日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

ピアノと私、そして赤ちゃん

2019-01-21 01:52:21 | Weblog

 前回の続き~

思わぬ方向へ話が転んでしまいました。ほんとは全く違うことを書くつもりだったのにぃ~

 

 私は大抵、人が話をしている間は、その人の顔をじっと見ている。とはいえ、一対一で相手が日本人の場合は、時々視線を外すようにしている。その方がお互い居心地が良いと思うから。でもグループの場合や講演会であれば、じっと相手を見て話を聞いていることが多い。話者も独りに向かって話をするわけではないから、その間、じっと視線が合ったままということは、まずない。それが「ピアノの断捨離」の時は、気のせいかもしれないけど、ほぼ視線があったままのような気がした。グループの中で発言するということが、どうも苦手で、想いを巡らせはしても何も意見を言わないことの方が多い気がする。実際、私にとって今、音楽は最も楽しんでいる趣味なので、ピアノを手放すという選択肢は全くないのだ。そんな訳で、ここは何も言わない方が良いだろうと思った次第。

 

 ピアノは長続きしなかった私は、10代、20代と、その存在を忘れていた。下宿先でも全く触れようとしなかった。興味がなかった。あの頃の自分がもし、母親に「ピアノを処分したいけど、いい?」と言われたら、Yes,と答えただろう。

 

 そんな私だったのに、事情が変わったのは、32歳の誕生日を迎えた直後に帰国してからだった。我が家には生後2か月の赤ちゃんがいた。甥っ子だ。首が座り、私の膝にも座れるようになった頃、私は長年全く弾いていなかったピアノの鍵盤に触れた。最初は日本の童謡。1歳、2歳と甥っ子が成長するにつれ、ジブリ、特にトトロの「さんぽ」だったり、朝ドラのテーマソング、「こころ」「てるてる家族」そして甥っ子が最も喜んだのは、NHK教育(Eテレ)クインテッドのテーマソングだった。

「ヴァイオリン弾きたい!」甥っ子はそういい、人形たちが弾く姿を必死に真似していた。勿論、ピアノもバンバン鳴らした。楽しむことが何より大切だと思っていたので、ドレミはまだ教えなかった。ヴァイオリンの初期費用がメーカーでなければ7~8千円程度だと知っていれば、すぐに購入したのに。そのことが今でも悔やまれる。

 

 何はともあれ、赤ちゃんの存在が再び私をピアノに向かわせた。「ピアノは憧れだった。ローンで合計55万円支払った」と言っている母に、ピアノを手放す気は全くない。 甥っ子と私が弾くピアノを聴いて喜んでいた。 「孫の役に立った!」「万歳!」というわけ。

 ピアノとの再開が忘れかけていた子供の頃のエレクトーン熱を復活させた。

「そんなにやりたいなら、大人になって自分で働いてから買いなさい」

これが小学生だった私に母が言った言葉。 甥っ子に10万のヤマハの電子ピアノをクリスマスに贈ってから数年後、やっと自分のエレクトーンが買えた。初めてエレクトーンを目にし、「あれ、欲しい!」と母にせがんでから42年が経っていた。

 その後、甥っ子も小学生、そして中学生となり、福岡へ帰省すると真っ先にピアノに向かっていた。勿論、エレクトーンも自由に触らせていた。楽譜がなくても耳で聴いて弾けるタイプ。赤ちゃんの頃から本物のピアノに触らせていて良かったと思った瞬間だった。自宅にピアノがあって良かった、と…。

  人生、何が起こるか分からない。今は興味がないと言っていても、赤ちゃんが生まれれば変わるかも。少なくとも私達家族にとって、ピアノは…音楽は人生に彩りを加える存在であるからして… 余程の事が起きない限り、ピアノの断捨離はあり得ないのであった。

 

 

次回は「ピアノと猫」について書きます♪

 

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ピアノの断捨離

2019-01-20 19:31:55 | Weblog

 木曜日の午前中、月に一度の…つまりは今年最初の「絵手紙教室」へ行った。前日、前々日と内職を手伝っていたら肩と首が凝りまくり! 母に処方された湿布を失敬した。(本当はこういうことをしてはいけないのだが…)睡眠前の家ヨガも効果があったのだろう。気分的にもすっきりしてから床へつき、一晩寝たら首も再び回るようになっていた。年末年始から色々あった。自分と年齢が2つしか違わない友人の訃報も海の向こう側から届いた。周辺ではインフルエンザが猛威を振るっている。運悪く罹ってしまった人もいる。長期療養中の知人も親戚もいる。自分の場合は手も足も自分の意志で動く。鍵盤上で指が思うように動かない(練習と能力不足)程度で、実際は幸せ病なくらいだ。行きたい場所へ行き、お風呂に入りたいときに難なく湯船に浸かり、上がりたい時に上がる。トイレだって自分で行ける。なんて有難いこと。そして自分の両親も。

