪かったサムライジャパンが、そういったブルーな面を脱ぎ捨てた! ということなのでしょうね。 
どうですか、英語講師を更に鍛えるお仕事を長年されてきた Frank Yoshida先生? あ、遠すぎて聴こえていない?
見出しは特に隠れた意味があったり、何かと曲者ですが、先へ進みましょう。
FIFAの記事の中でも岡田監督が勝ち進む中で言い続けてきたことが、そのまま紹介されていました。しかも、太字で!! です。

My team has a strength that the others don’t have. All 23 players are united, as are the staff. We want to show that football is a team sport.
Takeshi Okada


私のチームは他のチームが持たない強さを持ってた。スタッフも含め、23選手全員が一丸となって戦った。サッカーがチームスポーツであることを証明したかった。

ジャパンが勝ち進む中、ベスト16を決めた直後のインタビューで岡田監督は、確かにこう言っていました!
私も聞いた!その後も聞 いた! 
そっかぁ。英語では、このように訳されているのか。簡潔で分かりやすいです。
フランスやイタリアなどヨーロッパの強豪は、個性派のスター選手が集まるだけにチームとして一つにまとまらず、苦戦する中、日本の躍進劇の秘訣がsamurais (そう!英語ではsamurai にsを付けて複数系にしています! 23選手とスタッフ全員を現わしてますよね、ここでも)の一語に集約さえているよな気さえします。 あくまで主観ですが。

サッカーはチームスポーツ!
どのスポーツにも言えることでしょうし、どの家庭でも、どの職場でも必要なこと、大切なことを岡田ジャパンが見せて(魅せて)くれた訳です!

チーム一丸となって/ 家庭が/職場が、一つの目標へ向かって助けあう大切さ。

まさしくsamurais spirits!!!

岡田ジャパン、(世界中から) ありがとう~



タイトルにある、「各国サポーターの日本vsパラグアイ戦に寄せられたコメントに関する記事」は、新記事に書きますね。
今から昼食ですので。
ひとまず、ここで失礼します。
Comments (16)
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その(2) 前記事からの続きです^^;

2010-07-01 16:09:38 | Weblog

本日のレッスン準備完了♪
お出かけまで1時間半余り。
時間あるかな? 時間が許す限り、書いてみよう~。

昨夜は寝る暇を惜しんでFIFA公式サイトの日本VSパラグアイ戦に関する記事に寄せられた世界各国のサポーターからの何百というコメントを斜め読みしてしまました。
中には、数回、読み返したコメントもありましたが、それらの多くはサッカーに詳しいヨーロッパのサポーターの 「反論コメント」です。
あぁ…! 
順序が逆になってしまいました。
「反論」しているのはFIFAの記事に対してではなく、記事とは裏腹に、「いや、あれは非常にBORING!!! (見るに堪えない暇な試合だった) カメルーンVS日本の試合の次にヒドイ試合だった」

「友人はみな、ベスト16レベルの試合とは言えない、と言っている。暇だった。つまらなかった」

「ワールドカップに参加していないサウジアラビアの方が、よほど今回の日本よりマシな試合をしたことだろう」

「ワールドカップ2010 の恥といえる試合だった」

などなど、辛辣なコメントをしている とある東アジア人サポーターに対してです。(あと二人、フィリピンとドイツ人もBoring と一言だけ、コメントしていましたっけ)
全てのコメントを読んだわけではありませんが、とある東アジア人の間で、この試合がどれだけ注目されていたかが伺えます。
つまらない試合だったとコメントして下さっているのは、殆どとある東アジア人の書き込みでした。
こと、とある東アジア人に関しては、私はどうしても、あるタイプの人を思い浮かべてしまうのです。
それは、「こちらは何とも思っていないし、日頃から気にも留めていないのに、 何故か あちらは異常なくらい、こちらの動きに敏感!!」
これって、ある意味、裏返しの愛情のような気がする。
決して認めず、健闘しても讃えず、それどころか、たいしたことない、とアラさがしばかりしては見下す。
国籍、住所、氏名等、登録しなきゃ書き込みできないFIFAの公式サイトで、ここまで書くのねぇ…と妙な気持ちになったのでした。
お国柄とはいえ、もう少し素直になれないものなのでしょうか。
貧しい人間性を自ら暴露しているようで、そのような書き込みを公式サイトでいくつも見ていると、あーぁ…と思ってしまうのでした。(泣)

