と聴こえてくる鈴の音。
ふと、窓の外を見ると、祇園山笠の神輿が
次のクラスへ移行する前だったため、机を離れ、街中を練り歩く神輿を子供達と20秒程眺めていました。
夜の7時を回っていたため、ちょっと薄暗くなる直前の写真ではありますが・・・・
夕焼け雲が前方に かすかに見えますね。
皆さんのお顔が写っていない写真となると、正面ではなく、後ろから撮影した、 これ一枚だったのでした
この後、町の中央に集合し、夜の光輝く神輿になるのかしら?と数年前に見た景色を思い浮かべます。
今回は忙しいので、おっかけは出来ませんでしたー(仕事あり)
実は昨日、(書いている途中で日付けが変わった為、一昨日になっちゃいましたが…)利用者さん達と昼間2時に車椅子を押して祇園山笠を見物しました。
「もう、こんな季節? 暑いね」
「帰ろう。日干しになる!」
と、利用者さんが言いだすくらい、昨日も一昨日も暑かったですね。
まさしく酷暑!
神輿を追っかけて車椅子を押してると、自分の現在地が分からなくなり、、、他のスタッフが居なければ、迷子かもと、一瞬ひやり。
「ついた! ここじゃ!」
という たぬき部長の20年後のような白ひげの活気ある利用者さんに教えられ…無事、ホームへ戻りました。
かなり汗をかきました。
ホームへ戻った直後、 「どうだった?」 と他のスタッフに聞かれ、
「大きかった」
「暑かった」
「とにかく暑かった!」
と、利用者さんたち。
「昔は 褌(ふんどし)だったけど、今は誰も褌じゃなかったね。 みんな白い短パンをはいていたね。
え? 何処みてるんねって?」
というご意見も。
全く記憶にない私は、ふんどし、、、白い短パン、、、で、 思考停止。
では、もう一度、証拠写真を見てみましょう~
えっ?
小さすぎて良く見えないですって?
分かりましたわ、矢木さん。
それでは、もう一度、、、、
確かに白い短パンですわっ。
私は思い出していた。とある街のとあるスーパーで起こった3年前の夏の日をー。
祇園山笠 (過去記事から抜粋)↓
「グロッサリー担当者は玄関前へ集合して下さい」
何だろう?
正面玄関前近くへ行った私は、サービスカウンターのスタッフに恐る恐る聞いた。
「今から何をしたらいいんですか?」
「正面玄関へ行って、入り口付近に立っていればいいのよ」
「・・・・・・?!?!?」
益々、分からん。
言われた通り、行ってみると、道路の向こうから やってきたのは、頭から、すっぽりと雨合羽をかぶった・・・祇園山笠!
雨合羽じゃなくてレインコートと言うべきなのかな?
いいえ、山笠ですから、やはり雨合羽でいいでしょう。
台風は逸れたものの、雨が降っている中、皆、びしょ濡れだ。
祇園山笠と男たちは、とあるスーパーさくら通り店の前で、ぴたッ!と止まった。
「今から~とあるスーパーさんの~益々の御繁栄を願って~三さん七拍子~」
その迫力に、私は思わず 後ずさりし、ドアの後ろにぴたっと くっついた。
おじさんとは対照的に、山笠の真ん中には小学校1年生くらいの男の子が立たされていて、まあ!何と、可愛らしいこと!
お母さんと、その男の子のお爺さんらしき人が、それぞれにデジカメと携帯で写真を撮っている。
私もつい、デジカメに写った男の子の写真を覗いてみた。きゃわゆく撮れているよ!
でも、早く温かいお風呂に入れて身体を温めてあげなきゃ、このままじゃ、風邪を引いてしまいそう・・・。
何せ、雨で頭からびしょ濡れで、ハッピなんて身体にベタッとくっついているのだから。
見ている方が寒そうで身震いしてしまう。
いつもの夏ならば、暑い盛りに祇園山笠が登場するのだが、今年は台風とぶつかってしまったのがなんとも言えず、不運だけれど・・・。
有り難いサンサン七拍子の後、玄関前真正面の ど真ん中に立っていた、ハマグリ君に代表で「弓矢」が渡された。
ふと、後ろを振り返ると、カトちゃん、川石さんも山笠を見物していた。勿論、グロッサリー担当者だから。
でも、この日は日曜日だったので、他にも岸辺さんや末永さんも出勤している筈なのに・・・?
何処何処何処???
いない・・・。
今年、初めてこういう場面に遭遇した私と違い、ベテランの末永さんたちは、正面玄関前で何があるのか知っていたわよね、当然・・・。
どこかへ雲隠れしちゃったみたい・・・ねえ。
その一方で、何も知らない私は幼児よろしく 雨の中の山笠に見入っていたのであった・・・。(わ~い!)
勤務時間中の祇園山笠見物で、気分転換できた私。
その後、バックでPOPを付け替え、カレンダー照会を見ていると、青果のチーフが隣のパソコンで何かしていたので、いつものように ただ挨拶した。
「こんにちは」
青果のチーフは、私の顔を三秒間、瞬きしながら見た後、真顔で言った。
「いつも元気やね!」
えっ・・・・???
「私が・・・?ですか???」
「うん。いつも仕事してるやん」
(いつも仕事・・・。多分、青果のチーフは、私が矢木さん達と「カトちゃんちょんまげ」の話をしてウケテイル場面をたまたま目撃したことがないんだ!矢木さん、「私達、仕事しにきてるんだよね」って確認してたもんねぇ・・・)
青果のチーフは大きく勘違いしていると思ったので、言った。
「みんな働き者ですけど、私が一番仕事してませんよ!
それより、先日、南副店長を見かけたんですが、凄く沈んでいた事が、ず~~~っと気になっているんです」
青果のチーフは、南副店長と仲が良かった!
今、現在、安見店で どうしているのか、知りたいので聞いてみた。
「ヤツは、単純やろ?大丈夫!!今頃は、きっと・・・ ケロッとしてるよ!」
今頃は けろっと・・・って、まるで、ケロケロカエルみたいだね!
青果のチーフは立ち上がり、去って行く途中にもう一度振り返り、
「ヤツはすぐ、顔にでるやろ?」
と、言った。
「確かに。顔に・・・もろにでますね!ハッピーな時は、凄くハッピー!」
・・・な顔してるんだよね、南副店長って・・・。
南副店長の良い所は、まさしくここだ。
自分に正直。自分の感情に正直で、裏表がない。
線路のように真っ直ぐな性格。
彼が口から発した言葉は、その言葉の意味、そのままなので、分かりやすい。
顔に出るので、これまた、非常に分かりやすいのだ!
時々、グサッとくる事を言うけれど、それは、それでいいわ。
昔、南副店長に、
「オーストラリア人は、どんな人柄ですか?」
と質問されたことがある。
「南副店長のような人柄です。副店長のような人が、たくさんいると思ってもらえたら分かりやすいかも」
と答えておいた。
だって、そのままなんだもん。
そのまんま南副店長
南副店長のような人がオーストラリアへ行ったら、モテモテで、二度と日本へ戻って来れなくなりそう・・・
童のような素直さは、そのまんま、いつまでも変わらずにいてくださいね~!
すず
編集後記: 当時のまま掲載。今以上に未熟な文章ですが、職場へ通うのが楽しくて仕方がない、そんな気持ちが溢れてますわねぇ。