  話を戻そう。ピアノの断捨離を話題に上げたのは、「絵手紙教室」の先生。査定で〇〇円って高いの?安いの?という、受講生10名に向けられた質問だった。「無料で引き取ってもらった」「3万円」「8万円の値がついた」、と様々な体験談。中には、娘さんのリハビリのためにピアノが必要という方も。我が家にもピアノがある。10名の内、約半数の自宅にはピアノがかつてあった、或は現在もあるということになる。団塊の世代とその子供達の人口は多い。高度成長期の日本で「おけいこ事」で上位を占めたのは、ピアノやエレクトーンだった。70年代はエレクトーン全盛期。絵手紙教室でもピアノの断捨離から、話題はエレクトーンを貰った、あげた、という話になっていた。

 私もかつて、「エレクトーンを買い替える時は教えて欲しい。下取り料と送料は勿論、支払うから、と叔母と従妹に伝えて!」と母親に頼んでいたこともあった。自分のオルガンは別の従妹に送付した経験もあり、十分可能だと思ったからだったが、子供の願いは叶わなかった。当初の予定通り、下取りに出して新機種を購入したらしいと母から聞き、「ちゃんと頼んでくれたの?」と愕然としたこともあったっけ。エレクトーンは次々と新機種が発売され、買い替えなければならない高額な楽器だ。そのことを熟知し、懲りている団塊ジュニア世代は、我が子にはピアノを習わせる傾向があると聞いたことがある。

 「ネットオークションの前に、もっと身近な人の中に、もしかしたらピアノを欲しがっている人がいるのでは?」

ピアノの断捨離話を聞いた時、まず、そのことが浮かんだ。実際、子供の頃、ピアノが欲しかったと言っていた人が… ここまで考えて、ふと思った。

(でも大人になってから初めて重い鍵盤をたたくと腱鞘炎になるかも。電子ピアノなら新品でも数万円、10万も出せばヤマハで本物に近い音、近いタッチのものもある。人から譲り受けると、その人の想いも存在するだけに、捨てたい時、安易に捨てられなくなるか…)

 人に物を譲る時、大まかに二つの種類があると思う。本当に不要なものだから、捨てるつもりだった。欲しい人がいるならどうぞ~というケース。或は、ずっと大事にしてきて、本当は手放したくないけれど、そろそろ断捨離も…「この人なら大切にしてくれるのでは?」と期待もあり譲るケース。実際、「これは自分の形見だから」と本を渡されたこともあった。嬉しいけれど、間違っても読み終えたから、と古本屋へ持っていくような真似は出来ない。

  「不要になれば、いつでも捨てて構わないから。勿論、売って貰ってもOK」

ゴミとして処分せず、誰かに手渡す時は、そんな気持ちで渡そうと思っている。間違っても「私が昔、あげたじゃない? あれって使ってもらってる?」「使わないなら返して欲しいんだけど」などと追跡調査はしないよう。

ちょっとでも、そのような気持ちが残っていれば、物には感謝して自分の手で処分したい。或は「大切だったもの」を見知らぬ「誰か」の手へと渡す場を提供してくれるネットは、良い方法かもしれない。

 

 …というわけで、44歳の誕生日おめでとう。年齢を重ねる分、昨日より1つ賢くなってください。

 

 

 

 

 

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世界も歩けば棒に当たる

2019-01-20 00:53:18 | 読書

 アフリカ、南米、アジア、ヨーロッパ、オセアニア(オーストラリア)

んまぁ~ ほぼ世界一周の旅。

しかも、ツアーではなく、いわゆる貧乏旅行ね。

これまで私が読んできた旅行記とちょっと違う点は、旅は、、、特に一人旅というものは、常に危険と隣り合わせ。

たとえ どんなに旅慣れた人でも。

いや、むしろ慣れた頃が油断しがちで、かえって危ないのですが。

そのことを思い出させてくれるのみならず、ほんと怖かったです。ここで語られた多くの実体験が我が事のように感じられました。

南米アフリカは特に。どんなに気をつけていても警察が泥棒で、人殺しだってあり!な国もあるのだから。

飲み物に睡眠薬は、私が豪州で暮らしていた頃も有名な話でしたが、ここに収められた一つひとつの手口には唖然とさせられます。

一人旅を計画中であれば、気を引き締める意味でご一読下さい。

自分の命は自分で守る! 日本ほど安全な国は、かえって珍しいのかもしれないな、と最近治安が悪くなってきた我が国ではありますが、まだいい方だよなぁと思った次第です。

 

