リニューアルした北九州市立美術館へ行ってきました!
ずーっと行きたいと思っていた 「ターナー」の生涯を描いた映画が小倉昭和館にて上映されていたのですが、残念ながら そちらの方は見逃してしまいました。上映期間が2週間と短く、時間が合わなかったんですよね…
しかし、こちらの方は 来年2月4日まで開催中。 今年中に行くことが出来ました☆
14歳で美術学校に入学し、若い頃から才能を認められていたターナー。生前には画家として認められずこの世を去ったゴッホやミレーとは、この点が違います。 最初の頃の作品はとても細かく細部まで描かれている水彩画が多く、時間をかけて隅々まで眺めてしまいました。
40代で憧れの古代ローマ…イタリアを旅行し、スケッチして回ります。この時、描かれた絵は全体的にぼかしたような作風です。憧れの古代ローマ! ターナーのウキウキする気持ちが分かる! 私と同じ40代の時にローマを訪れたのかぁ~と嬉しくなりました。
版画作家約60名に依頼し、自ら版画作家に細かい指示を出し、気に入らなければ出版にも至らないという… かなりこだわったようですね。若いころから売れっ子だったターナーには詩人や作家から挿絵の依頼も多く、版画と共にターナーの作品も世界中に広がったようです。印刷技術を発明したドイツ人にも感謝したいところです。
日本と同じく島国であるイギリスで生まれ育ったターナー。 描かれた山や海に神々しさを感じます。晩年になるにつれ、光を描いています。作風も繊細さから壮大さを感じるようになっていきます。
イギリス留学をした夏目漱石も同時代の人。坊ちゃんにターナーの絵画が登場するのも分かる…。
ターナーを通じてイギリスを知る。
今、イギリスを代表する作家の本を読んでいます… (感想は次回に)
絵画や本を通した世界旅行って いいですよねぇ。
代わるがわる、顔ハメ体験もしましたぁ~
リニューアルした美術館からの眺め。
美術館の庭では、2歳~3歳だった甥っ子もよく遊びましたねぇ。(観賞後)
「ぐちゃぐちゃの絵だね」
「これが芸術よ」
「芸術家あ… 芸術だね、お姉ちゃん!」って言っていたなぁ。
北九州市の眺め…
次回へ続く…