ECCジュニアの通常レッスンが終わった直後から、BS’s研修HT(ホームティーチャー資料)に再び目を通しつつ、2回目のVOD視聴~(途中まで。全てのレッスンシナリオは すでに出来上がっているので)
「以下の項目について質問に答えて下さい」を全部、手書きで記入しました👍
あとは、明日、レッスンシナリオの方はワードで作成したため、それら7ページをネットプリントをし、郵便局から送付するだけ。 その時、年賀状も購入するとしよう✋
金曜日に出せば、市内なので土曜日には配達してくれるでしょう~ 1番乗りかなぁ… 締め切りは23日なので、余裕で完成させることが出来て、ほっとしました。 これで心置きなく本が読めて、エレクトーンが弾けて、ウクレレの練習も出来ます😁👌
ドストエフスキーの処女作、『貧しき人々』職場で休憩時間に毎日少しずつ読み、昨日読み終えました。逆説の日本史鎖国の謎もその前に読み終えているのですが、ブログ記事にする暇がなくて… そちらの方は、また別の機会に。
これが処女作⁉ 👀 驚きでもって、読み終え、思わず心の底から叫んだ。
ドストエフスキー、天才~~~!
一体、何なんだ、24歳だっけ? 発表したのは?
24歳の青年ドストエフスキーが、40代の冴えない男の人生を見事に描くとは~! 何なの、この洞察力! すべてを 人生を悟ったような物事への理解力!
夏目漱石が虞美人草 著:夏目漱石 から明暗 夏目漱石
…へと大きく飛躍したように。
ドストエフスキーもまた、『貧しき人々』からカラマーゾフの兄弟 フョードル・ドストエフスキー
…へと大作家の道を歩むことになったのねぇ。
カラマーゾフの兄弟 4巻
上記で描かれたイワンの親に関する見解。(詳しくは過去記事で書いたため、ここでは省きますが)『貧しき人々』の中で、すでに描かれているではないですか! 親とは? 子供とは?
「親は病気です。お金を恵んで下さい」といったような内容の書付を我が子に持たせ、親は自宅にいて(本当に病気かもしれないが??)幼い子供を寒空へ放り出した上、物乞いまでさせる親。子供の方が咳き込み風邪をひき、本当に病気にしてしまう、と主人公は憤りを感じながら手紙に綴っていく。 こんな子供たちは、物乞いをする過程で大人たちから「あっちへ行け!」と邪険に扱われ、人を憎むことしか覚えない大人になってしまう…そんな親を親と呼べるのか? イワン・カラマーゾフの問題提起がすでに、処女作で描かれていたとは!
24歳のドストエフスキー自身の中に、すでにイワン・カラマーゾフという人物像が存在していた!
この点を確認出来ただけでも、この処女作を読む価値がありそう。少なくとも自分にとっては。👍
:
:
そして…ですね。
この小説は、下級官吏のマカール・ジェーヴシキン40代男と、その近くで暮らすルワーラ・ドブロショロワ18歳少女の間で交わされる、往復書簡という形で描かれており、カラマーゾフの兄弟より、遥かに読みやすいです。なにせ、主人公の二人の視点から周囲の人々は描写されるだけで、それほど重要人物というわけでも… 世間一般的な、人の不幸を嘲笑うタイプや、金で態度を変える人物等が登場しますが、彼らの名前を憶えなきゃ物語が理解出来ない訳でもなく…
マカールの仕事内容は清書をすること。安月給で、下宿先ではキッチン横の部屋とも呼べないような狭い場所を間借りしている。それでも18歳の遠い親戚らしい少女に恋をし、せっせと💌手紙を書いている。最初の方では、ぱっとしない文章(翻訳でも、それと分かるように訳しているところが凄い!)で少女への想いや下宿人たちのことが描写されている。
一方、18歳の少女は…といえば、こちらは教養はあり、本も沢山読んでいる。文章力もある。 そんな彼女は手紙の中で、彼にお勧めの本を紹介している。彼女に貸してもらった本を読み、💌を書き続けることで、マカールは自己を見つめ、心の拠り所とし、何より手紙の内容や文章力、描写力も、文通を重ねるごとに文学的に変化していく。その過程も楽しめます。
彼と彼女は近くに住みながら、実際に会ってお互いの顔を見るのは教会のミサのみ。ルワーラの方は「おいでになって」と手紙の中で招待しようとするのですが、40代男、マカールは、世間体を気にして…それでも物語の後半では二人のことが大の噂になり…おっと、これ以上は言わない方が良いですね。
自分の愛は父親の娘に対する愛情のようなもの、と言い訳しながら、お給料の前借をしてまで貢いで… 彼女の方も、そんなマカールを案じており…この世で唯一のお友達、とまで書いている。
それなのに、何なのだ? あの結末は⁉
貧しい人々の生活ぶりを通じ、あの時代のロシアを描写した小説であり、純粋に恋愛小説としても楽しめる内容でした。最後は ”彼女の決断、行動” が、私には腑に落ちないけれど…