PS試験お疲れ様でした

Comments (2)
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仮定法

2019-01-19 00:55:22 | 英文法

 おはようございます! 本日は平成最後のセンター試験。毎年この時期は九州でも雪が積もることが多いですが、今年は雪の心配はなさそうで(福岡)良かったです。

 久々に気になる『仮定法』について、前回のレッスンとかぶりますが、ここにまとめておくとしよう

 

まずは、仮定法過去:「もし~なら、~だろう」現実に起こっていない事柄を過去の時制で述べます

 I wish I could eat cakes without any worries about my weight.

(体重のことは気にせずに ケーキを食べられたらいいのに…

そんなの無理だよねぇ、やっぱり体重は気になるから、好きなだけ食べる訳にはいかないよね。ってことは現実不可能な願望を述べるので、wishの後は仮定法が使われることが多いのよね。 いえいえ、僕は食い気よりって場合~

 I wish my girlfriend were/was here with me.

(彼女(恋人)が僕と一緒に ここに居てくれたらいいのに…) しかし現実にはいない。目の前にあるのは答案用紙。頑張ってね

仮定法のbe動詞は、一目でわかるようにwereだと自分が高校生の頃は習いましたが、口語ではwasが使われてるみたい。

 

次に、未来の事柄に関して仮定や推量を述べます

 If I were to get a good job, I would not move out of the city.

(もしよい仕事があれば、この街から引っ越さないだろう)

If +主語+were to do~「もし~するようなことがあれば」:実現の可能性は文脈で判断!

 If I were to study abroad, I would go to Sydney, Australia.

(もし留学するとしたら、オーストラリアのシドニーへ行くだろう)

 

お次は、仮定法過去完了を使って、過去にしなければ良かったことを述べます

I wish I hadn't wasted all those years.

(あの年月をすべて無駄にしなきゃよかったのに)

 I wish I hadn't said such a thing to her.

(彼女にあんな事を言わなければ良かったな…)

If Kisenosato hadn't got/gotten injured, he would have made it.)

(もし稀勢の里が怪我をしなかったなら、やり遂げられただろうに)

仮定法に限らず時制を使いこなすには、基準となる出来事が起きた「時」と、もう一つの出来事の「時」が正確に伝わるよう、時制を組み合わせよう♪ 上記の場合、稀勢の里が怪我をした「時」が先に起こったので過去完了。「もし怪我をしなかったなら~(実際には怪我をした)」

 

If onlyを使った仮定法について~

If only you were here!

(あなたがここに居てくれさえすれば!)

条件節だけで意味を伝えられる場合、主節を省略することもありますよーというケース。

 

If only I could turn back the clock, there are many things I'd do differently.

(時計の針を元に戻すことが出来たなら、違うやり方ですることがたくさんあるだろうに…)

仮定法なのだから、there are は there would be となるべきではないか!? という質問について:

私が高校生だった30年前、「不変の真理のみ現在形」と習いました。例えば太陽は東から昇る、とか。

しかし、(NHK大人の英会話でも以前、松本先生も仰っていましたが)言葉は生き物なので日々変化を遂げているのは日本語と同じ)

ここでは、「たくさんあるのは現実のことだから」現在形で表現しています。

 

他にも~

もし時計の針を元に戻すことが出来たなら、私は彼が~ことを疑っただろう。

①If only I could turn back the clock, I would doubt what he's saying.

②If only I could turn back the clock, I would doubt what he was saying.

③If only I could turn back the clock, I would doubt what he said.


太文字の部分は、それぞれ①現在進行形 ②過去進行形 ③過去形 ですが、どう違うのでしょう?

ニュアンスの違い…なんですよね。①は「時計の針を戻した」時点の気持ち。 ②は「過去に起こっていること」について考えを巡らせているニュアンス。最後に③は「彼と話したあと」の気持ち。「信じるんじゃなかったな

 

条件節にshould を使った仮定法について

Should it snow today, ~(略)

万が一雪が降れば~ 条件節にshuold を使って可能性が低い事柄を述べることもあります。

条件節のifを省略した形は書き言葉で使用されることが多く、その場合、主語と述語が倒置されます。

他にも Were it not for... (= If it were not for...)