ここで希望をー
必死になって探した結果、「よくやった」とコメントしている韓国サポーターのコメントが、1つありました!(何度も言いますが、すべてを読んではいませんよ。いくら時間があっても足りませんもの)
更に中国人の書き込みで、「東アジアで日本はベストチーム!」という書き込みも。ありがとうござます。
最初のページに表示されるコメントは最近の6件のみですが、「すべて表示する」をクリックすると、ずらずら~と出てきます。
更に、さらに、さ・ら・に、、、、、10回くらいクリックした(途中、飛ばして60番目の表示くらいを読んでしまいましたけど)

他には米国、ドイツ、イングランドなど日本の戦いぶりを称賛するコメントが目立ちました。
そしてパラグアイ人の書き込み。
私が特に印象に残った相手国のコメントを紹介しますとー

「日本もパラグアイも、よくやった! 互角の戦いぶいだった。PK戦で決着をつけるのは申し訳ない気がした。ただ、最後はパラグアイにLuck(運)があっただけだった」 (パラグアイ)

勝者を讃え、敗者である日本も讃え、ねぎらうパラグアイ人サポーターのコメントに、じーーーんときました! 
うん。スポーツを通して芽生えたパラグアイと日本の素敵な友情を感じます。
このコメントをして下さったパラグアイ人サポーターさん、これを機会に日本とパラグアイが親しくなるといいですね!
お次は、これ。

「日本は easy group にいた。 実力はパラグアイが断然上だった」 (パラグアイ)

思わず、吹き出しそうになりました。実は似たようなコメントをとある東アジアサポーターが書いてるのを見かけたからです。

更に興味深いことには、このコメントに「更にコメントする」をクリックすると、6件のコメントが寄せられていたことです。
その多くはヨーロッパ人と米国人。

「In an easy group!? You must be kidding!!! 」

(E組が)簡単なグループだって!? 君、そりゃ、冗談だろ!!! というわけ。

他に「これに関して」付いたコメントを読むと、

「イタリアが4年前に優勝したチームだろうが何だろうが、そんなこと自分はI don't care (つまりは気にしない) 今大会での彼らはスター選手を揃えていてもまとまりがなく、ヒドイ戦いぶりだった。そのイタリアに勝ち抜いたとしても、一方の日本が居たグループでは、オランダは決勝戦へ勝ち進むべきまとまりのあるチームであり、日本は各上の相手と互角に戦った。デンマークも各上のまとまったチームだった。決してイージーグループではない」 (どこの国だったか忘れましたが、確かドイツ)

「退屈なゲームだった、と多くの人が書いているが(とある国の住民に限られてますが) 点が入らなかったのは、両チームの守りがそれだけ硬かったから! 素晴らしい守りを見せたエキサイティングなゲームだった!」 (米国)

まだまだ、印象に残るコメントがありましたが、東南アジア、といわけマレーシアやインドネシアといった国から、

「日本はアジアのべストチーム! 誇りに思う!」

と言うコメントも目立ちました。 アジアの一員である筈の日本が何かとアジアから厳しい目を向けられることが多いですが、本心が最も現れがちなコメント欄で、「いいゲームだった」 という感動が伝わると、こちらも更に感動~します。
世界中の人たち、とりわけヨーロッパや米国といった国々の人も、思わず熱く語ってしまうほどの感動を岡田ジャパンは残した、といえます。

まだまだ、ありますが、タイムオーバー。
今から仕事です。

最後にもう度、「ありがとう!」

すず

Comments (2)
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