水性ボールペン(黒)と水彩を使って雨の横断歩道を描きました。
前々々回(21.8.9付)拙ブログ「柴崎春通先生の点景人物の練習」の実践編であります。
教本では、この雨の横断歩道の模様が実にあっさりと爽やかに描かれています。
まさに真夏の清涼剤といった感じです。
大きな構図は教本に依りましたが、点景(添景)した人物は当方で勝手に描きました。
中央の母娘は姪っ子家族を思い浮かべながらであったり、
左端、老夫婦、荷物を奥さんの方に持たせ自分は傘を差しだすだけの夫だったり、
右端遠くの女性二人、久しぶりに会って会話に夢中になっている姿であったり
・・・のつもりであります。
因みに老夫婦は、その姿、容、そして何よりその行動内容からして私どもではありません。
先にも書きましたが、“端的に、あっさり”というのは実に難しいものです。
かたどりにしろ、色を乗せるにしろ、そのエキスのエキスを絞り込んでの表現で、
結局数をこなすしかありません。
かたどりにしろ、色を乗せるにしろ、そのエキスのエキスを絞り込んでの表現で、
結局数をこなすしかありません。
しばらく人物のデッサン力のアップに傾注したいと思います。
[補記]
8.2付拙ブログで「祈」の字をアップしていましたが、
大手術を受けた親類の者は1ケ月の入院を終え、先日無事退院できました。
担当の医療関係者の方々に心からお礼申し上げますとともに、
お見舞い下さった方々、ご心配いただいた方々に厚くお礼申し上げます。
コメントを読みながら成程と思ったり、色々想像したり、思わず笑ったりでした。
親類の方、無事退院されて本当に良かったですね。
この絵に描かれている人それぞれの仕草からその日常を思い浮かべることができるのも、作者が手掛けてるデッサン練習の成果なのでしょう。
全体のぼかし、背景、色合い、特に歩道に移る影など、さりげなく描かれ、見るだけで疲れが取れる癒しの作品だと思いました。