「もし…が無ければ」

Had it not been for... (= If it had not been for...)

「もし…が無かったなら」

 

 

 

 仮定法については以上です。

では Do your best! 

 

 

 

 

 

 

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『石田衣良・編 危険なマッチ箱 心に残る物語』

2019-01-17 00:27:20 | 読書

 一冊の単行本について、3度に分けて感想を書く! 複数の作家の小説(日記etc)が掲載されているから、ではありますが。どの作品も面白くて奥が深いのです。江戸川乱歩、内田百閒まで書いたので、その次は…

 

 山川方夫(やまかわまさお)『昼の花火』

とても惜しいことに交通事故により34歳の若さで亡くなられたらしい。

『昼の花火』二人の男女が野球観戦をしている様子が描かれている。野球場の熱気、快音、歓声、拍手、灼熱の太陽…そういったものがパッと目の前に広がってくる。主人公の若い男性が見つめる先にいる彼女の横顔も。作家は昭和5年生まれで、ここに収められた作家さんの中では現代文に近く、さらっと読ませる。山川方夫氏に限らず、文章に無駄がない。シンプルで洗練されている。そして何よりも描かれる女性が魅力的である、ということ。彼女たちが小説の中で発する言葉は少なく、決して自己主張せず。だけど凛としていて。まさしく横顔で、或は何かを見つめる視線で心情を語る、というか…。昔の日本には結構いたのでしょうね、こういう日本女性。或は川端康成が描く小説の中の女性達も。収録作品は、『日向(ひなた)』『写真』『月』『合掌』

  そして、芥川龍之介の「ひとこと」で笑ってしまう。

「わたしはどんなに愛していたおんなとでも、一時間以上話しているのは退屈だった」(394ページ6行目から抜粋)なんというか、作家らしいご意見!

 もう一つ、芥川龍之介から抜粋! 特にプーチンやトランプに聞かせたい。

「我々に武器を執らしめるものはいつも敵に対する恐怖である。しかもしばしば実在しない架空の敵に対する恐怖である。(391ページ7~9行目)

 

 山本周五郎 『大炊介(おおいのすけ)後始末』

明治36年生まれ。赤ひげといったら、ピンとくるのでは?。文体は夏目漱石同様、明治っぽいのにぐんぐん読ませる不思議。簡潔な文章で、たんたんと物語は進んでいく。それなのに、これだけ大炊介の苦悩が読者に伝わるなんて。ラストは泣いた。

 岡本かの子『鯛』

 あの、岡本太郎のお母さま! 小説家だったんですね! 

特別好きという訳でもない鯛のお寿司を食べにくる客の秘密とは… こちらも読ませる! 後の時代に生まれてつくづく良かったと思う。それだけ多くの優れた小説を読む機会に恵まれるということだから。

 

 

 10日程かけて一冊の単行本を読了。ここに収められたすべての作品に共通することは、

「簡潔さ。無駄のなさ。魅力的な日本女性(いわゆる大和撫子)」

推敲に推敲を重ねた結果なのか、それとも一気に書いたのか。両方なのか。作家が生きていたら聞いてみたいくらい。そして、石田衣良さんが何故、これほど凄い作家になったのか、その答えも分かった! 読書の幅の広さ! だ・か・ら! あれだけ様々な人物を難なく書き分けるのだわ、きっと。そうですよね? 衣良さん!

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『サンダル履き週末旅行』 著:寺井融

2019-01-16 23:45:51 | 読書

 ひとことで言えば、40代のおじさん二人の週末旅行記です。

前半はロシアとの国境地帯、北海道から南は長崎、大分県別府といった九州までの国内旅行。

後半は、フェリーで行く韓国を始め、台湾、中国、ベトナムといったアジアを中心に。

忙しい現代人も週末、2日もあれば手軽にサンダル履きで行ける旅というわけ。

別府には治癒のため長期滞在できる宿が今もあります。

素泊まりで一泊3000円くらいからある筈です。

温泉で蒸し料理、なんてシンプルでいつか実現してみたいことでもあります。(以前、テレビでも紹介していたので)

別府のお湯は、確かに良いですもん。それに地獄めぐりも楽しい♪

 

海外編では、まず博多港からフェリーに乗ること2時間。

「あ。もう韓国か!近いな~」

と思ったら、対馬だった。

誰にでも勘違いはあります! などなど。楽しいオチも。

宮廷料理を万能するあたり、いいなぁ~と。

チャングムの誓い、韓国ドラマね、宮廷料理が出てくるのが楽しみで見ていましたから!

台湾も懐かしい~ 人が人懐っこくて優しいから。

何度でも行きたくなる。

実際、韓国、台湾は個人旅行(パックツアーではなく。2度目の台湾は父とパック旅行)だったので、そうそう!と懐かしく読みました。

 

 

本日、引退を発表した稀勢の里。

「ファンのために相撲を取り続けたい気持ちと…」

その一言で、救われた気がします。

悔いは残るでしょうけど…。怪我さえなければ…と。

でも。今後、弟子を育てる立場となる訳で、この経験は必ず生きる筈。

これからも応援していますよ!

 

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今月末は市長選挙!

2019-01-16 08:50:28 | Weblog

塩野七生:著 『ローマ人の物語』 ~迷走する帝国~ (32)(33)(34)巻

 絶対に選挙へ行きます、いつも通り! 女性には選挙権がなかった時代もあったのだから。現代だって公平な選挙を行うために犠牲者が出る国だってある。(最近では友人が多いバングラデシュなど)

 今の日本の現状、迷走する帝国、ローマにそっくりではないか!2年前まではまだ急速に変えようとはしていなかった移民政策。ローマの場合は皇帝があくまで『善意』で始めたことだったが、(e.g.望めば誰でも市民権)日本の場合はどうなのだろう? 自分達の都合優先ではないのか?戸籍が無い状態や、学校に通っていない、日本生れの(親は海外出身)子供達が増えている状態。海外出身の子供達の為にも早急に手を打たないと…

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稀勢の里~‼ そして摂津投手、お疲れ様でした!

2019-01-14 18:48:09 | ホークス

稀勢の里が痛すぎる連敗、連続V狙う貴景勝は2連勝

 何ということでしょう。

稀勢の里、先場所から数えると8連敗なんじゃ… 

昨日は、北九州伯林的管弦楽団の演奏後、八幡駅へ向かって母と二人、JRで帰るつもりで歩いていると…

正面から見慣れたおじさんの姿が…!

「ちょっと、あれってお父さんじゃない?」

という私に、「どこ??」と母はすぐには分からない様子。

今のところ、私の方が視力は母よりベターなようです。

話題が恐ろしくズレていますが、要するに、初場所初日は全く見ていないのです。

その後、3人で外で夕食にしたので。3人ともチーズインハンバーグステーキセット。

力がこもった演奏を聴き、私達も気が付くと、お腹ペコペコでした!

帰宅した時は、すでに19時近かったです。

 

そして本日は… 演奏会の続きをブログに書いている最中に相撲があり、ラスト15分だけ!

このまま引退なんて心残りな結果にならないことを切に願います!

 

 

引退といえば、もうお一人。

ホークスのエース、摂津投手!

戦力外通告後、涙の会見。ずしん…と重く、なんて残酷なんだ。あれだけ中継ぎ、先発投手として活躍してきて。。。

特にワッチと杉の二人のエースが抜けたあと、摂津投手がホークスを引っ張ってくれて。。。

中日ドラゴンズとの日本シリーズだって、彼がいなかったら日本一はドラゴンズだったことでしょう。

 

最後に笑顔の会見を見て、ほっとしました。

オープン戦で引退試合をしてくれるというし、もう一度、彼のユニフォーム姿が見れる!

願わくば対戦相手はカープ以外であって欲しい。 一人でも多くのホークスファンが彼の姿を目に焼きつけられるよう…

お願いしますねー

 

摂津投手、長い間、お疲れさまでした。

 

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北九州伯林的管弦楽団! Das Orchester in Kitakyushu wie Berliner Philharmoniker

2019-01-14 17:38:56 | Weblog

 おお!

初めてドイツ語でも北九州伯林的管弦楽団の名を記述してみました

スペル、間違っていませんよね? 英語と似ているので大丈夫みたい。(3度チェック済)

 昨年まで黒崎ひびしんホールでしたが、今年は場所を変えて、八幡東区にある響ホールにて開催! このことを知ったのは、10日前。ひびしんホールのHPを見た時、他のイベント予定はあるものの、伯林的管弦楽団情報はなかったため、(・・?はてな?となったのでした。 運が良いことに、検索すると響ホールのHPに情報の記載があり、安堵したのでした。実は私、かねてから響ホールでオーケストラ演奏を一度は聴いてみたいと思っていたのですが、今日までチャンスを逃し続けておりました。

開演前の様子

 そんな訳で、本日、初!の響ホール! しかも北九州伯林的管弦楽団の演奏ということで、気分はマックス! それこそ昨年、元日(夜中の2時!)をもって幕を閉じた北九州市スペースワールドのタイタンに乗車する直前のような気分でしたよ。プログラムノートを開くと、最初のページから北九州伯林的筆者さま節も相変わらずの健在ぶりがうかがえ、思わずにんまり

 SWに関する記述について~特に元クルーの方、詳しくは こちらをお読み下さい。

 

 本日の曲目は、

W.M.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 KV216

1. Satz: Allegro

2. Satz: Adagio

3. Satz: Ronedeau. Allegro

 

A.ブルックナー: 交響曲 第7番 ホ長調 WAB (R.ハース校訂版 )

1. Salts: Allegro moderato

2. Satz: Adagio. Sehr feierlich und sehr langsam

3. Satz: Scherzo. Sehr schell

4. Satz: Finale. Bewegt, Doch nicht schnell

 本日の指揮者:中井賞徳さん、そしてヴァイオリン:島田久三江さん

 

 本日の演奏、それはもう~、ひとことで言えば、「素晴らしかった」しかない。実際、演奏終了後、まだ余韻に浸ったまま会場を後にする時、

「素晴らしかったね」という女性観客の声を耳にしました。最後のリクエスト曲まで素晴らしかった! 「素晴らしい」という形容詞は「今日のためにあるのだ!」とまで思いました。いや、ほんと素晴らしい

 名前は聞いたことがあるけれど、よく知らない「ブルックナー」氏作曲の交響曲。特に3. Satz: Scherzo. Sehr schellは、「どこかで聴いたことがある。何処だっけ…?」と思い、目も冴え冴えになってしまいました。直前までは、気持ちよ~く天にも昇りそうな気分だったんです。実際、周囲を見渡すと、目を閉じ、天を仰ぐかのように聴いていらっしゃる方が多かったです。その後、曲調は一転し、作曲者本人も意図せずFinaleとなってしまったBewegt, Doch nicht schnellの演奏中、身体の内側から雷にでも打たれているような感覚に襲われ、それがずーっと最後の最後まで続くのです。 ビックバンを何度も体験しているかのごとく…です。血が騒ぐ、とはこういうことを言うのでしょうか。「いだてん」のごとく、走り出したい気分でした。その間、弦楽器の皆々様の手元ばかり見ていました。モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 KV216もそうですが、まぁ~ヴァイオリン奏者の忙しさといったら… 思わず筋肉質の腕まで感嘆の思いで眺めた程です。(すみません…つい、目線が…)ここへ終始笑顔で若そうなのに貫禄がある吹奏楽も加わるのですから、迫力といったら半端ありませんっ! 伯林的さま、半端ないって! お腹の底まで音が響いてくる! なんていうか… フルオーケストラには敵わないですねぇ。改めて本物のトランペット、ホルーン、ヴァイオリンの音って、大音響なのに耳に優しく、いつまでも聴いていたいと思いました。ここが電子楽器とは違うな、と。

 演奏に惹き込まれ、遂、前のめりになってしまいました。指揮者の中井氏も全身運動のよう。踊って縦横斜め、指揮棒がまるで生きているかのようでした。実際、息を吹き込まれていたのでしょう。演奏者の腕の動きも指揮者も人間のものではないように思えました。宇宙のような演奏をされた今回、すでに神の領域!

 

  ここから、コンサートの翌日、1月14日(月曜日)成人の日に書きます。

 あの感動から一夜、明けました。今日は成人式。只今の時刻は16時半。室内気温は、暖房なしで15.7度という暖かさ。まさに成人式日和です 東日本大震災のあの日、小学校6年生だった人達が新成人となったのですね。全国的に穏やかな日となって良かった! 東日本大震災以降も、あらゆる場所で地震、水害、台風被害があった日本。岡山県倉敷市もその一つです。今回、全身全霊で指揮棒を振っていらっしゃった中井賞徳氏も、プロフィールによれば倉敷市出身。「よく北九州まで来てくれたねぇ…(田氏がいいと最初は思ったけど)井さんの指揮も魂がこもっていて良かったね。前回の西氏は御茶目で良かったし、伯林的管弦楽団のトリオ!」と母が申しておりました。

 

 さて。ここからプログラムノートに話題を移したいと思います。毎回、プログラムを通じて初めて知ることだらけなのですが、筆者の方が「ここだけの話」と仰ってるのを わざわざ表へ出したいと思います。

 「今から50年以上前の日本では、「モーツァルトは、おんなこどもが聴く音楽」というレッテルが貼られていました。」(プログラムノート3ページ、3行~7行から引用) 

 そういわれてみれば、今でも 子供にモーツァルトを聴かせれば、頭が良くなるとか、妊婦さんに良いだとか、都市伝説⁉ありますよね。モーツァルトといえば、『アマデウス モーツァルト』というハリウッド映画を思い出すのですが、やはり生まれてから全盛期の彼は、煌びやかな宮廷音楽のイメージ。首元のひらひらした衣装も含め、「ロココ・スタイル」といい、18世紀フランスのルイ15世統治下における宮廷サロン文化とともにその最盛期を描いて迎えたそうです。(21行~25行)

 その一方で…

大人の男は眉間に皺を寄せて黙ってベートーヴェンの苦悩を味わうべきものでした」(12~14行目から引用)

そう、私が最初に名プログラムに惹き付けられたのも、ベートーヴェンについての写真と記述でした! NHK『チコちゃんに叱られる』からの受け売り情報ですが、何故、日本全国の小学校の音楽室には、作曲家たちの肖像画が飾られるようになったのか!? 出版社が付録として配ったカレンダーに作曲家の肖像画を描いて掲載! それを小学校の先生が切り取って音楽室に貼ったのが「きっかけ」でしたよね? ベートーヴェンについては、肖像画を描く際、参考にした写真の内、もっとも 「運命! ジャジャジャジャーン」にふさわしいお顔をされていた、あの写真が採用され、日本でベートーヴェンといえば、あの悩めるお顔!になったという訳ですね。 筆者の方、あの番組、ご覧になられているかなぁ…と思いながら頷いておりました。とうとう、コンサート前後、以外でも、ふと、お顔も存じ上げない筆者の方を思い出すまでに これはある意味、事件ですっ

 

そしてブルックナーに関しては…どうか、こちらをお読み下さいませ。

ブルックナーは0番から9番まである交響曲を作曲中、没してしまわれたため、交響曲は未完となってしまったそうです。しかも、同じ曲なのに異なる楽譜が複数存在するのだとか… どれが完成された楽譜か、本人が亡くなってしまっては弟子たちも、そりゃ困った!ことでしょう。この辺りについては、上記を読んで頂くとして… 複数あるらしいバージョンの内、今回は R.ハース校訂版の演奏を聴きました。

この複数存在することとなった経緯を説明する場面で、短編小説、『山椒魚』井伏鱒二(いぶせますじ)を例として上げておられます。文学会にも、こういうことってありますよーと。偶然にも『朽助(くちすけ)のいる谷間』 井伏鱒二(いぶせますじ)を読んだばかりの私! 単なる偶然とはいえ、これは運命だわぁ~ 今、体内BGMとして流れているのは『歓喜の歌』の方ですが…。 絶対、『山椒魚』も読みます! ロシア文学の時もそうでしたが…いつも何かしら「手土産」まで頂いた形の演奏会プラスプログラムノート 今回も、ありがとうございました。

 

 追記: (1月16日)

今年は「最後尾は、こちらです」と、スーツ姿の案内係の方がいらっしゃった。とても親切に誘導して頂いた母娘より、「お世話になりました」 

指揮の中井氏もプロフィールからして、中田氏同様、それなりに年齢を重ねていらっしゃる筈なのに…20代な筈はないけど、20代後半くらいに見えて、中西氏同様、楽譜を置いていくという…お茶目さも魅力 「モルダワトークが忘れられないよね

シブがき隊or 少年隊(いいや、御三家でしょ!)以来となる「あっちがいい、こっちがいい」と、元乙女たちによるお喋りは続くのだった…

 

 

 

 

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石田衣良 編 『心に残る物語 日本文学秀作選』

2019-01-11 23:46:47 | 読書

 

「ここに選んだ十四篇は、どれも抜群に面白いよ!」

…ということで、この冬、石田衣良さんお勧めの小説を読み始めました。自分で選ぶと、どうしても自分自身と同世代か一回り上くらいの作家の小説になってしまいます。明治生まれ~大正昭和初期くらいの作家の作品を衣良さんを通じて知る! 良いじゃないですか~☺ 面白かったら、更に自分で同じ作家の他の小説を探して読むきっかけとなる筈ですから!

 本日で4日目でしょうか、慌てずボチボチ、一、二篇ずつ読んでいる最中です。まずは一作目から~

『紫苑物語』 石川淳

名前は聞いたことがあるが、小説を読むのは初めて。『普賢』で芥川賞受賞。ここに収められているのは、『紫苑(しおん)物語』

「国の守(かみ)は狩を好んだ」…と物語は始まる。宗頼は都の歌の家に生まれ、7歳で歌を詠むも、父親と… 似たようなことは自分も子供の頃、幾度か経験したなぁ…と。結局、歌ではなく弓の道を選んだ行く末は…日本昔話のよう。石田衣良さんは、「時代小説はこのごろ考証に厳しいけれど、これくらい自由でファンタジーにあふれてもいいのではないだろうか。知の矢、殺の矢、魔の矢という三重射が魅力的」と解説の中で仰っている。(文春文庫 401ページ6-7行)

 

 『ふうふう、ふうふう』 色川武大(いろかわたけひろ)

78年『離婚』直木賞作家。「麻雀放浪記」でマージャンブームを巻き起こしたらしい。ここに掲載された小説にも博打がでてくる。 『ふうふう、ふうふう』というタイトルからして、一体何だろう?と一歩、ひいてしまうが、実際、ラストで寿命が縮まった。「下半身から足の裏側にまでぴったり張りついてきた。…略」 思わず一部、抜粋して略したが、この先を読んで、こちらまで凍り付いた。おお、怖っ! 真夏に読んでおくれ~冬はちと…悪寒が走るっ!

 

  『神戸』より第9話 「鱶(ふか)の湯引き」 西東三鬼(さいとうさんき)

シンガポールで歯科医を開業、後に東京で病院に勤務するという、経歴で俳句を詠んだ人らしい。 この『神戸』は自伝なのだろうか? どうしようもなく優柔不断で、女に流され…騙され…いや、なんというか… こういう男、いるんだろうな。まっ、読んでみて下さい。確かに面白いです。

 『おーい でてこーい』 星新一

星新一。なんて懐かしい名前! 前半4作品の内、唯一、私が知っている‼ しかも小学生の時にすでに読んでいた作家。ショートショートという分野があることを星新一を読んで知ったのだった。 そして、ここに収められた「おーい でてこーい」も、小学生の時、すでに読んでいる。母親に連れられて本屋さんへ行った時、単行本を買ってもらい、その中に入っていた筈。だって、初めて読んだ気がしないから。何とも不思議な感覚で読み終えたことだけは覚えている。捨てたいものは、何でもこの穴に捨てていく人々。動物実験の死体も、犯罪の証拠物件も。今ならきっと現政権が大いに活用することだろう、そんな皮肉も言ってみたくなる。

 『月の光』 星新一

もう一遍、星新一氏の小説が収められている。これも「読んだことがある!」と思った。子供ながら、読みながら怖かったことを覚えている。人間のペット。意思を持たぬよう、主人に飼いならされた… 行く末の怖さをお読み下さい。

 『朽助(くちすけ)のいる谷間』 井伏鱒二(いぶせますじ)

 作家名は聞いたことがあり、もしかしたら中学生くらいの頃、この作家の小説を何か読んだことがあるかも…?確信はない。『屋根の上のサワン』というタイトルは聞いたことがある。もしかして、これ?って思う。その内、確かめたい、すなわち読んでみたい。太宰治とも知り合い、『ジョン万次郎漂流記』で直木賞。『黒い雨』も彼の作品、とあり、あぁ、それで名前を知っているのかも?と思う。

 ハワイ生まれのタエトがとても魅力的に描かれていて、石田衣良さん自身、「萌え~」だったらしい(笑)実は、タエトと同性である自分も…! 自然体で飾らず、素直で…真っすぐ。小説を読みながら、まるで自分の中で映像化されたかのような気持ちになれた。

 

 『眼前口頭』 斎藤緑雨(さいとうりょくう)

伊勢国(三重県)生れ アフォリズムというらしい作品を数多く残したのだとか。俳句のようで、漢文の読み下しのようで…。

一つだけ、ここに。

「正義は呼号(こごう)すべきものなり、印刷すべきものなり、販売すべきものなり。決して遂行すべきものにあらず。」

確かにそうですね。国際社会の中では特に。ある国が正義を叫び、遂行して、「あれは間違いでした」と認めることは決してなく…

 

  ここまで約半分。残りはまだ読書中です。 流石、石田衣良さん! 他の小説も楽しみです。

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